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│稲葉小学校学校課題研究通信           │2001. 11.28 発行
│                        │第 50号      
│                        │文責 山中      
│                        │                
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授業研究会の記録 ⑤

るのがスキットなのではないかと思っている。小学校ではどうなのだろうか。
小学校の英語活動はどこまでやればいいのか、子どもの発想の広がりをどこま
で受け入れるのか、今後の課題であろう。子どもの会話の中でイントネーショ
ンを付けるといいという意見は参考になる。正しい発音、基本的なものは小学
校でも押さえた方がいい。しゃべれる英語にするにはどうしたらいいか、カタ
カナ英語でいっていいのか?耳からの方がいいのか?いろいろ考えた。
(  先生)
 一つ。人は体験をもとに考えるので、一斉でやるのを見たり聞いたりするの
はだめだと思う。なるべく授業は一斉画一的なものはやらない方がいい。活動
量を多くすると、子どもにまかせることが多くなる。子どもを考える子にしな
くてはならない。他の子を見て学び合うような子に育てる必要がある。今日の
場合、子ども同士がなれあいになっている。日本語でも行っている。こういう
点はなおさなければならない。世の中そんなに甘くない、英語ができないなら、
最低限どうしたらいいのかを子どもが工夫する、互いに学び合う集団にならな
くてはならない。そこらへんを考えてほしい。
 二つ。活動そのものを楽しむか英語を楽しむかという問題。算数の内容や考
え方を楽しむと学者は言うが、一般の人はそんな難しい内容は楽しめない。だ
けども、難しい内容をゲームでやると楽しい。今日の活動も日本語でやったら
おもしろくない。外国語でやるから工夫したりして楽しい。今の世は原理が分
かればいいので、ゲームによって楽しむ活動を行えば英語の楽しみも分かって
くる。今日の授業の場合は、アイ アム ア スパゲティという表現はいいの
かとか、虎はアフリカにはいないとかといういろんな疑問もわいてきた。

4 指導講評(  先生)
 今日はいろいろな課題が出た。
 6年生。この内容は6年生の子どもたちにとって、指導案に目的があるが、
簡単な英語で表現できるという内容で活動を組み立てられたのか。身の回りの
簡単な英語という捉え方で組み立てた活動か。
(   )簡単かどうかはわからないが、子どもたちの中から、小銭をもらう
    ためにはどうしたらいいかとか、病院とか花屋での話し方が必要とい
    うことで、簡単さという点での身近さではなく、子どもの発想、意欲
    に対して身近に感じられるので取り入れた。
 子どもの将来におとずれるだろうということですね。英語の関ブロの茨城大
会で同じような授業を見た。子どもたちがそれまでに触れてきたものを総動員
してこの活動が実施可能になるということ、できなかったらその場で支援する
ということでやられたのかと思うが、それはいいが、今日の授業は6年生が週
1の活動でやってきたわけだが、中学生が週4時間でやって、それでも可能か
どうかという内容だったと思う。実物の準備はすごかったが、実際子どもたち
が活動する内容は6年生という段階で週1という段階で扱う内容としてはあま
りにも大きすぎるような印象を受けた。子どもたちはよくやっていたが、前回
よりも日本語を使う場面が多くなっていた。それは、子どもたちの意欲、楽し
い中で学ぶということに対してちょっと反してしまうようなところがあるので
はないか。負担があまりにもかかりすぎるという感じがする。英語にふれる親
しむということを考えると、子どもたちが持っているそれなりのものを出せば
いいということもあるが、最低日本語は介さないというのが最低のルールなの
で、それが見逃されてしまうと何でもありということになってしまう。ジェス
チャーで何とかコミュニケーションをしようということが大切なので、内容が
あまりに広がりすぎ大きすぎて、その辺が日本語を多くする、英語よりも買い
物を楽しむということになってしまったのではないか。動機付けを高めること
は大切だが、子どもが消化してそれが成就感につながって意欲につながる。確
かにここまで非常によくやってきている。アンケートをもとに教育活動を組み
立てているということもあって、地に付いた研究でいいなと思うが、あまりに
も負担がありすぎると、能力のある子には消化できるが、子どもによってはナ
チュラルな発音で上手い子もいるが、そうでない子もいるということからす