4年国語 実践報告9−⑥ ┌───┬──────────────────────────────────┐ │単元名│せいそう工場の見学 │ ├───┼──────────────────────────────────┤ │時間 │6/6 │ └───┴──────────────────────────────────┘ 作文は一部家庭学習とした。 次のように板書しておく。 ┌─板書───────────────────────────────────┐ │一 間違っている字があったら直す。 │ │二 漢字に直せる字は漢字に直す。 │ │三 おかしな書き方の所は直す。 │ │四 もっとつけ足した方がいいものはつけ足す。 │ │五 ないほうがいいところは消す。 │ └──────────────────────────────────────┘ ┌─説明1──────────────────────────────────┐ │ 今日は、みんなが書いた作文を見直してもっといい作文にします。 │ │ まず、作文を隣の人と交換します。交換したら、作文を読んで黒板に書いてあると│ │ころがないか探します。探したら、それを直してはいけません。直すのは書いた人が│ │自分で直します。だから、見つけた人はそこに印をつけてください。印は赤のペンで│ │つけます。 │ │ つけ足した方がいいことがある部分には、その部分につけ足す印をつけます。ない│ │方がいいところを見つけても消してはいけません。消さないで、そこに印をつけてお│ │きます。 │ │ 作文が読み終わって印がつけ終わったら、作文を持ち主に返します。 │ │ 作文を返してもらったら、印がついている所をまず見ます。そして、字の間違いや│ │漢字に直せるところは直します。でも、消してはいけません。消さないで、赤で直し│ │ます。 │ │ それから、消すところとか、つけ足した方がいいところは、自分でもう一度よく考│ │えて、つけ足した方がいいと思ったらつけ足します。消した方がいいと思ったら消し│ │ます。この時にも本当に消してはいけません。赤で線を引いて、消したことにしてお│ │きます。 │ │ また、自分で読み返してみて、印がついていない所でも直した方がいいと思うとこ│ │ろがあったら直してかまいません。 │ └──────────────────────────────────────┘ ┌─指示1──────────────────────────────────┐ │ では、隣の人とノートを交換しましょう。 │ └──────────────────────────────────────┘ 児童はノートを交換して、作文を読み始めた。 妥当かどうかは別として、まずは文章を推敲するということを経験させるのがねらいで ある。文章を書いたら、その文章がよりよくなるように、読み返して直せる部分は直すと いうことを知らせるのである。 作業後ノートを集めて目を通してみると、 ┌──────────────────────────────────────┐ │・誤字脱字は比較的指摘してある。 │ │・漢字に直す部分も比較的指摘してある。 │ │・つけ足し、削除部分はそれほど指摘されていない。 │ └──────────────────────────────────────┘ という予想通りの結果となった。 今回は推敲のやり方までは指導しなかったが、推敲するという経験はさせることができ たと思う。また、作文を書く際に、優れた文章を真似して書くという方法があるのだとい うことも知らせることができた。 作文例 清掃センターの見学 石川真名 五月二十四日、ゴミがどのようにしてしょ理されるのかを調べるために、清掃センター を見学に行きました。 清掃センターは、坂を上った林の近くにあります。三十メートルぐらいのえんとつが、 空に向かってのび、たて物は、へいでかこわれています。中では、ごみを焼いているはず なのに、けむりは一回もでていません。不思議に思ったけれど、案内されたので中に入り ました。 中へ入ってまずふとんをつぶす機械を見ました。ふとんをつぶす機械は下にふとんを入 れるとふとんがこなごなになる機械でした。ふとんをつぶす機械はふとんるいならなんで もこなごなにするそうです、わたしは、その機械は、あまり大きくなかったので、こんな 機械で本当につぶせるかとドキドキしたけれどほんとうに、こなごなになっていたのでび っくりしました。 次にごみクレーンを見ました、ごみクレーンは、ごみをつかんでは下におとしていまし た、なんどもおとしてたのでごみクレーンを動している人に聞いてみると、ごみをこまか くしていると言ていました。センターでは、なるべく、けむをださないようにしているそ うです。わたしは、センターで、なるべくけむりをださないようにしていると言うことを 始めてしりました。 ごみを焼いてできた灰は、もえないごみといっしょにうめ立て地にはこばれるそうです、 でも、うめ立て地はあと5年たつとうめる所がなくなってしまうと言っていました。 最後に、ペットボトルを箱のようにする機械を見ました。そこには、ペットボトルを箱 のようにする機械と、ペットボトルがたくさんつんでありました。ペットボトルのふたを とり上にペットボトルを入れると箱ようになに機械だといっていました。またここでは、 えんとつから出るときのけむりを240度に温めてから外に出しているようです。それで えんとるからけむりが出てないと見えたそうです。 これらは、みんなにめいわくをかけないだけではなく、ごみをへらそうと言う工夫だと 思いました。 わたしは清掃センターを見学して、リサイクルも大事ですが、やっぱり、むだなごみを へらすのが一番だと思いました。清掃センターで働いている人もいろいろとたいへんだと 分かったので、できるだけセンターにはこぶごみをへらしてきれいな町にしたいと思いま した。