【三田をランガン】

【日程】  :2003年7月5日(土)
【天候】  :曇り〜小雨
【場所】  :三田の野池(3箇所)
【同行者】 :お松

【レポート】

 この日は夕方にお松と三田で合流し、野池巡りに興じた。 前夜になって何とか夕方のみ都合がついたのでお松を呼び出した次第である。

 お互い時間が限られていることもあり、一つの野池で粘ることは避けたいところだが、 初めての土地で、いきなり秘境など見つけられる訳もなく、とりあえず目に付く野池を試す形で車を走らせた。 バス釣りを本格的に始めた頃、パラダイスを求めて淡路島を走り回った懐かしい記憶が蘇ってきた。

 まず山間部を走っている途中で、なかなか雰囲気が良い野池を見つけたが、反応は無かった。 まあ、無理もないだろうと覚悟はしていたが、2箇所目の池でお松に43.5cmの良いサイズがヒット!

Omatsu First Hit!
「あーびっくり!」の43.5cm

 「スーパースプークJr.」に出たそいつは、護岸際に付いていたのは分かっていたが、 私のセンコーの誘惑には目もくれず、TOPにかぶりつきやがった。なんと「男らしい」 バスであろうか!会話しながらルアーを引いていたら足元で「どばっ!」と出たので、 2人して「うわわっ!」と、情けない声を出してしまった。

 そんなこんなで日も暮れかかってきた頃、3箇所目の池に到着。周囲も薄暗くなって、夕マヅメの勝負時と判断し、 「バニー54」を結んでキャスト!昨年からのお気に入りで、野池を手返し良く 探るのにはうってつけのプラグである。 (というか、暗くなると、ノイジーとか、スイッシャーのようにある程度 引き応えがあって、アクションを目で確認しなくても動いてくれるプラグに偏ってくる。楽しちゃいかんのだけどね…)

 狙い通り(ウソ)2投目にヒット!しかし、お松の方を向いて喋っていた為、バイトの瞬間を見逃す。 (来ると思ってなかった)サイズは30cm中頃で、なかなか良い抵抗を見せてくれた。

Taku Hit!
うれしい1匹目がヒット!

 気を良くして、同じポイントを攻めていたら、数分後に2匹目がヒット!今度はバイトの瞬間が見えた。 ああ、気持ち良い!少しの間抵抗してくれたバスのサイズは35cm!実は今シーズン最大サイズであるのだが、 前の週にお松が釣った51.5cmを思うと少し複雑な気分である。

Taku 2nd!
納得の2本目!

 それでも、初めての土地で短時間に2匹もキャッチできるとは思ってもみなかったので、 嬉しい気持ちの方が勝っていた。

 しばらく付近を攻めてみたものの、反応がなくなったので、暗がりの中、お松の様子を見に行ったら、 4バイト2キャッチと、彼もまた良い結果に恵まれていた。 直前に降った大雨が活性を上げたのであろうか?

 調子に乗って、夕食後、再度同じ池を訪れてみたが、今度は打って変わって反応無し。 少し粘ろうと試みたが、蚊の猛攻に遭ってギブアップ! (両腕が凸凹になるまで刺されてしまった)

 なんとも慌しい釣行であったが、たまにはこういうのも良いものである。考えてみたら、 学生の頃は、講義とバイトの合間にチャリンコ漕いで近所の野池で釣っていたのだ。 今回の釣行などは、まさにそういったパターンを、はるばる三田まで車で走って再現しているようであった。 あの頃はお金カノジョも無い、絵に描いたような 「3ナイずくし」のさえない苦学生だったけど、時間的には遥かに 恵まれていたんだろうね。(痩せてたしね)

 あれから十数年、貧乏は相変わらずであるが、何時の間にやら三食に困らないだけの収入、車、 そして家族を得て…と同時に色々なしがらみにがんじがらめにされている自分がいた。僅か2時間余りの 釣行時間を捻出するのに四苦八苦している有様である。今更ながら過ぎ去った時間がいかに貴重なモノであったかを 思い知らされる。

 少しセンチになりながら、車中で時計を見ると10時前。帰宅して片付けを終えたら12時か? 今夜は三田での釣行結果と阪神タイガースの勝利を肴に美味しいビールを飲むとしよう。


【最終結果】

メンバー名 釣果 使用ロッド 使用リール
お松 3匹 シャウラ1581F(シマノ) メタニウムXT(シマノ)
タク 2匹 TD−601−3RB(ダイワ)
アンタレス(シマノ)