4年国語 実践報告17−② ┌────┬─────────────────────────────────┐ │単元名 │伝え合う心 │ ├────┼─────────────────────────────────┤ │配当時間│2/4 │ └────┴─────────────────────────────────┘ ┌─説明1──────────────────────────────────┐ │ 今日は作文を書きます。意見文というものを書きます。(板書ー意見文)意見文と│ │いうのは、自分がこう思う、こう考えるということを読んでいる人に強く訴えかける│ │ような作文です。ですから、運動会の作文とか社会見学の作文とはちょっと違いま │ │す。作文の内容は、点字についてとか、ボランティアについてとか、福祉についてと│ │か、目の不自由な人についてとかです。 │ └──────────────────────────────────────┘ ┌─説明2──────────────────────────────────┐ │ 今から目の不自由な人の作文をいくつか読みます。聞きながら、特に心に残ること│ │があったらノートにメモをします。特に心に残ることですから、たくさん書く必要は│ │ありません。メモも1行くらいで簡単に書きます。どうしても書けない時は2行書い│ │てもかまいません。 │ └──────────────────────────────────────┘ ┌─説明3──────────────────────────────────┐ │ まず、最初の作文は、目の不自由な人が仕事場の仲間と一緒に旅行に行ったときの│ │話です。 │ └──────────────────────────────────────┘ 作文を朗読する。作文とは実はインターネットで手に入れた、目の不自由な人の手記で ある。 ┌─説明4──────────────────────────────────┐ │ 次の作文を読みます。 │ └──────────────────────────────────────┘ 次の作文は、目の不自由な人が道路上の危険な物について、一つ一つ説明したりエピソ ードを述べたりしているものである。 ┌─説明5──────────────────────────────────┐ │ 最後の作文を読みます。 │ └──────────────────────────────────────┘ 最後の作文は、目の不自由な人が同じく目の不自由な人のグループと一緒に、手分けし て荷物を持って電車に乗ってキャンプに行くというものである。 ┌─説明5──────────────────────────────────┐ │ では、今から作文を書きます。 │ └──────────────────────────────────────┘ 作文用紙を配る。作文用紙には題名の書き出しのマス、名前の最後の文字のマス、最初 の書き始めのマスに印がついている。それぞれの印を確認させた。 ┌─説明6──────────────────────────────────┐ │ 最初に自分の考えを書きます。自分はこう思うということを書きます。次にそう思│ │う理由を書きます。その理由は、さっき作文を聞いてメモしたことを理由にします。│ │最後にもう一度自分の考えを書きます。では、始めましょう。 │ └──────────────────────────────────────┘ 児童は作文を書き始めるが、鉛筆が動く児童といつまでたっても考えているだけで書か ない児童がいる。書かない児童を書かせるために次の指示を出す。 ┌─指示1──────────────────────────────────┐ │ 作文を書くときに、考えてから書くと思っているでしょうが、それは間違いです。│ │書きながら考えるのです。まず、文字を書き始めなさい。 │ └──────────────────────────────────────┘ この指示は、なかなか思い切りがつかずに書き始められないでいる児童には効果的であ る。この指示で多くの子が書き始める。まずは、書いてみることが大切である。 ┌─説明7──────────────────────────────────┐ │ 最後にもう一度自分の考えを書くというのは、最初に書いたものと同じものを繰り│ │返して書くということです。ですから、最初と最後には同じことが書かれることにな│ │ります。 │ └──────────────────────────────────────┘ 作文の分量は400字。400字を越えてはいけないことにし、書き終えた児童から休 み時間とする。