「ありの行列」 授業記録 その2
各自音読後。
にわのすみなどで、とありますが、他にどんなところでありの行列は見られますか? |
○玄関の前
○砂場
○道のすみ
○林の中
○木の中
○畑
○お風呂の水道のところ
教師1:ありはものがよく見えませんていうんだけど、知ってた人?
児童1:実験した。ありの巣の近くに砂糖をおいて、そしたらありが来たけど、壁作った
らこなかった。
児童2:たまごみたいなのを持って、壁みたいところにぶつかってるから。
実験と観察っていうのはどんなふうに違うでしょう? ノートに書きなさい。実験はこういうこと、観察はこういうこと。 |
○実験は何かやってみることで、観察は見ること。
教師2:こういう時には国語辞典を引くといいんですよ。(電子辞書を引いて)実験とい
うのは、予想が正しいかどうかを実際に試してみることで、観察というのは本当
のすがたをよく見ることですね。
4番目の段落の、後ろから3行目。30ページの9行目「帰る時もぎょうれつの道すじは変わりません」と書いてありますね。この、ありが通ってきたぎょうれつの道すじというのはどういう道すじでしょうか。
ノートに図を書いてみます。ここがありの穴。ここが砂糖。そしてここに石があると
しましょう。上から見た図です。
このようにノートに書いて、ありが通った道すじはどういうものだったか、点々で書いてみてください。4の段落をよく読んでね。 |
児童3:石の下にもぐっている。(たまにそういうときある)
教師3:一つ目は、石の上をのっかって向こうに行っている。二つ目は、石の向こうを回
り込んで向こう側に行っている。三つ目は石の下をもぐっていっている。さあ、
三つでましたが、教科書を読むとねこれはおかしいというのが分かるんです。
このABCの中から教科書を読むとおかしいというものを選んで、その記号を書いてください。 |
A−−−1人
B−−−3人
C−−−23人
教師4:理由が書ける人は理由を書きます。
教師5:Aがおかしいと思う人どうぞ。
児童4:ぼくはAがおかしいと思います。なぜなら、ありは頭がりこうだとは思わないか
らです。
教師6:だからどうしておかしいの? 回り込むだけの知恵がないと思ったの?
児童5:はい。
教師7:Bがおかしいと思う人。
児童6:私はBがおかしいと思います。分かれ道が二つあるのはおかしいからです。
教師8:二つある? ないね。 勘違いかな。
教師9:Cがおかしいという人。
児童 :教科書の絵を見ると、石の上に乗ってるから。
児童 :教科書に「石のところでみだれて、ちりぢりになってしまいました。」と書いて
あるからです。