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ベストフレンド


アンジェ&レイチェル

「どぉしたのよ?その、赤い目はぁ?!」シトラスの香りをま
とって、レイチェルは、形の整った鼻を、アンジェの、目の前
に、突き出した。
「そんな顔で、学芸館へ行くつもりなの?ちょっと、私の部屋
にいらっしゃいよ!なんとか、その、腫れた瞼を、どうにかし
てあげるからぁ!」
レイチェルは、アンジェの、腕を引っ張って、自分の部屋に、
連れ込んだ。

「さっ、これ、飲んで。」花びらのような形をしたティーカッ
プから、甘い香りが、漂う。「ジャスミンティーよ。いい香り
でしょう?」アンジェは、にっこりと、ほほえんだ。
「クラヴィス様と、何かあったんでしょう?」レイチェルは、
心配そうに、アンジェを、見つめた。アンジェは、小さく頷く
。「私、自分の気持ちが解らないの。クラヴィス様のことは、
とっても、好きよ。でも、いざとなると、急に怖くなってしま
うの。だって!」
「、、、だって、なによ?」
「あの、その、、、。」
「あーっ、もうっ!あんたって、イライラさせるわね
、つまり、下手なことをして、クリヴィス様に、嫌われたくな
いってんでしょう?」
アンジェは、顔を赤らめながら、頷いた。
その恥じらうアンジェの様子に、レイチェルはドキっ!としつつ、
「私が、教えてあげるわよ、、、。」
と、レイチェルは、アンジェの頬に、キスを、した。


ふたりは、セミダブルのベットの上に腰掛け、向かいあって
見つめあっている。
「唇を、少し、半開きにしてね、そう、、、さぁ、目をつむって。」
レイチェルは、ふっくらとして、小さなアンジェの唇に、唇をつけた。
「んっ、、、、んん。」
アンジェは無意識に、離れようとするが、レイチェルが、両
手で頬を挟んでいて、動きづらい。アンジェの、肩が、震
えている。
「可愛い。」レイチェルは、優しく、舌をからませ
た。
「んっ、、、はぁっ。」アンジェも、次第に気持ち良くな
ってきて、レイチェルの舌に、からみついてくる。
「ああ、レイチェル、、、。」レイチェルは、首筋へと、移動した。
と、その時、アンジェの、体が、激しく、震え始めた。
「ぷっ、くくくく。」
「くくくく!?」レイチェルが顔をあげると、アンジェは、
目を固くつむって、笑いをこらえている。
「なによー!」
「だって、くすぐったいんだもん。ふふふ。」
「もぉ!知らないっ!!ひとが、親切にやってたら、、、
やーめたっ!」
「あ、レイチェル、ごめんなさい。見捨てないでよぉ。」
「知らないよーだっ!」
「、、、それじゃあ、最後に、もう一度、キスしてよ。」
アンジェは頬を赤らめながら、口をとがらせる。
「それで、いいんだよ。」
「えっ!?」
「そうやって素直な気持ちを、クラヴィス様に、伝えればいいのよ。」
「、、、うん!レイチェル。」
「さぁてと、学芸館へ行こうっと。」
「え〜、レイチェルも、行くの?」
「なによ?わるい?」
「いや、あの、その、、、。」
「だぁ〜、もう、あんたって、イライラさせるわねー。先に、行くわよ!」
「あっ、待ってよー!レイチェルーっ!」
レイチェルの部屋には、ジャスミンの甘美な香りが、漂っていた、、、。


fin


この作品は、今あるHPをリニューアルする前に、書いたものです。
いやぁ〜、改めて読むと、、、はずかしい〜っ!(*^^*)
これも、ぶいちゃまが、HDにとってたのを、送ってくれました。
どうもありがとう!みなさま、また、遊びにきてね!


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