「学級しょうかい」 第3時

説明 1  昨日は、司会者の進行の仕方で、反対意見を聞くということ、それから、他
の人は司会者に指されたらしゃべると言うこと、指されていない人はじっと黙
っているということを勉強しました。
 今日は、昨日勉強したことを使って、また話し合いをしてみます。

指示 1  では、今日の司会者の人、議題を決めてグループの人に教えてあげてくださ
い。

 議題が周知されたら、話し合いを始める。時間は、5分。これを司会者を変えて2回行
った

発問 1  今話し合いをしていて、何か困ったことがありませんでしたか? 困ったこ
とがあったら発表してください。

 児童から次の意見が出された。
① 司会者の進行で、何も意見が出なくなってしまう。
② 司会者が何か言っても、隣り同士でしゃべっていて聞いてくれない。
③ 意見を言う時に笑っているので聞こえない。
④ 話がどんどん関係のない方へ行ってしまう。

発問 2  意見が出なくなってしまった時には、どんなふうにしたらいいでしょうか。
何かアイディアがありますか。

児童1:賛成意見を言えばいい。
教師1:反対意見だけでなく、賛成意見を言うということですね。
児童2:………。
教師2:それから、隣同士でちょっと話し合ってもらうといいですね。隣同士で話してい
    ると、案外アイディアがひらめくものです。
教師3:隣り同士でしゃべっている時にはどうしたらいいでしょうか。
児童3:しゃべっている人の名前を呼ぶ。
教師4:これはとても有効な方法ですね。司会者は、話を聞いていない人がいたら、きち
    んと注意しなければいけません。これも司会者の仕事です。
教師5:話がどんどん関係のかい方へいかないようにするには、どうしたらいいでしょう
    か。
児童5:今は「何々について話し合っています」と言えばいいと思う。
児童6:議題をもう一回読んで、これについて話し合っていることを言えばいい。
教師6:そうやって、今何について話し合っているのかを確かめて、ずれている時にはき
    ちんと言うことも司会者の仕事の一つですね。
教師7:それから、司会者の人がずっと記録をとっていますが、あまり詳しく書いている
    と、司会者の仕事が分からなくなりますから、司会者のメモはあまり詳しく書か
    ないようにします。
教師8:また、他の人の意見を聞いたら、必ずその意見に対して、「ぼくも同じです」と
    か「ぼくは違う意見です」とかと言ってから、自分の意見を言うようにするとい
    いですね。そうすると、話がずれていくことがあまりなくなります。

指示 2  では、今出されたことを生かして話し合いを続けましょう。次に司会者にな
る人は議題を選んでください。

 以下、全員が司会を経験するまで継続して終わり。