4年国語 指導計画7
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│単元名 │キョウリュウをさぐる                       │
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│配当時間│8時間                              │
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│時間│指導内容(発問指示)                         │
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│  1│☆全文を音読し、漢字の読みを確かめ、読みに習熟する。         │
│  │指示1  「キョウリュウをさぐる」を声に出して読みましょう。読めない漢字│
│  │   があったら、周りの人に教えてもらいましょう。          │
│  │ 全員が音読が終わったら、                      │
│  │説明1 読んでもらいます。自由音読です。読みたい人が立って好きなところ│
│  │   まで読んでください。一度読んだ人は、全員読むまで待っていてくださ│
│  │   い。二人以上が立った時は、普段よく発表している人が読むのを譲って│
│  │   ください。                           │
│  │指示2 では、誰からでもいいです。どうぞ。              │
│  │ 時間がくるまで繰り返し音読をする。                 │
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│ 2│☆全文を音読し、新出漢字の練習をする。                │
│  │指示1 「キョウリュウをさぐる」を声に出して1回読みましょう。    │
│  │                                   │
│  │ この後、漢字の練習をする。 博物館 順   例える 完全 別    │
│  │                必要  種類  初め  関係     │
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│ 3│☆音読を通して概要を把握する。                    │
│  │指示1 形式段落に番号をつけましょう。                │              
│  │                                   │
│  │ 以下、段落ごとに音読をしてから、簡単な質問をして進める。      │
│  │第1段落 ①疑問を提示している文はどれですか。            │
│  │     ②この文の中で、一番大切な言葉はどれですか。        │
│  │第2段落 ①第一の手がかりは何ですか。                │
│  │     ②ただし、どんな場合が一番いいのですか。          │
│  │第3段落 ①ここで例にあげられているキョウリュウの名前は。      │
│  │     ②二人が考えたほね組みは何がちがっていたのですか。     │
│  │     ③そうなってしまった原因は何ですか。            │
│  │第4段落 ①ここで例にあげられているキョウリュウの名前は。      │
│  │     ②体長をどのように間違えたのですか。            │
│  │     ③角をどのように間違えたのですか。             │
│  │第5段落 ①ほねの化石からでは分からないのはなんですか。       │
│  │第6段落 ①第二の手がかりは何ですか。                │
│  │     ②ここで例にあげられているキョウリュウは何ですか。     │
│  │第7段落 ①その他の手がかりは何ですか。               │
│  │     ②その手がかりからどんなことが分かりますか。        │
│  │第8段落 ①第三の手がかりは何ですか。                │
│  │     ②ここで例にあげられているキョウリュウは何ですか。     │
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│  4│☆文章の構成をとらえる。                       │
│  │指示1 声に出して1回読みましょう。                 │
│  │                                   │
│  │説明1 説明文は「はじめ」「なか」「まとめ」「おわり」の4つに分かれて│
│  │   います。「まとめ」と「おわり」が一緒になって、3つになっていると│
│  │   きもあります。                         │
│  │指示2 「キョウリュウをさぐる」を3つの部分にまず分けてみましょう。「│
│  │   はじめ」「なか」「まとめ・おわり」の部分になる段落はどこか考えて│
│  │   ノートに段落の番号を書きましょう。               │
│  │ 児童の考えを板書した後、                      │
│  │指示3 この中からおかしいと思うものを探してノートに書きましょう。理由│
│  │   も考えて書いてください。                    │
│  │ この後、相互批正をして、どれが妥当かを検討する。時間があれば、「なか│
│  │」がさらに3つに分かれること、「まとめ・おわり」を二つの段落に分けるこ│
│  │とができることを確認する。                      │
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│  5│☆段落の中心文をさがし、段落と段落との関係を考える。         │
│  と│指示1 それぞれの形式段落の中で、一番大事な文をさがし、ノートに書き出│
│  6│   しましょう。                          │
│  │ 全員最後まで作業が終わったら、                   │
│  │指示2 4人グループを作ります。1と2と3の段落について、グループで話│
│  │   し合って、大事な文を一つ選びなさい。              │
│  │説明1 3の段落について考えてみましょう。2番目の文の最初に「例えば」│
│  │   と書いてありますね。これは、この後には何かの例が書かれているとい│
│  │   うことを表しています。つながり方が分からない場合の例として、例え│
│  │   ばこういうことがあったということを説明しています。このように、例│
│  │   を示している文は消します。3番目の文は2番目の文の説明、4番目の│
│  │   文は3番目の文の理由、5番目の文は2番目の文の説明です。つまり、│
│  │   この段落の大事な文は、1番目の文ということになります。     │
│  │指示3 4と5の段落について、グループで考えましょう。        │
│  │                                   │
│  │説明2 5の段落について考えてみましょう。ここにある2つの文は、疑問を│
│  │   表してもいないし、くわしい説明もしていないし、理由でもないし例で│
│  │   もありません。最初の文はそれまでの内容をまとめています。後の文は│
│  │   新しい話題を示しています。このように新しい話題を示している文は残│
│  │   すことにします。ですから、この段落の大事な文は2番目の文です。 │
│  │指示4 最後の段落まで、グループで考えましょう。           │
│  │                                   │
│  │説明3 最後の段落をみましょう。この段落は本当は「まとめ」と「おわり」│
│  │   に分けることができます。                    │
│  │発問1 どこで分けられると思いますか。                │
│  │                                   │
│  │説明4 「まとめ」は最初の文、「おわり」は2番目と3番目の文でできてい│
│  │   ると考えられます。ですから、最初の文は残ります。2番目と3番目の│
│  │   文は、どちらも新しい話題を示しています。ですから、この場合はどち│
│  │   らも残ると考えていいでしょう。                 │
│  │☆文図を書いて、内容を理解する。                   │
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│  7│説明1 文図というのは文章を図のように表したものです。例えばこういうの│
│  │      をいいます。(板書に例示する)                 │
│  │指示1 2番目の段落を文図に表してみましょう。            │
│  │                                   │
│  │ 以下、時間いっぱい文図を書く作業を繰り返す。            │
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