稲葉小学校 第3学年 学年だより
parents teacher children
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2002. 4.23 発行
第 8 号
編集責任者 山中
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○○○○さんの表記が間違っていました。申し訳ありません。
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家庭訪問への道 1日目
いよいよ家庭訪問が始まりました。もう20年も前から動いてい
る愛車「LT号」(light truck=軽トラック)に乗って出発です。何
しろ20年間に2万キロしか走ってないというすぐれ物(?)です。
1軒目は○○さんです。学校で、
「先生、私の家分かる?」
「分かんない。」
「じゃあ、○○園芸の看板のところで待ってるの?」
「そこは遠いから、おれと一緒に自動車に乗って行くんだ。」
「でもね、お母さんがお迎えに来るから一緒に行けないよ。」
「えっそうなの……、じゃあ(地図を見て)ここで待っててよ。」
「ここ、○○ちゃんちで待ってればいい?」
「うん、ここで待っててね。」
私は土地勘とか方向感覚とかとは無縁の男ですので、車でどこか
にいくときにはよく迷子になります。頼みの綱は、地図と子ども達
というわけです。
さて、大通りを北へばく進しながら、○○園芸の看板を見つけ、
もう少し先の「○○酒店」らしき角を曲がったのですが、○○さん
らしき子がいません。道を間違ったかと思い、また戻って看板を確
かめたらやっぱり「○○酒店」です。こうなったら地図を頼りに行
くしかないと覚悟を決めて、おそるおそる運転していたら、近所の
工場の方が見るに見かねて声をかけてくれました。
「ここいらで○○さんって言ったら一軒しかないよ。あそこ。」
地図を見てもらって確かめて、やっと分かりました。この時点で
約10分の遅刻です。
2軒目は○○君のお宅です。○○さんのお母様に道を教えてい
ただきました。○○ちゃんちを右に曲がって、すぐ左に曲がるき
れいな道路を行きました。でも、家がたくさんあってどの家が○○
君の家か分かりません。こりゃあ、さらに遅刻してしまうなぁと思
って走っていったら、遠くに人影が見えました。○○君と○○君が
一緒に道ばたに座って待っていてくれたようです。今日、学校で、
「予定の時間のちょっと前に、家の近くまで出て待っててよ。」
とお願いをしたのをちゃんときいてくれていたのでした。ありがた
いことです。
3軒目は○○君のお宅です。○○君のお宅の隣りですので、いく
ら何でも間違えようがありません。
4軒目は○○君のお宅です。○○君のお母様にしっかりと道を教
えてただきました。教えていただかなかったら着けなかったと思い
ます。何しろ、自分がいまどこにいるのかがよく分かっていません
でしたので。○○君も通りの近くで待っていてくれて、一緒に家ま
で走りました。
最後は○○君のお宅です。これも○○君のお母様に道を教えてい
ただきました。ありがたいことに、通りの歩道で○○君とお母様が
待っていてくださいました。おかげで、迷わずに行けました。
最初に10分の遅刻をして、その後ずっと10分ずつ遅れてしま
い、申し訳ありませんでした。お世話になりました。