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少女雑誌連載の為、男の子はあまり読んでいないかも知れません。
その事が人生でほんのちょっぴり損をしているかもと思わせるような良作です。
簡単なあらすじは、身寄りのない女子高生「透」がひょんなことから同級生「草摩由希」君のうちに居候することに、、、。
しかし「草摩」君一族には異性に抱かれると「十二支」に変身してしまうのです。
この作品の魅力はそういった設定と言うよりも、その登場人物ひとりひとりの心の動きと言ったことが大きいと思う。
誰もが持っている心の中のちいさな「棘」それは触れたくなかったり取り去ってしまいたい物だったりします。
でも主人公の「透」は哀しいまでにすなおに周りの人のことを感じて考えて自分なりに受け止めようとします。
「透」の周りの人々も、ときには自分の「棘」に傷つき、ときには抗いながら触れ合っていく。その事こそがこのストーリーの最大の魅力だと思います。



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