転生


アリオス.アンジェ栗.セイラン

セイランは、その、見覚えのある銀の髪の、男を、睨みつけた。
そして、そのまま、小屋から、出ていった、、、

「あ、お帰りなさいまし、セイラン様。」アリオスは、
エプロンで、手を、ふきふきしながら、セイランを、出迎えた。
「やぁ、久しぶりだね。また、しばらく、世話になるよ。」
セイランは、にっこりとアリオスに、笑いかけた。心なしか、
アリオスは、頬を、赤らめた。
「そんな、世話になってるのは、俺の方っすよ。素性も解らない
記憶喪失の俺に、こんなに優しくしてもらって!おまけに、
この小屋の、番人として働かせてもらって、ほんと、
感謝しているんですよ。」
「本当かな?君は、記憶が戻らなくても、いいと?!」
セイランは、少し、悪戯っぽく笑うと、アリオスの、腰に、
手を、回すと、顔を、近付けた。セイランの、汐ナツメの
香りが、アリオスの鼻を、くすぐる。
「、、、はい、、、俺は、、、あなたが、旅からここへ、
戻って来てくれることが、うれし、、、あぁ、、、。」
セイランの、舌は、アリオスの首筋を、這っている。
「でも、僕は、君が、記憶を、取り戻す時の、顔が、
見てみたいけどね、、、。」セイランは、アリオスに、キスを
した。「、、、意地悪ですね、、、。」アリオスは、
セイランの、愛撫をうけながら、ぼんやりと思った、、、

「俺は、何か、し忘れているような気がする、、、。」

しかし、それが、なんだったのか?彼は、どうしても、
思い出せなかった、、、。

fin


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