稲葉小学校学校課題研究通信
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2002. 1.31 発行
第 66号
文責 山中
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現職教育 学校課題研究の反省とまとめ②
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○ 1年間英語活動に取り組んで来た成果は上がった。
○ 子供達に英語を与えるにあたっては、教える教師自身の英語も磨いてい
くことが大切。
○ 子供達が喜んで英語活動に取り組むために、興味・感心をいかに引き出
すかについての研究も進めるとよい。
○ ALTを迎えに行く時の表現など、共通理解できるところは、ある程度
教えておくことも必要だろう。
3
○ 研究全体に進歩の状況が見える、やりやすい研究である。これが道徳の
研究などになると、研究授業をしても児童の変容が見えにくい。算数でも
同様で、せっかく算数が好きになっても、指導者が替わるとまた嫌いにも
どったりしてしあう。
誰もやっていない研究なので、子供の関心や意欲も伸びてきた。本校に
は引っ込み思案の子が多いが、そういう子供たちも自己表現ができるよう
になってきた。
○ 研究の主体性という面では、今まで、学校全体がこれだけ研究について
みんなで取り組んでいる学校を知らない。附属は別だが、これだけやって
いるのはすばらしいこと。主体性があってよい。
これは、学級担任中心の授業だったからよかったのではないだろうか。
これがALTに任せた授業ではこうはいかなかっただろう。ALTがだん
だん来なくなって、担任がやるようになっていったのが、かえってよかっ
たのではないだろうか。
○ 労力が大変だという結果だが、無駄な労力をかけるのはもちろん駄目で
ある。しかし、逆の発想をすれば、研究というのはやればやるほど大変に
なる。勉強をすればするほど大変なので、アンケートの評価が2.6にな
っているが、私としては1に近くなればなるほど、一生懸命にやったのだ
と考えたい。
我々の世界は労力がかかった方がよい。労力をかけずに、誰かが持って
来たものを、はいそれでいいでしょう、と言って使っているだけでは笑わ
れてしまう。
ただ、あまりにも夜遅くまで仕事をしているとか、無駄な労力をかけて
いるのはやめたほうがよい。
○ ALTにたくさん来てほしいということについては要望した。しかし、
町全体がもっとALTに来てほしいという方向に動いているので、稲葉小
へ来る回数は減る方向にある。現在、予算をとってALTの人数を増やし
てくれるように働きかけている。一人は小学校専門のALTがいるように
なればいい。壬生小のように大きな学校には一日いて、稲葉小のような小
規模校は2校で一日というようになるといい。