「きつつきの商売」 その3

音読発表会

 簡単な音読発表会を行った。
 学級が28名なので、14名で物語を読み終えるように各自の分担を決めた。

①まず、各自で自分の分担箇所の音読の練習をする。

 ここでは家庭学習なども活用して充分に読み込ませた。

②次に、14名が横一列に並んで、順番に音読していった。

 この時、1チームは教室で行い、他のチームはとなりの教室を利用して行った。となり
の教室が都合のよいことに空き教室であることが幸いした。
 教師は教室の前面に立ち、一番後ろに横一列に子どもたちを並ばせ、音読させて不備な
点を指導していった。

③2チームを向かい合わせて座らせ、同じ箇所を読む者同士で音読対決をする。

 こういう対決をすると、子どもたちは俄然やる気を出す。
 判定は教師が行う。
 家で読み込んで来ているので、よどみなくよめる子が多く、読み方も上手になっている
子も多い。家庭で保護者が読み方を指導したのであろう。

④音読発表会を行う。

 発表会の当日は授業参観日と重なっていた。音読の練習を行ってから、教室の前面でひ
とりひとり音読を披露した。
 学習を始めた頃とほとんど向上のない子が5名程度、かなり上手に読めていた子が8名
前後であった。
 音読の指導は長い期間を要する。まだまだこれからである。