稲葉小学校 第3学年 学年だより
parents teacher children
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2002. 4.30 発行
第 12 号
編集責任者 山中
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家庭訪問への道 5日目
前日の成功に味をしめて,今回も最初の子を乗せていくことにし
ました。
「先生,ぼくんちの隣が竹やぶで……。」
「いや,○○君,いっしょに乗って行くか?」
「はい。」
○○君を乗せて,○○君の通学路の通りに走っていきました。
途中,田んぼの中で遊んでいる男の子2人を発見。
「あっ,あれは○○君と○○君だ。」
「早く帰れよ〜。」
と声をかけてさらに進みます。
「先生,この道をまっすぐです。ず〜っと行きます。」
「ここをず〜っと行くのか? ここ車通れるの?」
「通れるんじゃないですか?」
両側の植え込みの木を押し分け,畑に危うく入りそうになりなが
ら進みました。通学路の通りになんて行くんじゃなかったと後悔し
た頃,広い道路に出ました。お母様が通りまでお迎えに出てくださ
っていました。
2軒目は○○君のお宅です。○○君のお母様が自転車で案内をし
てくださいました。道の両側の田んぼはもう田植えの準備が始まっ
ているのですね。私もこの連休にはトラクターの人となります。
自転車の後について迷わずに○○君の家につきました(当たり
前!)。庭先で○○君がサッカーをやっています。かわいい妹さん
もお出迎えしてくれました。
さて,次は○○さんのお宅です。自転車で案内されて○○君の家
まで来たものですから,自分が今どのあたりにいるのかさっぱり見
当がつきませんでした。時間はもう5,6分遅れ気味です。地図を
見てもよく分からないのですが,まあ,地図しかたよりになるもの
はないので一応見てみました。しかし,やっぱりよく分かりません
ね。というか,もう時間が遅れて焦っていて,じっくりと見ていら
れなかったのです。そこで,めったにあたらない「野生の勘」(笑)
を頼りに愛車を走らせましたよ。
そうしたら,途中で何となく道が分かってきました。そして少し
行くと○○さんとお母様が道路の脇で立っているのが見えたという
わけです。あ〜よかった。
次のお宅は○○君です。○○さんの家の庭から○○君の家は見え
るんですね。
「あの,大きな木の向こう側の家が○○君の家です。すぐそこです。」
とお母さんに言われた方を見ると,確かに大きな木の向こう側に家
が見えました。
「あー,あそこですか。分かりました。ありがとうございます。」
と行って道路に出たのはいいのですが,見る場所が違うと木も家も
違う所に見えるんですよねぇ。○○君が立っていてくれたので分か
りましたけど,迷うところでした(爆笑)。
最後は○○君のお宅です。○○君のお宅も,○○君のお母様に庭
からていねいに教えていただいていたのですが,何となく分かった
ような分からないような感じで,ふわふわと出発しました。後で分
かったのですが,お隣りなんですね。道路に出てみると,もう○○
君のお母様が待っていらっしゃるのがすぐ近くに見えました。○○
君が,私が迷わずに行けるかどうか心配して(?)見に来てくれま
した。
この日も無事故で無事回ることができました。皆様のおかげです。
ありがとうございました。