渡良瀬にこにこサークル通信

600号
 

2002. 3. 8 発行

文責 山中伸之
 
 
例会報告⑤
 

本当にみんなちがってみんないい
 

のか!
 
 よくないのである。違いがあっていい場合もあるのである。授業で取り上げた違いは、
本人の意志の及び難いことで、法律や道徳に反しないことがらが中心である。つまり、そ
れはすでに、

違っていていい違い。あらかじめ認められている違い
 
である。認められる違いならば「みんなちがってみんないい」だろう。
 しかし、それが全ての差異に当てはまるわけではない。
 近年の教育は個性尊重のかけ声が喧しく、その関係で違いを際だたせ、違いを認め、他
と違うことを求め、他と違いのある人間を評価するような傾向にある。
 しかし、何でもかんでも他と違えばいいというのではない。
 同じ場所に生きる人間として、同じ年代の人間として、同じ国籍を持つ人間として、共
通に持っているべきことがらは多いはずである。その共通の土台の上に違いが乗るのであ
る。安易な個性礼賛は戒めねばならない。まずは共通の土台をきちんと作ってやること、
常識をしっかりと身に付けさせることこそ、教育がやるべき仕事である。
 さらに言えば、横並びの指導では個性が育たないとか個性が伸びないとかと言われるが
、堂々と主張できる個性とは、抑えても抑えても抑えきれずに、わずかのすき間をついて
あふれ出てくる大きな力を備えているものである。今の学校で言われている個性など、「
わがまま」「常識しらず」「自分勝手」「単なる思いつき」のようなものがほとんどであ
ろう。
 個性が育たないと反論する教師よ、本物の個性を育ててみよ。本物の個性が育つシステ
ムを教育の中に作ってみよ!
(4)篤行善行表彰祝辞………………………………………………………西村
(5)平成13年度藤岡町障害児学級手をつなぐ親の会総会あいさつ…西村
(6)理科展挨拶………………………………………………………………西村
 指導主事だからこういう仕事が多くなるのだろう。
 一ひねり加えて、あいさつ文作成マニュアルでも作ってくれるとおもしろいしありがたい。
(7)体育通信「年座」No59〜No60………………………………平塚
 ネット上で長縄跳びの記録の交歓が行われている。ものすごい回数を跳ぶ学校があるそ
うで、1秒間に2回以上跳ぶ計算になる。こうなると、縄は短くして回す必要が出てくる
。で、それって長縄跳びなのかという疑問も出てくる。
(8)学年通信「ハンドベル」No73〜No74………………………平塚
(9)発見タイム活動一覧……………………………………………………平塚
(10)道徳授業記録「日本一のお母さん」…………………………………平塚
(11)「四年一組物語」授業計画 ……………………………………………山中
(11)国語授業記録「四年一組物語」第3時〜第4時……………………山中
(12)国語授業記録「体を守る仕組み」第3時〜第6時…………………山中
(13)「方言と共通語」指導計画 ……………………………………………山中
(14)   〃    授業記録 ……………………………………………山中
(15)栃木弁問題集……………………………………………………………山中
(16)研究通信No69〜No75 誠之小見聞録………………………山中
 以上のものはほとんど検討されなかった。
 時間がなかったこともあるが、出席者も少なく盛り上がりに欠けたということもある。
 
 ところで、通信が600号を数えたことでもあるし、何かイベントをやろう!
 
次回の例会 4月1日(月) 7:00〜 じょりんぼ