4年国語 実践報告22−①
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│単元名 │一つの花                             │
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│配当時間│1/                               │
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 一読後感想を書いた。
 児童の感想の中から、解釈が含まれているものを紹介する。感想の一部である。
●お母さんとお父さんのにぎりめしを全部たべちゃうなんて、お父さんやお母さんはすご
くかまんしていてゆみ子さんがかわいいからお父さんとお母さんはにぎりめしを全部あげ
たと思います。
●お父さんはセンソウに行くときどんな気持ちだったのか。ぼくだったらお父さんは「さ
ようなら」と思って戦争に行ったのだと思います。
●お父さんがコスモスの花をあげたとき、どう思ったのか。ぼくだったらお父さんはこれ
をあげるからもう泣かないでと思ったと思います。
●さいごのわかれのときに一つのコスモスをわたしたとこです。ゆみ子はお父さんわすれ
てもコスモスをわたしたときはぜったいゆみ子はわすれないとおもいます。
●お父さんからコスモスをもらったのがそんなにうれしいのかな。でもせんそうの時は花
なんかなかったの?めずらしかったのかな?
●おさないゆみ子は、「ちょうだい。」はおぼえやすいのですが、「一つだけ」とゆうこ
とばは、さすがにいみをおぼえるのは、たいへんだと思います。でもゆみこだけではない
と思います。よそのおさない子でも、ちょうだいは、いみもかんたんだしことばもかんた
んだけど、「一つだけ。」は、いみも、ことばも、おさないこには、むずかしいと思いま
す。なぜなら、「ひとつだけ。」ということばのいみは、私ですらわすれたりするぐらい
です。それをおさない子が、りかいできるはずは、ありません。もしりかいできたら、そ
れはすごいと思い舞うs。でも、もしりかいしたとしたら、どんなこたえがでてくるのだ
ろうか。ゆみこはきっとおなかがすいてすいて、がまんがまいにちまいにちしていられな
くて、「一つだけちょうだい。」といったのでしょう。
●一つだけわたしにまよっている事がありそれはさいごのお父さんが心をこめて、わたし
た、一つだけしかないコスモスは、ゆみこは、どうしているんだろう。わたしはそうぞう
で、せんそうでなくなったお父さんが、心をこめて、わたしてくれたたいせつな花だから、
お父さんの写真と共にかざってあると思います。なぜなら、わたしは、お父さんの、にお
い…心…命…そして…、ゆみこ。一ばんだいじなのはかぞくです。
●お父さんは、ゆみ子にもうおにぎりやお豆はもうないから一輪のコスモスをやったら、
ゆみ子は、コスモスでも喜ぶのがうれしかったです。
●どうしてお母さんは、おにぎりとかを、あげちゃうのか。必要な物をどうして、あげち
ゃうのか。
●ゆみ子が「一つだけ。」と言うのは、お母さんの食べ物はなくてもいいから自分だけ他
食べられればいいと思っているからだと思います。
●お父さんは、体がじょうぶではないのに、戦争に行かなければならない日は「もうゆみ
子やお母さんに会えない」と思ったと思いました。一つの花を見つけたので一つのおにぎ
より大事なものだからあげたのかな。
●ゆみ子はなぜ一つだけというのか。私が思うにはお父さんが言ったように、一つだけの
よろこびも、ゆみ子には、わかっているからなのか。
●ぼくは、ゆみ子よりお父さんの方がかわいそうだと思います。その理由は、戦争へむり
やり行ったからです。そのあと、お父さんは10年たってもこないから死んだと思うけど、
ゆみ子は一つだけと言い、もらいまくっているからべつに、たいへんじゃないし、お父さ
んは、行ったから食べ物のわけまえがふえたし、けっきょくゆみ子は最後まで生きていた
から、ゆみ子の方が楽だったとぼくは、思っている。
●ゆみ子の家の庭にさいているコスモスは、きっとお父がくれたコスモスがたねが落ちて
さいたと思います。ゆみこの庭には、コスモスがいっぱいあってお父さんがくれたおまも
りみたいでいいなんと思います。
●一つだけの物とは、なにかとくべつな、ことばなのかゆみ子のきもちは、よく、わから
ないけど一つだけちょうだいとゆうきもちは、よくわかる。なにかがほしいときに「一つ
だけちょうだい。」とゆう。それがゆみ子の口ぐせ」でした。(略)
 でも、一つの花を、もらうとたべものよりもいいと思う。花は、かれるまできれいにさ
くからです。


 感想というよりも、疑問点を列記する児童が多かった。感想で一番多かったのは、「ゆ
み子はどうして『一つだけちょうだい』という言葉を最初に覚えたのか」という疑問と、
それに対する考えを述べたものだっだ。