4年国語 実践報告5−② ┌───┬──────────────────────────────────┐ │単元名│春のうた │ ├───┼──────────────────────────────────┤ │時 │1/2の② │ └───┴──────────────────────────────────┘ ┌─発問1──────────────────────────────────┐ │ かえるが最初に見たのは、空、太陽、光などですか。 │ └──────────────────────────────────────┘ ┌─指示1──────────────────────────────────┐ │ そうだと思った人はノートに「そうだ」と書きます。違うと思った人はノートに「│ │違う」と書きます。書けた人は起立。 │ └──────────────────────────────────────┘ ○そうだ 31人 ○ちがう 6人 ┌─指示2──────────────────────────────────┐ │ 違うと考えた人、理由を発表してください。 │ └──────────────────────────────────────┘ S:太陽とか光とかというのは出てこないから。 T:太陽とか光とかという時は教科書に出てこないということですね。これに反対できる 人いますか? S:「ほっ まぶしいな」って書いてあるから、太陽の光を見ていると思います。 S:「ほっ まぶしいな」って書いてあるから、太陽っていう字が書いて無くても、まぶ しいのは太陽だから、太陽を見ていると思います。 T:まぶしいのは自然の中では太陽ですからね。他に「違う」と考えた人で理由が言える 人いますか。 S:太陽を見ていなくても、まぶしい時はあると思います。 T:これに反対できる人。 S:最初に見たのは、太陽、光、空ですかって聞いているんだから、太陽を見ていなくて も光は見ていると思います。 ┌─説明1──────────────────────────────────┐ │ みんなが、部屋で寝ているとしますね。もう朝になっているんだけど、厚いカーテ│ │ンが下がっていて、部屋の中は暗いんです。そこにお母さんが来て、カーテンをさっ│ │と開けました。みんなはその時、なんて言う?(まぶしい!)まぶしい!って言うよ│ │ね。でもその時、光を見ているかな?(見ていない)見ていないね。ということは、│ │光を見ていなくてもまぶしいと感じることはあるということです。 │ └──────────────────────────────────────┘ ┌─説明2──────────────────────────────────┐ │ このかえるはどうでしょうね。みんなは部屋の中の暗いところにいたのは何時間か│ │でしょうけど、このかえるは冬の間、ずっと何ヶ月も暗い土の中に入っているんです│ │ね。そのかえるは春になって初めて地面の上に出てくるんです。 │ └──────────────────────────────────────┘ T:かえるは太陽を見てまぶしいって言ったのかな? S:違う。 T:違うよね。かえるは光をどうしたの? S:感じた。 T:そう、光を感じたんだね。 ┌─発問2──────────────────────────────────┐ │ かえるが最初に見たのは、水とかつるつるした水だったのですか。 │ └──────────────────────────────────────┘ ○そうだ 16人 ○違う 21人 T:では、違うと考えた人で理由が言える人は発表してください。 S:かえるはまぶしさを感じたんだから、上を方を向いていて、上の方を向いていると水 は見ていないと思います。 T:どうして水は見ていないの? S:上の方を見ているから。 T:上には水がないていうこと? S:はい。 T:でも、水が流れ落ちてくるところで、こうやって上の方を見ているということもある んじゃないの?(笑い) T:はい、他にどう? S:かえるが地上に出てきてから、水があるところまで歩いていくのは大変だと思うので 水は見ていないと思います。 T:じゃあ、今の意見に反対できる人いますか。 S:かえるが冬眠しているところは、乾いたところじゃなくてしめっているところが多い から、水がそばにあると思います。 T:みんなの意見は、こうじゃないかなぁという意見ですよね。教科書をよく読むとちゃ んと分かるんだけどな。気がつかないかな? S:水は つるつる T:うん、「水は つるつる」。つるつるっていうのはさ、どうすると分かるの? S:さわると分かる。 T:そうだよね。さわって分かるんでしょう? つるつるのところをさわってご覧? (児童は思い思いにいろんなところをさわる) T:つるつるっていうのは見ただけでは分からないんだよね。さわると分かる。 T:じゃあ、かえるは初めて見たものっていうのは何だろうか。 S:いぬのふぐり。 T:じゃあ、この詩をもう一度考えてみましょうね。まず、かえるは光をどうしたの? S:感じた。 T:それから、水を ┌─板書───────┐ S:さわった。 │ 感じた │ T:それから、風の音を │ さわった │ S:聞いた。 │ 聞いた │ T:そして、においを │ かいだ │ S:かいだ。 │ 見た │ T:それから犬のふぐりを └──────────┘ S:見た。 ┌─説明───────────────────────────────────┐ │ この詩は、冬眠していたかえるが、初めて地上に出てきて、感じたり、触ったり、│ │聞いたり、かいだり、見たりして体中で…何を感じているの?(春)うん、春を感じ│ │ている詩なんですね。そして、「うれしいな」と喜びを表しているのです。 │ └──────────────────────────────────────┘