┌────────────────────────┐                 
│稲葉小学校学校課題研究通信           │2001. 11.28 発行
│                        │第 49号      
│                        │文責 山中      
│                        │                
└────────────────────────┘                 

授業研究会の記録 ④

   だが、幼児の発音がネイチャーでなくても、指導者は大いにほめてい 
   る。必ずしも正しい発音でなくてもいいのかなというのを感じる。通じ
   ればいいのか、正しいのをしゃべらなくてはならないのかということを
   考えていると、最初なので正しくやった方がいいと思うこともあるが、
   いろんなところで大切なのはまずしゃべることだとよく言われる。通じ
   るかどうかが大事ではないのだろうか。習うより慣れろ。まずはしゃべ
   ることがスタートではないか。後から正しい発音に気づいていくのもあ
   っていいだろう。通じるという、しゃべれるという体験が大切ではない
   か。
  ウ Skitの問題点は何か。本日の授業におけるSkitの問題点は何か。
(  )今日の活動は、スキットとは言っても、ごっこ遊びと同じようになっ
   てしまっているような気がする。
(  )両所の違いはどこにあるか。
(  )スキットとは寸劇のことだから、小さくても劇であるからには、せり
   ふと動作と演じる人と観客がいる。何かある場面を劇仕立てで行って、
   それを見て英語表現を学び、互いに演じて学ぶ。そういう活動が中心に
   なっていけば、スキットだと思うのだが、そういう面があやふやになっ
   てしまっていたような気がする。何がスキットで何がごっこ遊びかとは
   明確に分けることはできないだろうが、英語活動実践の手引きにも両者
   が分けて書かれていることから、両者は別物だと判断できる。その境界
   線はあいまいだろうが。児童の活動としてあいまいではいけないという
   のではなく、スキットとごっこ遊びを明確に区別して考えていった方 
   が、これからの活動を考える上ではいいのではないかと思う。ただし、
   それにとらわれすぎて、活動が制限されるということになればそれはよ
   くないと思うが。
(   )劇である以上、基本があって、それに付け加えていくのもスキット

   で、ごっこ遊びは完全にアドリブで、と考えている。6年生の場合、最
   終的な発表の形態までを入れてスキットとかんがえている。
(  )スキットとごっこ遊びの違いについては私も思うところがある。5年
   生の活動はスキットか。私が参加していったためにごっこ遊びになって
   しまったような面もあるような気がする。
(  )今まで英語活動で行われたごっこ遊びにはどんなものがあったのか。
(  )それは今までにやられたことはなかった。
(  )スキットには基本文があっていい。その表現を覚えようということに
   もとづく短いやりとりがスキットだと思う。今回はまだは始まったばか
   りなので、まだまだである。もっと繰り返していくとスキットらしくな
   っていくのではないか。ごっこ遊び自体をやるには、子どもに力が付い
   てきた時点でかなと思う。それまでは繰返しが大切だろう。
(  )スキットはある場面があって、そこで二人三人のものが、文脈という
   か場面で会話をしている対話をしているといったもの。教室の活動でよ
   く行うのにスキットメイキングというのがある。ある病気の場面があっ
   て、病人が医者とのやりとりをする場面があったとすると、それにもと
   づいて、自分の発想で状況でのやりとりを作っていって発表するという
   活動がやられている。
3 御指導
(  先生)
 5月からすると英語になじんできたという印象を受けた。先生が子どもの意
欲を高めるために努力しているというのが伺える。子どもも楽しく参加してい
てよかった。私も買い物したくなるような場面設定でよかった。5年のスキッ
トも、難しくてどうかなと思ったが中には紙を見ないでしゃべっている子もい
て、何度もやるとスキットの発表になるのではないか。私は教鞭を執っている
ときスキット作りはやっていない。対話の練習まで。スキットコンテストなど
は10年前くらいからやられているようだ。自分の習った表現を中心に披露す