稲葉小学校学校課題研究通信
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2002. 2.18 発行
第 71号
文責 山中
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研究発表会見聞録 3
「ああ、これはダンサーなの?」
「My dream is a dancer.」
「Good-by」
というような具合で何人かの子と話していると、授業中ずいぶん活発にしゃべ
っていた男子がやってきた。
「My name is ○○.」
「My name is yamanaka.」
「Nice to meet you.」
「Nice to meet you too.」
「My dream is to be a writer.」
「え?」
「Writer.」
「Writer? nice dream. My dream is to be a……lady-dancer.」
「Oh my got ! Do you like Horry-potter?」
「Yes. Have you seen the movie 「Horry-potter」?」
「Yes. Good-by.」
というように、当意即妙の受け答えが英語でできるのである。たじたじとなっ
てしまう。この後、数人の児童と会話を交わした。
この活動が終わって、最後に歌を歌った。ジェスチャー入りで歌を歌い授業
が終了した。教室を出ていく子ども達は、参観の教師と手をたたき合って、
「Good-by」
「See you.」
と声を交わして行った。
5年生の授業
次の授業は高学年を見ようと思っていたので、一番近い教室で5年生の授業
を見ることにした。さっきは出遅れたので、今度は始業13分前には教室に入
っていることにする。今度も黒板のすぐ横の位置を確保して授業開始を待つこ
とにした。
室内には机も椅子もない。全部の教室が同じようである。参観者だけが数十
人まわりをぐるっと囲んだ中に、今はまだ誰もいない空間があるだけである。
しばらくして、エプロンをつけた女性の先生に先導されて5年生が入室して
きた。こちらも全員がエプロンをつけている。他に、児童の母親らしき人が3
名、アシスタントとして授業に参加するようである。
子どもたちは先生の指示で床に座り、始業を待つのだが、まだ開始まで10
分くらい時間があった。手持ち無沙汰である。
「まだ、10分くらいあるから、リラックスしていていいよ。」
「先生、何かゲームやろうよ。」
「じゃあ、じゃんけんやろうか。」
その瞬間の子どもたちの盛り上がりはすごかった。じゃんけんで何故こんな
に盛り上がるのかと驚いた。初めに担任の先生、それからアシスタントのお母
さんが1人ずつ、最後に参観者の中から1人と合計5回のじゃんけんゲームを
行った。アシスタントのお母さん方もそれぞれに個性的で、最初の人は動作も
声も大きく元気があって、子どもたちも大いに盛り上がった。2人目の人は英
語の発音がすばらしく、相当に英語を勉強しているらしいということが窺われ
た。こちらも子どもたちの扱いが上手で、盛り上がった。3人目の人はおとな
しくおしとやかな感じで、子どもたちの盛り上がりは今ひとつだが、じゃんけ
んを楽しんではいた。
授業は歌から始まった。野菜を切るとか湯を沸かすとかのいろんな料理の動
作と料理の名前が出てくる歌で、料理の名前は非常に早いペースで歌われるの
で(むしろラップに近い)、子どもたちも上手に言える子は少なかった。次に
、黒板に料理のイラストを描いた紙を貼り、代表児童に例のはえたたきで歌に
合わせて料理を示させていたが、イラストは歌の順番に並んでいるので、誰で
も簡単にできる。この活動に、多