４年国語　実践報告１８−①
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│単元名　│漢字の組み立て　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
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│配当時間│１／２　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
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　プリント２種を配布する。
┌─説明１──────────────────────────────────┐
│　今日は、このプリントを使って、漢字ゲームをやります。　　　　　　　　　　　│
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　歓声があがる。「これとこれを合わせるんだ」などの声がする。
┌─説明２──────────────────────────────────┐
│　今、２種類のプリントを配りました。隣の人と比べてごらんなさい。　　　　　　│
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┌─指示１──────────────────────────────────┐
│　ここに２４のマスがありますね。（プリントを提示しながら説明する）このマスの│
│左下のところに、小さく自分の出席番号を書きます。２４のマス全部に書きます。始│
│めなさい。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
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　後で切り取ってカードにした場合、必ず落としたりなくしたりする児童がいるので、そ
れを避けるために自分の出席番号を書いておく。こうするだけで、落ちたカードが本人に
きちんともどる。
┌─指示２──────────────────────────────────┐
│　全部書けた人は立ちなさい。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
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　書く場所を間違っている児童、プリント全体の左下に一つだけ書いている児童などは、
これで気づいて書き直している。
┌─指示３──────────────────────────────────┐
│　今から、これをはさみで切って、２４枚のカードにします。始めなさい。　　　　│
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　実際に切って見せながら、
┌─説明３──────────────────────────────────┐
│　こうやって最初に長く切ってから、一つずつ切り離すと早いですよ。　　　　　　│
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┌─指示４──────────────────────────────────┐
│　全部切れた人は立ちなさい。その人は周りの人を手伝ってあげなさい。　　　　　│
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┌─指示５──────────────────────────────────┐
│　手伝ってもらって切り終わった人も、立って周りの人を手伝ってあげなさい。　　│
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　全員が切り終わったのを確認した。
┌─指示６──────────────────────────────────┐
│　隣同士で、机を向かい合わせなさい。こういうふうに。　　　　　　　　　　　　│
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┌─説明４──────────────────────────────────┐
│　今から、ゲームの説明をします。まず、カードを机の上に全部広げます。このカー│
│ドをよく見ると、色が違うのですが分かりますか？（実はカードに切り離してしまう│
│とほとんど見分けがつかなくなってしまった）一人の人が、白い方のカードを１枚と│
│違う色のカードを一枚組み合わせて、漢字を一つ作ります。２枚のカードを重ねてこ│
│うして見ると（すかしてみる）、正しい漢字になっているかどうかが分かりますね。│
│一つの漢字を作ったら、今度はもう一人の人が同じように漢字を作ります。これをど│
│んどん繰り返していきます。もし間違った漢字を作ってしまったら、もう漢字が作れ│
│なくなったりしたら、その人が負けです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
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┌─指示７──────────────────────────────────┐
│　では始めましょう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
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　児童はやる気満々で取り組み始める。
┌─説明５──────────────────────────────────┐
│　ちょっとやめてください。考える時間を決めましょう。１，２，３，４，５，これ│
│くらいの間に取ることにしましょう。もう一人の人は数えてください。　　　　　　│
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　５秒くらいを制限時間としたが、ほとんどの児童がこれではとれていなかった。後に１
０秒に延長したが、スムーズにゲームが進行していないように思えた。どうも、漢字その
ものが出来上がってないらしい。そこで、
┌─指示８──────────────────────────────────┐
│　一回やめます。まず、カードを組み合わせて漢字を２４個作ってください。カード│
│はぴったり重ねて漢字になるように作ってください。こういう漢字もできますが、　│
│（例示）これはぴったり重なっていませんね。これだと、後でカードが足りなくなっ│
│てしまいます。では、２４の漢字を作ってみましょう。　　　　　　　　　　　　　│
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　始まったのはいいが、まだ学習していない文字も若干いれてあったので、「先生、こう
いう漢字はありますか」「先生、これでいいですか」と何度も聞かれる。そこで、黒板に
２種類のプリントを重ねて貼り、それを参照させることにした。案の定、組み合わせて漢
字を作る作業さえ、うまく進まなかった。これではゲームは無理である。
　ほぼ、漢字が出来上がったのを確認して、
┌─説明６──────────────────────────────────┐
│　では、またゲームをやってみましょう。まずカードを机を上に置きます。今度は　│
│「よーいどん」で同時にカードを取って漢字を作ります。どんどん作ります。そして│
│全部終わった時に、たくさんカードを持っている人の勝ちです。　　　　　　　　　│
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┌─指示９──────────────────────────────────┐
│　では用意はいいですか。始め。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
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　短距離走のスタートのように意気込んで始めた児童たちは、勢い込んでカードを取り始
めた。そして、全部のカードがなくなると、漢字が正しいか確認に来る。中にはスピード
はあっても、ほとんど漢字になっていない児童もいた。
　この後同様のゲームをメンバーを入れ替えて行った。
　最後に、各自にもう１種のプリントを配布し、家に帰ってから遊んでみるように指示し
て授業を終えた。