知っている場所を教えます 3
今から、作文を読み合います。まず、自分が選んだ質問を書いた人、自分が答えを教えてあげる人に読んで聞かせてください。聞いた人は、その作文を聞いて、よく分かったら◎を、ちょっとは分かったら○を、よく分からなかったら×をノートに書いてあげてください。
それが終わったら、後はいろんな人5人に読んで聞かせてあげます。聞いた人は◎か○か×を書いてあげましょう。では始めましょう。 |
しばらく時間を取る。
◎は3点、○は2点、×は1点で、合計点数を計算してみましょう。 |
点数の多い順番に並んでみます。お互いに点数を見せ合いながら上手に並んでみましょう。 |
この後、並んだ順にノートを集めて評価する。
すると、教師の評価と児童の評価がどのように違っているのが分かって参考になる。だ
いたい、教師の評価と児童の評価とは一致しないことが多い。これは、評価の観点が異な
っていることや、評価能力に差があることが原因だが、その差が徐々に少なくなってくる
ことも作文指導のひとつの評価として考えられるだろう。
●児童の作文例
質問「かえるのいる場所を教えてください。」
わたしの家のはたけのとなりにたんぼがあります。ここでかえるがとれます。
学校からの行き方は、まずほどうきょうをわたって右にまっすぐ進みます。それからま
だまっすぐ進んでいくとわたしの家があります。私の家の道にそってあるくとわかれ道が
あります。そこを右に行ってまっすぐ行くと小さなハウスがあります。その小さなハウス
のとなりのたんぼにいます。
ここにはおたまじゃくしやかえるがいます。そのたんぼはたんぼの下がちがう人のはた
けで左がわがたんぼです、上がせまい道になっています。そこをずっと進んで行くと道ろ
です。たんぼのなかにはヒルがいますので、注意してください。ヒルはくっつくとはなれ
ません。人のちをすいます。ヒルをおとすにはマヨネーズをひるの上にたっぷりかけると
はなれます。
わたしはおじいちゃんがはたけに行くとき、いっしょについて行ってばけつをもって行
っておたまじゃくしやかえるをつかまえます。