┌───────────────────────┐ │渡良瀬にこにこサークル通信 │2001. 12. 7 発行 │ │ │ 579号 │文責 山中伸之 └───────────────────────┘ 例会報告 ⑨ (15) 20年目研修資料校内実践研修 山中は資料にこう書いた。 ┌─────────────────────────────────┐ │ 情報教育というと安易にコンピュータに流れがちだが,現在のコンピュ│ │ータはまだまだ道具としての域を脱しておらず,その意味では,もっと基│ │本的な情報操作能力を養わねばならないと言える。いかにインターネット│ │を介して情報を入手しようとも,その情報を生かす力が備わっていなけれ│ │ば,情報の価値は半減する。「情報教育=コンピュータ」という図式は見│ │直されねばならないだろう。 │ └─────────────────────────────────┘ 情報操作能力をきちんと定義せずに用いているのは申し訳ない。言いたいこ とは、描画ソフトで絵を描くことが情報教育ではないだろうということである。 パソコンを操作すれば情報教育だという考えは安易に過ぎる。 (16)4年国語新聞比べ 2種類の新聞の同じ事柄に関する記事を比較して表にまとめたもの。授業の 資料として用いた。 (17)4年国語漢字練習プリント 漢字スキルを真似た自作資料。 (18)4年国語「漢字辞典の使い方」実践記録① (19)4年国語「漢字辞典の使い方」実践記録② 国語教育であっても、このようにきちんとした技術を教える分野ではスモー ルステップは不可欠である。 「①段階をおって指示を出す→②全員ができているか確認する→③できてい ない児童へ指導→④習熟のために繰り返し」である。①は教材研究の分野であ り、②は教授技術の分野である。③④を行う教師は多いが、①②をきちんと行 う教師は少ない。 山中の場合、 ①漢字辞典の部首索引のページを開かせる。(確認) ②部首の説明。見つける漢字の提示。 ③当該漢字の部首を知らせる。 ④部首索引でその部首を指差す。(確認) ⑤ページを確かめる。 ⑥ページを開かせる。 ⑦画数による検索方法の説明。指差し。(確認) ⑧当該漢字の画数確かめ。 ⑨検索。(確認) ⑩①〜⑨を数回繰り返す。 という流れで指導した。部首索引による検索方法は、ここまでの指導で、8割 以上の児童が理解していた。 (20)4年国語「一つの花」指導計画 2年前に行った実践記録を元にして、発問を改良(?)しながら指導計画を 立ててみた。例会では、主として発問について、活発に意見が交わされた。こ のように、いろいろな角度からの検討に耐える文章は、教材としてもよいもの であると言っていいだろう。あとは実践である。 (21)詩「わたしって何だろう?」 (22)詩「わたしって何だろう?」授業案 (23)本の紹介「バーバラ・ハリスの臨死体験」 (24)本の紹介「死ぬ瞬間のメッセージ」 (25)本の紹介「人生は廻る輪のように」 「わたしって何だろう?」は自己について詩形式で語り、友達当てをするも の、本の紹介はコメントなし。