4年国語 指導計画11 ┌────┬─────────────────────────────────┐ │単元 │白いぼうし │ ├────┼─────────────────────────────────┤ │配当時間│10時間 │ └────┴─────────────────────────────────┘ ┌──┬───────────────────────────────────┐ │時間│指導内容(発問指示) │ ├──┼───────────────────────────────────┤ │ 1│☆全文を音読し、読みを確かめる。 │ │ │指示1 「白いぼうし」を声に出して一回読みましょう。読めない字があった│ │ │ ら周りの人か先生に聞いて読めるようにしましょう。 │ │ │指示2 読んでもらいます。順番に読んでもらいますが、自分で読みたいとこ│ │ │ ろまで読んでください。 │ │ │指示3 「白いぼうし」を読んで、不思議に思ったことを一つノートに書きま│ │ │ しょう。書けたら見せにきてください。 │ │ │ 主なものを板書する。 │ │ │説明1 不思議に思うことがたくさん出されましたね。これから、黒板に書か│ │ │ れたようなことについても、みんなで読みとっていきましょう。 │ ├──┼───────────────────────────────────┤ │ 2│☆全文を音読し、読みに慣れる。 │ │ │☆新しくならう漢字の練習をする。 │ │ │指示1 「白いぼうし」を声に出して一回読みましょう。読み終わったら起立│ │ │ してもう一回読みましょう。 │ │ │説明1 新しく習う漢字の練習をします。 │ ├──┼───────────────────────────────────┤ │ 3│☆全文を音読し、設定を読みとる。 │ │ │指示1 「白いぼうし」を声に出して一回読みましょう。読み終わったら起立│ │ │ してもう一回読みましょう。 │ │ │質問1 設定というのを覚えていますか。 │ │ │ │ │ │説明1 設定というのは「時」「所」「人」の3つのことでしたね。今日は「│ │ │ 白いぼうし」の設定を読みとってみましょう。 │ │ │指示2 ノートに「時」「所」「人」について分かったことを書きなさい。 │ │ │ 時−六月の初め │ │ │ 夏がいきなり始まったような暑い日 │ │ │ 所−ほりばた、細いうら通り、やなぎの下 │ │ │ 小さな団地の前の小さな野原 │ │ │ 人−松井さん、お客のしんし、たけのたけお、たけおのお母さん │ │ │ おかっぱの女の子 │ ├──┼───────────────────────────────────┤ │ 4│☆52ページ2行目までを読み取る。 │ │ │指示1 52ページ2行目までを2回読みなさい。 │ │ │ │ │ │発問1 「運転手の松井さんは、にこにこして答えました。」と書いてありま│ │ │ すが、松井さんは何がうれしかったのですか。 │ │ │発問2 松井さんがうれしかったのは、もぎたての夏みかんを送ってもらった│ │ │ からですか、それともお母さんの気持ちがうれしかったのですか。 │ │ │ どちらかを選択させ、理由を書かせてから討論をする。 │ ├──┼───────────────────────────────────┤ │ │ 5│☆55ページ最後の行までを読み取る。 │ │ │指示1 55ページの終わりまでを1回読みなさい。 │ │ │ │ │ │指示1 道路とやなぎと松井さんのタクシーと白いぼうしを絵に表すとする │ │ │ と、どうなりますか。空から見たように書いてみましょう。 │ │ │(道路と松井さんのタクシーだけは板書する)。 │ │ │代表的なものを板書させて、どれが正解かを討論して見つける。 │ │ │発問1 「たけやまようちえん たけの たけお」という名前からどんな感じ│ │ │ を受けますか。 │ │ │発問2 松井さんはなぜ、もんしろちょうのかわりに夏みかんを置いたのでし│ │ │ ょうか。 │ ├──┼───────────────────────────────────┤ │ 6│☆最後までを読み取る。 │ │ │指示1 女の子が実はちょうちょうだったということが分かる、その証拠をさ│ │ │ がしてノートに書きましょう。どうしてそれが証拠になるのかも書いて│ │ │ おきましょう。 │ │ │説明1 たとえば「道にまよったの。行っても行っても四角い建物ばかりだも│ │ │ ん。」というところですね。どうしてかというと、四角い建物ってのは│ │ │ ビルのことでしょう。普通はそれを四角い建物なんて言わないよね。こ│ │ │ れはちょうちょうだから分からないんですね。 │ │ │指示2 一つ書けたら見せにきてください。 │ │ │ 代表的なものを板書させる。 │ │ │指示3 この中から、証拠としておかしいというものがあったら発表してくだ│ │ │ さい。 │ ├──┼───────────────────────────────────┤ │ 7│☆色について分析する。 │ │ │指示1 このお話にはたくさんの色の名前や、あざやかな色のついた物が出て│ │ │ きます。どんな色が何回出て来るか、ノートにまとめてみましょう。 │ │ │説明1 例えば、最初のページには「レモン」と「夏みかん」という言葉が出│ │ │ てきます。この二つの物の色はレモン色とオレンジ色です。それから、│ │ │ 信号が赤なので、という文では、「赤」という色が出てきますね。 │ │ │指示2 こういうところを探して、どんな色がいくつ出てくるかを調べてみま│ │ │ しょう。 │ │ │ しばらく時間をとる。 │ │ │指示3 4人グループを作りなさい。グループで確かめてみましょう。 │ ├──┼───────────────────────────────────┤ │ 8│☆色について検討する。 │ │ │指示1 どんな色が何度出てきたか発表してください。 │ │ │ │ │ │ 板書してまとめる。 │ │ │説明1 黄色が一番多くて、次に白が多いということが分かりましたね。 │ │ │ │ │ │発問1 黄色と白が出てくるのが多いと、この物語はどんな感じになるでしょ│ │ │ うか。 │ │ │説明2 色というのは色そのものではなくて、それとは別のことも表している│ │ │ ことがあります。例えば、黒が悪魔や悪やこわい様子を表したりするよ│ │ │ うにです。こういうのを象徴といいます。 │ │ │ 黄色や白はどんな様子を表しているのかを考えれば分かりますね。 │ │ │ 数名に発表させる。 │ │ │説明3 黄色や白が多く出てくるということは、この作品の全体の調子を、明│ │ │ るく暖かくさわやかな感じにしています。これが反対に、黒い色とかが│ │ │ たくさん出ていたらこのような感じは受けませんね。色にはこのような│ │ │ 働きがあるのです。 │ ├──┼───────────────────────────────────┤ │ 9│☆音読発表会を行う。 │ │10│ │ └──┴───────────────────────────────────┘