稲葉小学校 第3学年 学年だより

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2002. 5.30 発行
 第  22 号
編集責任者 山中
 
 
 ○○さんは呼びかけ係です。体育の時間に
 は大きな声で号令をかけようとがんばっています。外遊びも好き 
 で、朝から回旋塔やブランコで遊んでいます。
 私もたまに一緒に遊んでいます。 
 
                    
 
読み聞かせをしています
 
 担任としておこなっていきたいことを以前お知らせしました。そ
の中の一つ、「本の読み聞かせ」を少し前から始めています。
 いつどのようにやっているかというと………。

毎日の国語の時間の始まりの5分間
 
を使って、

・決して話をしない。
・体を動かしたり、物をいじくったりしない。
・楽な姿勢で聞く。
 
という条件でです。体を動かさないというのは厳しいと思われるか
もしれません。しかし、読み聞かせをされた方はお分かりになると
思いますが、目の前で動かれるとまことに読みにくいものです。そ
のために、楽な姿勢で聞くということも言ってあります。
 ところで、今読んでいる本は

『十五少年漂流記』(子どもむけのやさしい書き方のもの)
 
です。
 3年生にはやや難しいかもしれませんが、話の展開がスピーディ
ーで、何より子供達の興味を引く「冒険」の話ですから、おもしろ
いのではないかと思って選びました。
 とは言っても3年生ですから、話を聞くという活動に集中するの
は難しいかなと思っていました(映像を見ないで話だけを聞いて物
語りを楽しむのは高度に知的な活動なのです)。
 ところが………。私は3年生をみくびっていたようです。話に集
中できない子もたまにいますが、ほとんどの子は私の予想以上にと
ても真剣に聞いてくれます。
 私がうっかり忘れていると、
「先生、本は読まないんですか?」
と質問されます。読む前に、それまでのあらすじを話すと、
「そう、それで〜になった。」
と大変よく覚えてもいます。
 こちらも読む張り合いがあります。
 本好きの子にするには、次の3点が必要だと私は考えています。
1 教師による本の読み聞かせ
2 子どもたちによる本の紹介
3 本を読む時間の確保
 
 この1年間で、日本の名作や世界の名作の中からできるだけ読ん
でやろうと思っています。だんだんと長編ものにも挑戦していけれ
ばいいなとも思っています。