┌────────────────────────┐ │稲葉小学校学校課題研究通信 │2001.10. 3 発行 │ │第 38号 │ │文責 山中 │ │ └────────────────────────┘ 10月2日の授業研究会記録 その4 学校だけではなく。縄跳びのように放課後やったり家でやったりしてはどうか。 学校の責任としては金を使って教材をそろえたいということ。カードは教室に あってあたりまえのような状態にしたい。三つ目は,評価は個人に目当てを持 たせて,それに対してどうかというのがよいということ。例えば,大きな声で できない子が大きな声で言えた,友達としか会話できない子がALTとできた。 こういうのを評価する。帰りの会などで成就感や達成感に関する評価を一月に 一回はやって通知票に書くのも一つのやり方。一覧表にしてコメントを書いて やるのもいいのではないか。今日のが悪いのではない。マンネリ化するのはよ くない。個人でも変化を持たせて,事前の助言があるとよい。 指導講評 ( )今日で三回目の授業参観。毎回,子供たちの様子が楽しくやれて いる。それがまず感じること。今日の授業もお二人の, 先生の男っぽい雰 囲気が子供達の緊張感をとっている。ぐいぐいひっぱって子供たちもよくつい ている。 先生も子供たちに人気があって,ていねいに接している。を意識 したり例を示したりていねいによい雰囲気を作っているので,安心して子供た ちが授業を受けている。 基本的にこれで小学校の英語活動はあるべきだろうなという思いを得る授業 だった。その上にたって,先ほどの5つの観点から授業について述べてみたい。 アについて。十分に取れていたが,ALTがALTとして存在していた場面 はどこだったかを考えてほしい。ALTがいなくてもできる授業であった。A LTの存在が光る場面はどこだったかを振り返ってほしい。 イについて。今のこととも関係するが,五,六人のグループで回っていくの で,子供たちはどちらのALTにも何らかの形で関わるように計画されていた ので,適当ではあったが,その他の連携ははどこにあったのだろうか。 ウについて。英語教育の本質に関わる部分である。誤りの本質についてどの 程度直したらよいか,今でも英語教育界で論争になっている。小学校の段階だ からこそ正しい発音を教える必要があるという人もいる。しかし,現実はどう か。中学校の英語の中でも情報が伝達できるか,コミュニケーションとして成 立するかどうかが大切なのではないか。小学校ではどうか。sが複数になると つくというレベルもあるが,appleと言えば,この人はりんごが好きだという 情報が伝わる。英語を使用している。小学校で英語を教えるのは,正しい英語 をスキルとして身に付けることは求められていない。まずは英語を使って自分 を表現したり相手の言っていることを理解するということをやっていくこと。 間違いは,自分の伝えたいことができない場合に正すという方針でいいのでは ないか。間違っている場合には正しい言い方を返していくとよい。コミュニケ ーションは成立しているが,さらに正しい英語を聞かせ,それを繰り返して正 しい英語を身に付けていくというあり方でいいと思う。 エについて。指導案の目的は,一つは設計図である。ある程度整理して分か ることが大切。もう一つは参観者に分かるということ。この二つの意味を考え てもらいたい。今日の指導案でもメラニーさんは理解できた。この点を押さえ たいということが押さえられているとよい。 オについて。評価とのからみがある。子供に意欲が出て来ることが大切なの で,今日はこんなことをやってみようという段階を追って,積極的な態度とか 英語への意欲などを評価していくことが大切ではないか。 先生が言った4の活動で,これを何分やったと思う?( 先生:15 分以上)25分やっていた。それがすごく活動量があったということ。中学校 の英語だと,子供達の発話がすごくあったということになる。校長先生は質の レベルはこれからだと言ったが,十分に質のレベルも考えられる。What colo r do you like? に対してI like 〜と話すことが子供たちにとって 意味のあることかということを考えてみたい。自分の表現の前にメカニカルド リルが必要。単純に話す。それはできるだけ短くやった方がよい。今日の場合 はそれが25