4年国語 実践報告14−④
┌───┬──────────────────────────────────┐
│単元名│文を組み立てる                           │
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│時間 │4/4                               │
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 前時に板書した語句を再び板書する。
┌─板書1──────────────────────────────────┐
│①ビールをのむ              ⑩くいしんぼうだ         │
│②たばこをすう              ⑪おかしをくう          │
│③大工さんだ               ⑫スポーツがりだ         │
│④社長だ                 ⑬三人きょうだいだ        │
│⑤背が高い                ⑭けとばす            │
│⑥コーラ好きだ              ⑮長崎で生まれた         │
│⑦こわい                 ⑯先生だ             │
│⑧中国にいる               ⑰やさしい            │
│⑨しごと熱心だ              ⑱おもしろい           │
│                     ⑲読めません           │
└──────────────────────────────────────┘
 前回の語句に助詞「だ」をつけて板書した。
┌─指示1──────────────────────────────────┐
│ これを3つのグループに分けます。数字を書いて3つのグループに分けてみましょ│
│う。とても難しいですけれども、頑張ってやってみてください。         │
└──────────────────────────────────────┘
 グループ分けは、
┌──────────────────────────────────────┐
│A 動詞                                  │
│B 形容詞、形容動詞                            │
│C 名詞+だ                                │
└──────────────────────────────────────┘
となるわけだが、このグループ分けはかなり難しいだろうと予想された。案の定、それら
しくわけられている児童はほとんどいなかった。ただし、Aグループを「行動を表してい
る言葉」「していることを表している言葉」と指摘している児童は何名か見られた。他の
BとCのグループは言葉の意味内容で分けている児童がほとんどであった。
 結局、グループ分けを板書して示した。
┌─A────────────────────────────────────┐
│① ② ⑧ ⑪ ⑭ ⑲                           │
└──────────────────────────────────────┘
┌─B────────────────────────────────────┐
│⑤ ⑦ ⑨ ⑰ ⑱                             │
└──────────────────────────────────────┘
┌─C────────────────────────────────────┐
│③ ④ ⑥ ⑩ ⑫ ⑬ ⑮ ⑯                       │
└──────────────────────────────────────┘
T:Aの言葉はどんな言葉ですか?
S:行動を表している。
S:やることを表している。
T:そうですね。この言葉は、何かをしていることを表している言葉ですね。
T:じゃあ、Bのグループはどんな言葉でしょうか?
S:感じを表している。
S:特徴を表している。
T:そうだね。感じとか特徴とか、あるものの様子を表してる言葉ですね。
T:では、Cのグループはどんなことを表している言葉でしょうか。
S:みんなに知ってほしいこと。
S:自慢したいこと。
T:そういう言葉の意味ではなくて、言葉の役割を考えてみてください。
S:何だということ。
T:もう少し分かりやすく言うと?
S:………。
T:じゃあ、(「名詞+だ」の名詞の部分を□で囲う)こうすると分かるかな?
S:何かの言葉に「だ」がついている。
T:そうだね。でも「熱心だ」にも「だ」がついているよね。でも違うグループになって
  いるよ。
S:………。
T:これはね、□の中は物の名前です。
S:?????
T:社長とか先生とか大工さんとか、みんな名前ですね。みんなが持っている名前とは少
  し違うけれども、何かの物についている名前です。この名前に「だ」がついている仲
  間ですね。
T:今、黒板に書いたような言葉を述語といいます。

 この後、短文を作り、それが
  A 何が どうする
  B 何が どんなだ
  C 何が なんだ
のどの仲間に入るかを考えた。