┌────────────────────────┐ │稲葉小学校学校課題研究通信 │2001.10. 3 発行 │ │第 39号 │ │文責 山中 │ │ └────────────────────────┘ 10月2日の授業研究会記録 その5 分で,5のインタビューゲームが5分くらいになってしまっていた。子供たち は自分の本当に好きな色,子供たちはけっこうこだわりを持っているので,そ ういうことについて自分の好きなスポーツ,色,食べ物ということについて言 えるようになってくるかもしれないし,本当に好きな食べ物はと聞かれた時に たまねぎと答える人はあまりいないように,自分の好きなことをALTに説明 し,それが英語ではこういうのだと教えてもらったとき,それが自分のものと して長期記憶にはいってくる。そういったところでALTが活用できればいい のではないかと思う。 今日は3つのアイテムがあったが,これを色に限定してやり,次にALTを 活用する上で,色は文化を背負っている部分があり,日本人はなぜ緑を青とい うのかという質問などもされた例もあり,I am blueというのは(おちこむ) ,ブルーというのはそういう意味もある。You are red.You turned red. は赤くなるという意味の他に共産主義者になるという意味もある。文化的な色 に関して。体の部分に対して,どこが黒いのかということをALTに紹介して もらうのも,相互の文化の違いが分かり,国際理解教育の一環としての英語活 動に関わってくる。動物の鳴き声などもALTを活用できる部分だろう。異文 化を背負ったという部分でALTを活用する方法もある。そこまで子供たちが 育っていると思う。 指導案の2のI feel paleという表現は,paleは見た目が青いということ で自分は分からないので,I feel paleはあまり言わない。I feel sick が普通である。 英語を勉強している姿勢に本当に頭がさがる。いわゆるJTEの役割をして いる。職員の役割分担もよくできている。TTもよくできている。ALTにお まかせというのではなくて,必ずHRやJTEの先生がやっているのがよい。 ぜひ続けてほしい。 謝辞 研究を受ける際にいろいろと条件を出した。何度も指導に来てほしい,AL Tをたくさんよこしてほしいなど。先生方がよくがんばっているので安心して いる。疑問に思ったことは校内で話し合ったりまとめて聞いたりしていきたい。 ALTが突然来ても突然来なくてもできるような対応をしていきたい。稲葉小 は研究を進める上での条件が恵まれている。 今回の研究協議ではいくつかの重要な確認がされています。 まず、先生からの次の言葉に伺えますが、ALTの活用の問題です。 ┌─────────────────────────────────┐ │ ALTがALTとして存在していた場面はどこだったか。 │ │ ALTの存在が光る場面はどこだったか。 │ │ ALTとの連携の場面はどこにあったのだろうか。 │ │ 異文化を背負ったという部分でALTを活用する方法もある。 │ └─────────────────────────────────┘ これについては、前回のフリートークの時に、ALTの活用にあまり気を取 られないで進んで行こうという意見が出ており、今後の課題でしょう。 次に、同じく先生より、誤りの訂正の方針と方法についてです。 ┌─────────────────────────────────┐ │ 小学校では,正しい英語をスキルとして身に付けることは求められてい│ │ない。まずは英語を使って自分を表現したり相手の言ってることを理解す│ │るということをやっていくこと。間違いは,自分の伝えたいことができな│ │い場合に正すという方針でいいのではないか。 │ │ │ │ └─────────────────────────────────┘ 誤りをどう正していくのかは、授業を構成する上でも重要な方針となります。 もう一度確認しておきたいところです。 三つ目として、校長先生より指導案の形式について。 ┌─────────────────────────────────┐ │ 指導案は自由なので,それぞれが自分の考えでやってよい。大変だから│ │やらないというのはだめ。自分の意図を持って,自分の工夫を入れてほし│ │い。授業は上手くても下手でもかまわないが,指導案は後々まで残るもの│ │なので,後で誰が見ても分かるものにしてほしい。 │ └─────────────────────────────────┘ 「誰が見ても何をしているのかが分かる指導案」をキーワードにしていきま しょう。 次回の授業研究会の前に、ぜひご一読ください。