┌────────────────────────┐ │稲葉小学校学校課題研究通信 │2001.10.30 発行 │ │第 40号 │ │文責 山中 │ │ └────────────────────────┘ 前回の授業研究会での課題など…… 11月27日(火)の授業研究会に向けて、準備も着々と進んでいることと 思います。後手に回ってしまったかもしれませんが、前回の授業研究会で出さ れた課題を私なりに再確認しておきたいと思います。 ①ALTとの会話と児童同士の会話では、どちらにより多くの時間を充てた方 がよいか。 ②後で誰が見ても分かる指導案とはどのようなものか。 ③児童が自分から分かるようになりたいという気持ちになるために、教師はど のような手だてを講ずればよいか。 ④授業以外の場で、英語活動への意欲を高めるための活動にはどのようなもの が考えられるか。 ⑤英語活動の場作り−どのような活動にはどのような場作りが必要か。 ⑥評価−到達度評価と個人内評価を中心に、児童の意欲に結びつく評価の方法 にはどのようなものがあるか。 ⑦ALTの存在が光る場面を、授業の中にどのように位置づけるか。 ⑧ALTとHRTとの連携をどう作るか。 ⑨間違いを正すのは、コミュニケーションが成立しない場合。ただし、成立は しているが、さらに正しい英語を聞かせ、それを繰り返すことで正しい英語 を身につけさせることは必要。 ⑩児童の授業中の姿をもっと積極的に評価していくには。 ⑪メカニカルドリル、単純な練習はなるべく短くやり、児童にとって関心の高 い表現活動に時間をかけるような学習活動の配列を工夫する。 ⑫自分の関心のあることがらについて、ALTと話したり、ALTに教えても らったりする場面を設ける。 ⑬ALTを通して異文化を体験する、異文化を知るという活動を工夫する。 ⑭国際理解教育の中の英語活動ということを再確認する活動を。 これらの課題について、授業を通して一つでも二つでも提案していただけれ ばありがたいと思います。もちろん、ここに掲げた以外にも多くの課題が考え られると思いますので、それらも含めて、一緒に考えていければいいなと思っ ています。(なお、詳しい内容は「研究通信No35〜No39」をお読みく ださい。) さて、2005年には小学校に英語科ができるといううわさ(本当にうわさ ですので、誤解しないでください)もあるのですが、英語活動について、もう 一度基本をおさらいしておこうと思います。 総合的な学習の時間は、新学習指導要領の基本的なねらいである、 ┌─────────────────────────────────┐ │・各学校がゆとりの中で特色ある教育を展開する。 │ │・子どもたちに豊かな人間性や社会性を養う。 │ │・基礎・基本の確実な定着を図る。 │ │・自ら学び自ら考える力などの「生きる力」を培う。 │ └─────────────────────────────────┘ を受けて創設されました。このねらいを達成するために、各学校が地域や学校、 子どもの実態に応じて創意工夫を生かした教育活動−横断的・総合的な学習や 子どもの興味・関心等に基づく学習−を行う、ということになっており、具体 的には ┌─────────────────────────────────┐ │○国際理解,情報,環境,福祉・健康などの横断的・総合的な課題 │ │○子どもの興味・関心に基づく課題 │ │○地域や学校の特色に応じた課題 │ └─────────────────────────────────┘ などについて、「学校の実態に応じた」学習活動を行うということになってい ます。