稲葉小学校 第3学年 学年だより

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2002. 6. 3 発行
 第  24 号
編集責任者 山中
 
 
田植え
 
 先週の木曜日に田植えがありました。
 3年生は4年生といっしょに田植えをしました。
 サンダルをはいて、タオルを持って、ビニール袋を持って、うき
うきと出発です。
 今年も渡辺さんの御厚意で、田んぼを貸していただきました。し
かもこの日までに代掻きを終え、苗を用意してくださいました。あ
りがたいことです。
 田んぼまで歩いて行くと、もう渡辺さんが待っていてくださいま
した。
 ごあいさつをして、渡辺さんから植え方の説明を聞きます。渡辺
さんが実際に田んぼに入って苗を植えて見せてくれました。
「苗は2、3本とってね、こうやって持って、この赤い印のところ
に植えます。あんまり深く植えてもだめだし、浅すぎてもだめだか
らちょうどよい深さに植えてください。難しいけどね。」
 説明を聞いて、いよいよ子どもたちの植える番です。
「苗をもらった人から、田んぼに入って、ずっと真ん中まで歩いて
行きます。」
 苗をひとつかみ持った子供たちは、裸足になっておそるおそる田
んぼに入って行きました。見ていると、入るのがいかにも危なっか
しいので、そばで一人一人手を持ってやりました。私の手をぎゅっ
と握る子、軽〜くにぎる子、全くにぎらない子、いろいろいて、子
どもたちの心境が正に手に取るように分かりました。
 さて、植え始まってみると、何とも頼りない植え方をしている子
もいます。そこで、私も靴を脱いで靴下を脱いで、「えいっ!」と
ばかりに田んぼに入りました。
「ここで、こけたら恥ずかしいからな〜。」
って思いながら、一生懸命に足を踏ん張ります。ちょっとこけそう
になって、何回かひやっとしましたが、うまくバランスを取りまし
た。入ってみて気付いたのですが、案外小石がありますね。まあ、
田んぼはどこでも石はつきものですけど。
 田んぼに入って子どもたちを助けるつもりが、自分が苗を植える
のにかかり切りになって、結局、何の助けもできませんでした。
 子どもたちは子どもたちで何とかやっていたようです。最初の苗
を植えてしまった、次の苗をもらっている子もいました。
 田んぼから上がると、渡辺さんがポンプ小屋から水を出してくれ
ます。この水がとっても冷たいのですが、ちょうど天気もよくて子
どもたちも本当にうれしそうに足を洗っていました。
 今年は、こけて服を汚す子もいなくて、楽しい田植えとなりまし
た。私は、学校まで裸足で歩いたのですが、「もはや日本に裸足で
歩ける道は無い」ということを痛感しました。あ〜痛かった、足の
裏から血が出ましたよ、ほんと。
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 明日は「いなば保育園」の園児といっしょにサツマイモの苗を植
えます。お時間のある方はどうぞいらしてください。稲葉支所の北
側の畑です。午前10時開始予定です。
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