Tsuyoshi SHINJO #5
新庄剛志
San Francisco GIANTS
2000年12月・メッツと契約
1972年1月28日生 右投右打 180センチ 72キロ 福岡出身
【タイトル】なし

1989年にドラフト5位で阪神タイガースに指名され、プロの世界に足を踏み入れた新庄。高校3年夏の県大会の決勝戦では敗れてしまい甲子園には出場できなかったが、サイクルヒットを記録し、その打撃のセンスは折り紙付きだった。プロ3年目の1992年には1軍に昇格し、初スタメン初打席の初球をホームランするという強運ぶりを見せつけた。これで勢いに乗り、一気にスターダムへのし上がり、人気をかっさらってしまった

億を超える年俸の提示を蹴り、メジャー最低年棒の20万ドルで契約。一応、3年契約を結びはしたが、その契約はメッツサイドから違約金を払えばうち切ることも可能という、新庄にとっては綱渡りの契約といえた。しかし、新庄は決断したのである。この発言から1週間後にはメッツの本拠地、シェイスタジアムで正式契約を結んだ。その後も結婚に加え、フェラーリをインターネットオークションに出すなど、オフの話題提供(生活のため?)には事欠かなかった(ちなみにフェラーリに買い手はつかなかった)。
常にプラス思考で前進する新庄は戦線復帰後、打撃に守備に大活躍。開幕から低迷していたメッツも勢いを取り戻し、それはまるで逆転優勝も可能といえるほどの勝ちぶりだった。勝負強い打撃を見せる新庄がチームの4番に座ることもあった。こうして新庄のメジャー1年目は123試合に出場し、打率.268、10HR、56打点という成績に終わった。本人も充分に満足した1年と振り返っている。

突然のジャイアンツ移籍も、レフトにボンズ、ライトにレジー・サンダースが入り、新庄はセンターを守る予定になっている。ジャイアンツサイドも新庄の人気ぶりに注目し、大きく売り出そうとしている。新庄からは「メジャーリーグナンバー1の外野手になる」という力強い言葉も聞かれる。果たして彼の言うメジャーリーグナンバー1とは何か。今後も温かく見守っていかなければならない