* * * お肌にイイのは弱酸性? アルカリ性?* * *


スキンケア商品には、弱酸性のものとアルカリ性のものがあります。
どちらが良いか悪いかというのは、問題でなないのです。それよりも、添加物が入っておらず、ご自分のお肌に合うかということが大切です。

酸性は、皮膚を収斂させたり、皮脂や汗の分泌を抑制したりすると言われています。

アルカリ性は、皮膚を柔らかくし、水分を保有し、しっとりさせ、汚れを落とすと言われています。


いずれにせよ、皮膚は弱酸性から弱アルカリ性の範囲であれば、中和する能力(復元)する能力があります。
実はペーハーはお肌のトラブルとはあまり関係がないのです。ペーハーは5.5〜10.5の間であれば問題ありません。
それよりもトラブルになりがちなのは、化粧品を酸性にするために含まれる「添加物」です。これがお肌を傷める本当の 原因になっています。
自然派化粧品の世界的権威であるオーブリー・ハンプトン氏(化学者、ハーブ研究者)をはじめ、このことを発表している 専門家の方は何人もいらっしゃいます。

お肌のphについて少しお話しします。

そもそも生命誕生の源である海は、雨(酸性)が降ってできたものと考えられています。その後海はアルカリ性に 傾きました。そして、生物が誕生したと言われています。現在の海もアルカリです。
生物誕生の海とされている海がアルカリ性だということは、ヒトの生命誕生ととても似ています。
母親の胎内にいる赤ちゃんは、羊水という液体で守られて成長していきます。
その羊水は弱アルカリ性だということは、お子さんをお産みになったお母さんならご存知の方も 多いかと思います。
うらやましくなるような赤ちゃんのお肌は弱アルカリ性の状態です。
そして、生まれてすぐに中性に傾き、汗や皮膚から出る老廃物などによって、弱酸性へと 移行していくそうです。

生まれたての赤ちゃんがアトピー性皮膚炎になっているのは、この羊水が汚れているためと言われています。 (飲み水、食べ物なのど影響)

日本の『3大美人の湯』と人気の温泉【群馬県 川中温泉】【和歌山県 龍神温泉】【島根県 湯の川温泉】 の共通点は、『弱アルカリ性』だということが、ある大学病院の調査でわかっています。特にカリウムイオンを含む温泉は皮膚の軟化効果が顕著です。 (これは、以前『あるある大辞典』でも放映されていましたね)

   
                        温泉地の看板

(日本には、2万6千もの温泉があります。酸性のものもアルカリ性のものもありますが、弱アルカリ性の温泉の数の方が はるかに多いようです。 酸性もアルカリ性も温泉には温泉法という法律のもと、両方とも慢性皮膚病に効果があると、認められています。 但し、強酸性、強アルカリ性はお肌に刺激が強いので、お肌の弱い方はご注意くださいとのことだそうです)

成人の体内には60%〜70%が水分と言われています。そして体内の体液は弱アルカリ性です。 体内をアルカリ性に保つために、体外に酸を放出し、その結果皮膚が弱酸性の状態になっています。
皮膚は弱酸性を保とうとしているというより、体内から酸を放出するために、体の一番外側の皮膚が 弱酸性になってしまっているようです。

皮膚の中和能は、アルカリ性の肌を弱酸性に戻す能力と考えられていますが、人間の体は酸を体外に排出するように なっているので、酸性に傾いてしまいます。皮膚が弱酸性に戻そうとしているわけではなく、体がアルカリ性を保つために、 酸を排出しているのですね。

古代から使われ続けてきている石けんが(アルカリ性)が2千年以上も使われ続けてきてるのは、アルカリ性の 安全性を証明しているとも言えいます。
またアルカリ性は、菌の繁殖を抑えますので、お肌の大敵である防腐剤を使用せずにスキンケア商品を作ることが可能になります。

酸性かアルカリ性か? Richskinではアルカリ性をお勧めしますが、一番いいのは、体、皮膚に害のあるもの、あるいは害がある恐れの あるものを一切含んでいない「無添加」のものです。そして、ご自分のお肌で確かめることです。体やお肌は正直なのでわかると思います。
ご自分のお肌に合ったスキンケア商品をお選びになることが、健康なお肌にとって大切なこですね。