依頼人は元冒険者の祖父をもつ呉服店の主。ある日実家の倉庫を整理していたとき一枚の地図を見つけます。
それと一緒に祖父の手紙を発見します。手紙によると地図は祖父の隠した宝の地図。びっくりした店主は周りの人間に相談します。ですが良い意見がでず、結局保留と言う形に。
 そして店のほうが忙しくなってき、店主は地図のことなんてすっかり忘れていました。が三日ほど前にその地図を見せて欲しいという男が現れました。男は祖父の隠し子の息子、つまり孫にあたるのだと説明し、祖父の残したものならば自分にも所有権はあるよね、と言って見ていた地図をさっと懐にしまい去っていってしまいました。
呆気にとられた店主はしばらく動けないでいましたが、よく考えたら胡散臭い、地図が盗まれたのではないか?と追いかけましたが捕まらない。
翌日官憲の手を借りてようやく取り返すことに成功しました。が、隠し子の息子は地図の写しを取っていたらしくその地図を冒険者に渡し、宝を取ってくることを依頼したそうです。これを聞いた店主はあんな胡散臭い男に取られては大変、と依頼するに至りました。


街で手に入る情報
 1、依頼人の祖父の事(ギルド、依頼人宅の付近住人)    ・多額の借金があった。赤紙も貼られていたようなので隠し財産があるとは考えにくい。
   ・亡くなった奥さんの方の親戚に騙されて借金をしたらしい。
   ・元冒険者、職業は学者兼盗賊。
 2、相手冒険者のこと(相手の宿屋、ギルド)
   ・パーティー人数、職業、階梯など。
   ・評判などは問題なし、ごく普通の冒険者。
 3、洞窟周辺のこと(ギルド、ハンターギルド、学院)
   ・100年ほど前には鉱山があった。しかし地盤があまり安定していなかったらしく事故が多発したらしい。洞窟っていったらそこのことだろうか。
   ・最近山賊が出没しているらしい。
   ・妖魔、野生の獣も住み着いている。
   ・狩りの場としても良い、が山賊が出るようになったので困っている。
   ・その山賊はどうやらオランで盗品などを現金に換えているらしい。なので門でボディーチェックを行うなどの対策が行われている。(後半は街など、前半はギルドのみ)
   ・鉱山に辿り着く目印として一本の大きな木が用いられていた。そこから東に行くらしい。

流れ
 ・共通
  依頼人登場→翌朝出発→情報収集→門でボディーチェック。このとき相手側が役人に袖の下、PL側のものだけ異様に時間がかかる(妨害1)→約一日かけて移動→直に山へor鉱山近くの村→直に山だと夜の間に妨害工作として周りにトラップが設置される。気づくかチェックを。→森探索(村泊まりだと情報収集ののち)→この時点で良い行動を選択し続けられていると何の問題もなく洞窟へ。相手よりも先に到着ルートへ。そうでなければ追跡形に。

 ・早くついた場合
  基本的に山賊のアジトとなってしまった鉱山内を探索するシナリオに。
  洞窟内に人の住んでいる気配を散りばめる。部屋情報をいじってでも拷問部屋っぽい怪しい部屋を発見させておく。
  目的の物を見つける一歩手前あたりでもう一組の冒険者が捕まって連れられてくるイベントを。
  救出作戦を展開するような展開に持ってゆけたら。

 ・遅かった場合
  捕らえられた相手側の冒険者を救うのがメイン。この場合渡したマップはいじらない方が良いか?
  目印の大きな木の所で山賊に襲われているのを目撃。それを追って洞窟へor洞窟に向かう途中に争った痕跡、洞窟内に入って行く足跡などを発見。