はじめに
概要
目的
プログラム
システム



始めに・・・
今まで中部研は中部地区内のそれぞれの地区が、当番のように順番に持ち回りで一年ごと計画・運営を担当してきました。
しかし現実的にはシニアリーダーが存続している数箇所の地区で一年ごと交代のようなカタチになってしまっていました。
それまで中部地区内での交流は、ごく限られた仲の良い地区同士を除いてほとんど無いに等しく、隣町のリーダースクラブがどんな活動をしているのか、そもそもリーダースクラブが存在するのかすらも把握できていない状態でした。
そんな状況の中でもいろいろな研修会などを繰り返すうちにいろいろな地区のリーダースクラブの様子が県のリーダースクラブ連絡協議会の方にも徐々に見え始めてきました。
シニアリーダーは居なくても中高生はしっかり活動している地区。
これから活動を創めたい、盛り上げていきたい、勢いのある地区。
そんな地区はけっこうあるんだ、ということがわかってきたのです。
私たち連絡協議会ではそんなみなさんの地区と仲良くなりたい、と思いました。
仲良くなって交流して、いろんな知識や技術を交換し合って、共に成長していきたいと思いました
そんな思いで中部研は運営されています。
中部研がそのために皆さんのお役に立てたら幸いです。



概要・・・
中部研は子ども会の主催事業です。
それぞれの市町村子ども会で活動するジュニアリーダーが一同に集い、研修・交流をして自分たちの活動にフィードバックしてもらうために年一回開催されています。
例年一泊二日の日程で30〜50人ほどのジュニアリーダーや一般参加の中高生たちが集まります。
主になって企画・運営をしているのは県のリーダースクラブ連絡協議会の中部地区会が募集する実行委員会になったシニアリーダーみなさんです。



目的・・・

中部研には大きく分けて3つの目的があります。
○中部地区のジュニアリーダーの実力アップ
これは当たり前ですね(笑)。
参加してくれた人がなんらかのカタチで「役にたった」と思うことができる、そのための研修会です。
参加者一人一人の実力がアップすることで中部地区全体のレベルアップにもつながると思います。
○中部地区のシニアリーダー(ジュニア卒業以上)の実力アップ
研修会というと「研修生」とよばれる、いわゆる参加者(中高生の)だけが何かを勉強する、みたいなイメージがありますが、中部研ではスタッフも一緒に勉強しています。
また、2005年度(だったと思う・・・)には静岡県で「関ブロ」が開催されます。その関ブロのスタッフになれる人材を育成する場でもあります。
○中部地区内の各リーダースクラブの交流
上にも書きましたが周りのリーダースクラブと交流することは大切だと思います。自分たちのリーダースクラブだけでがんばっていても、いずれ視野の広がりに限界がきてしまうでしょう。
それに「県リーダースクラブ連絡協議会」が主催している以上、交流推進ははずせない、という意見もありますし・・・(笑)。



プログラム・・・
H13年度のプログラムには特徴があります。
一日目のプログラムだけ見ると「飯ごう炊飯」や「キャンプファイヤー」など、あまり研修会らしくない内容です。
これらは、例えば飯ごう炊飯そのものが主な研修なのではなく、全ては二日目の「他人紹介」につながっています。
さらに飯ごう炊飯やキャンプファイヤーなどのプログラム中だけでなく、自己紹介やファイヤーの打ち合わせの時、またご飯を食べる時や夜寝る時など、初日からの日常生活全てが「他人紹介」の材料になります。
このような活動を“班”という集団でこなしていく中で、自分の仲間がどんな人物なのかが見えてくるでしょう。その仲間の人物像をよく観察し、良いところ・直した方がイイところ、見習いたいところやそうではないところなどを他人紹介というカタチで振り返ります。
そうした仲間の人物像をしっかりと見つめていく中で、自分の理想や目標をみつけていく、それがこのプログラムの狙いです。
今年度もコンセプトとしては同じようなプログラムになります。



システム・・・
中部研は上記のようなプログラムを運営するにあたって、ちょっとした工夫をしました。
○ワークショップ
中部研ではワークショップという考え方を取り入れました。
ワークショップというのは


「特に講師や教科書を持たず、
 参加者同士がお互いに教え学びあう学習集団」

のことです。
近年子ども会や少年・青年団体に限らず様々な分野・団体で用いられている手法ですが、その目的によって解釈や運営方法は千差万別のようです。
子ども会は地域に密着した活動であり、それぞれの地域の事情で活動形態や理想までもが異なってくる場合が多々あります。
中部研は広域の研修会ですので、多数の異なった思想の地区のリーダーが参加します。
運営者側が「リーダーとは○○であるべきだ」と言っても参加者全てに通用するとは限りません。
参加した本人が活動を通じて自ら感じ取り、考え、学ぶ姿勢が重要であり、またそれを手助けする為の研修会なのです。
○班長がリーダーシップをとる
班長がリーダーシップをとるというのは当たり前のことですが、班付きリーダーが存在する研修会では意外と実践されていなかったのではないでしょうか。
この研修会では班長さんがリーダーシップをとるという当たり前の事をあらためて明確に意識してもらい、ワークショップという狙いをよりハッキリと実感できるようにしました。
○「班付きリーダー」ではなく「シニアリーダー」
例年中部研では中高生の研修生は6〜10人くらいの班に分かれて活動してきたわけですが、この班には「班付きリーダー」と呼ばれる青年リーダーが1〜2人専属で付いて助言指導をしていました。
班付きリーダーというと、班員からは一歩離れた、また一段上の存在というイメージがありますが、これを改めより身近な存在として「シニアリーダー」という名前で班の一員として活動しました。

班の一員といっても指導助言はぬかりなく行う、ただし上からモノを言うのではない、そんな存在です。






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