稲葉小学校 第3学年 学年だより
parents teacher children
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2002. 5.22 発行
第 20 号
編集責任者 山中
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漢字で頭の体操
毎週火曜日の国語の時間は、漢字の練習をすることに決めていま
す。でも、火曜日の国語は5時間目なんですね。給食の後で、ちょ
うど眠くなるころです。特に昨日のようにあったかい日は、よけい
に眠気も増すというものです。
子どもたちの顔にも、
「本当はねむいんだよね〜。」
という気持ちがありありと見て取れます。まぶたが重そうな子もち
らほら……。
そこで、突然、漢字のクイズ。
黒板に
東
と書きます。
「この東という漢字には、たくさんの漢字が入っています。」
子どもたちが、うんうんとうなずきながらちょっと食いついてき
ます。
「どんな漢字が入っているか、今から思いつくだけノートに書いて
いきます。ただし、これは周りの人の書いたのを見てはいけませ
ん。」
「15個以上見つかった人は合格です。」
「え〜っ!」
「ちょっと形が変でもかまいません。長さが少しちがっていてもい
いです。では、始めなさい。」
最初の4つ5つはすぐに見つかりますよね。でも、それからがち
ょっと大変ですよ。数分してから、
「いくつ見つかった?」
「8個。」「6個。」「おれ、まだ4個。」
思いのほか少ないので、
「じゃあ、合格を10個にまけてあげましょう。ぼくはもう20個
くらいは見つかりましたよ。」
「おとなの漢字じゃないの?」
「先生、反対から見てもいいですか?」
「う〜ん。いいところに気が付いたね。反対から見てみましょう。」
首を傾げて逆さまにして見る子が続出します。
「あっ! わかった!」
「先生、横にして見てもいいですか?」
「う〜ん。またまたいいところに気が付いたね。」
こうして、6〜7分考えたでしょうか。
「10個見つかりました。」
「先生、もっと見つけてもいいですか?」
と、結構、夢中になって取り組んでいました。
「それじゃあね、これは明日どんな漢字が見つかったか発表しても
らいます。今日、お家に帰ったらね、お家の人にも聞いてくださ
い。教えてもらっていいですよ。」
どうでしょうか? 漢字の話題は出ましたか? 連絡帳に書かな
かったから家に帰ったら忘れてしまったかもしれませんね。
ちなみに私が考えたのは、「一、二、三、口、日、中、申、木、
末、十、吉、由、田、旧、旦、山、川、人、入、八、只、卍、京
大、夫、七、下、土、士、干、己、巾、巳、工、円、王、巴、市
甘、古、甲、示、主、出、占、早、東」です。(本当は25個以上
は辞書を見て考えたんですけど(^_^;))