4年国語 実践報告19−③ ┌────┬─────────────────────────────────┐ │単元名 │ローマ字 │ ├────┼─────────────────────────────────┤ │配当時間│3/3 │ └────┴─────────────────────────────────┘ B4判の上質紙を8等分した紙を一枚ずつ配る。 ┌─説明1──────────────────────────────────┐ │ 今から、お友達に手紙を書きます。誰に書くかというと、誰に書くかは分かりませ│ │ん。誰に書いてもいいようなことを書きます。ローマ字で書きます。簡単なことでい│ │いですよ。書いたら、最後に自分の名前を書いて、こちらに持ってきます。 │ └──────────────────────────────────────┘ ┌─指示1──────────────────────────────────┐ │ では、始めなさい。時間は10分です。 │ └──────────────────────────────────────┘ 児童は、ローマ字表と首っ引きで、何か文章を書いている。そのうち、いくつか質問が 出された。 S:わたしはの「は」は、「は」ですか? T:「わ」です。学校への「へ」も「え」です。 S:大文字を使って書いてもいいですか。 T:大文字で書いてもいいですよ。 ┌─説明2──────────────────────────────────┐ │ それから、例えば、bokuwaatamagaitaidesu(板書)って書│ │くと、とても読みにくいですよね。だから、ちょっと間をあけて、bokuwa a│ │tamaga itaidesuって書くと読みやすいですね。 │ └──────────────────────────────────────┘ 書くのが速い児童は5分くらいで書き終えて持ってくるが、遅い児童は時間がきても書 き終わらず、なかなか全員のが集まらなかった。 何とか、全員の手紙が集まってから、 ┌─説明3──────────────────────────────────┐ │ では、今からこの手紙を配ります。誰の手紙が誰のところに行くか分かりません。│ │手紙をもらったら、何て書いてあるかを読んで、裏側に返事を書いてください。返事│ │が書けたら、自分の名前を書いて相手の人に渡してあげます。 │ └──────────────────────────────────────┘ 集まった手紙をよくきって、機械的に配布していく。 児童はもらった手紙を、ローマ字表を頼りによんでいくが、 S:先生、読めません。これは何て書いてあるんですか。 という質問が数多く出された。 児童の書いたローマ字は、ローマ字表のローマ字のようにきっちりとした活字体にはな っていないので、慣れてくれば判断して読めるのだが、まだ慣れていない児童には読めな いものも多かったらしい。それらについてはだいたいを読んでやった。 ┌─指示2──────────────────────────────────┐ │ スタンプを持って来ている人は、それで名前を作って手紙におしてもいいですよ。│ └──────────────────────────────────────┘ スタンプというのは、児童が個人的にやっている、通信教育の教材についていたローマ 字の簡単な単語が書けるスタンプのことである。ローマ字の勉強をすると言った頃から、 スタンプを持ってきてもいいかという児童が多く、10名程度の児童がスタンプを教室に 持ってきていた。 スタンプを使って自分の名前を押すというのも意欲付けになっていいだろう。 手紙のやりとりで、ローマ字に少しは慣れることができたようである。 事前に購入していた、ローマ字練習ワークブックを配布し、名前をローマ字で書いて授 業を終えた。