稲葉小学校学校課題研究通信



 

2002. 2.13 発行
第 68号
文責 山中

 
 
2月12日の授業研究会記録 2
 
2 子どもたちは「大きなかぶ」を1年生の国語と音楽で勉強していて、なお
 かつ今日の英語の活動があった。繰り返し、英語の中で取り組んだ。この繰
 り返しを仕組んだというところがすばらしい。1年生の発達段階だから、子
 どもたちが興味を示して活動が盛り上がったというのではなく、活動が活発
 だったので、国語の授業や音楽の授業を関連していたからだろう。 
3 自己評価の活動を「メイク ア サークル」と言って円くなってやってい
 た。中には積極的に取り組めなかったという児童もいたが、評価をしていた
 のはよかった。
  項目を読むと、英語活動の中で子どもたちがどう取り組んだらいいのかが
 見えてくる。次にどうすればいいのかを、子どもが考えて行動できるように
 なる。
4 劇の練習をしながら、「プリーズ ヘルプ ミー」と言って次の人を手招
 きする場面がある。あの時の手招きの手を上に向けるか、下にするかで意味
 が変わってしまう。手を下に向けると、アメリカの場合、「ゴー アウェ 
 イ」あっちに行けという意味を表す。このところをALTとの間で仕組めた
 のではないだろうか。それができれば異文化理解につながったのではないだ
 ろうか。
5 前回、6年生のレベルが高かったので、小学校の英語活動としてはどうだ
 ろうか、と疑問を申し述べたが、今日は子どもの活動に密着した活動になっ
 ていて、勉強になった。
  英語は忘れてもいいし、そこまでできなくてもいいというスタンスで取り
 組んでいたのがよかった。
  知識として知ることは必要なことだが、子どもへの教え込みが繰り返され
 て、それによって子どもたちが英語嫌いになるようなことは避けなければな
 らない。
 
 最後に御指導です。
1 今日の研究会の形式はおもしろかった。しかし、説明が多くて話し合う時
 間が取れなかった。私はほとんど発言をしていない。次回からは、事前にプ
 リントを配布し、発表はポイントをしぼって行い、話し合いに時間をかける
 ようにしてもらいたい。
2 今日の授業では、外で2種類のゲームをしていたが、子どもたちは本当に
 あのゲームをやりたくてやっていたのだろうか。子どもたちが本当にやりた
 かったのは劇ではなかっただろうか。今日のようにスタッフが多い場合は、
 同時進行で全員が劇の練習をしてもよかったのではないだろうか。その中 
 で、練習をするチームとか発表をするチームとかを作ればよかったのではな
 いだろうか。
3 私が今までに一番真剣に英語を聞いたのは、17年前に外国旅行をしたと
 きだった。船に乗って観光をしていたが、5カ国語くらいで説明がある。ガ
 イドがフランス語が堪能なのでフランス語の説明があると、それを日本語に
 訳して聞かせてくれた。そのしばらく後に、英語の説明があった。その他の
 言葉は分からないが、英語は何となく分かったので、日本語の説明を聞いた
 後、注意して英語を聞いていた。すると、こんなことは英語ではこう言うの
 かということが分かって、風景を見ると同時に英語の説明にも集中するよう
 になった。
  全く分からなければ聞かないだろう。ある程度分かると真剣に聞くのでは
 ないか。そういう状況に子どもを追い込むと、子どもも真剣に聞くようにな
 るのではないか。
 

 今回、突然の提案と司会をお引き受けくださいました、  先生と   
先生にはお世話になりました。次回からは、提案者を募りたいと思いますの
で、どうぞ奮ってご発表下さいますようお願いいたします。