4年国語 実践報告11−⑤
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│単元名│白いぼうし                             │
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│時間 │5/10                              │
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┌─指示1──────────────────────────────────┐
│ 「白いぼうし」を一回読みます。始めなさい。                │
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┌─発問1指示1───────────────────────────────┐
│ このお話はいつごろのお話でしょうか。いつごろのことかが分かる部分をノートに│
│書きなさい。                                │
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S:六月の初め。
S:夏がいきなり始まったような暑い日。
┌─発問2指示2───────────────────────────────┐
│ このお話の舞台はどんなところです。どんなところかが分かる言葉を探してノート│
│に書きなさい。                               │
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S:大通り。
S:細いうら通り。
S:柳の並木。
S:小さな団地の前の野原。
T:このほかにも、「ほりばた」というのがありますね。「ほり」ってどういうのか知っ
  ていますか。
S:知りません。
T:分からない言葉が出てきたらどうしたらいいですか。
S:辞書を引きます。
T:辞書が手元にある人は辞書を引きなさい。
S:地面を掘って水を通したところです。
T:中央公民館に鯉が泳いでいるところがあるでしょう? ああいうのを堀と言います。
  堀端っていうのはそのそばということですね。
┌─説明1──────────────────────────────────┐
│ 堀があって、柳の並木があって、大通りがあって裏通りがあって、小さな団地があ│
│って野原がある。どこにでもあるような、特別な特徴のない街ですね。そういうとこ│
│ろで起きた出来事ということですね。                     │
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┌─発問3指示3───────────────────────────────┐
│ では、どんな人が出てくるでしょうか。出てくる人を全部ノートに書き出しましょ│
│う。                                    │
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S:松井さん。
S:元気そうな男の子。
T:名前がついていたよね。
S:たけのたけお。
T:そうだね。多分、この男の子が自分のぼうしをおいたんでしょうね。
S:太ったおまわりさん。
T:ええ、そんな人出てくる?
S:うん、出てくるよ。
S:男の子のお母さん。
S:お客の紳士。
S:おかっぱの女の子。
T:おかっぱって何?
S:かっぱ。
T:そうじゃないよ。
S:髪型。
T:そうだね。ちびまるこちゃんのような髪型のことをいいますね。
S:ちょうちょう。
T:ちょうちょう?
 「太ったおまわりさん」と「ちょうちょう」は黒板のはじの方に書いておく。登場人物
についての吟味はしない。
┌─発問4──────────────────────────────────┐
│ 時、所、人の三つを合わせて何と言うでしょうか。前に勉強したのですが覚えてい│
│ますか。                                  │
└──────────────────────────────────────┘
S:忘れました。
T:設定と言うんでしたね。物語を読むときには、この設定を考えるということも大切な
  ことなのです。