┌────────────────────────┐ │稲葉小学校学校課題研究通信 │2001. 9.19 発行 │ │第 29号 │ │文責 山中 │ │ └────────────────────────┘ 2学期の学校課題研究(兼 現職教育資料) その1 2学期の学校課題研究の方向性を探ってみようと思います。 1 授業研究会 (1) 第3回目 10月 2日(火) 3年(ALT来校) (2) 第4回目 11月27日(火) 5年・6年(ALT来校せず) 該当学年の先生方、ご準備をお願いいたします。 前回の授業研究会で話題になった事項は次の通りです。 ┌─────────────────────────────────┐ │① ALTとのTTでは、誰でもALTと話す機会があってよかった。小│ │ グループの指導者がローテーションしたのがよかった。どの子もネイテ│ │ ィブの発音を聞くことができた。小グループに分けたので少人数に焦点│ │ をあてて指導できた。 │ │② ALTの指導が小グループに限定されないようにした方がよいか? │ │③ 単語でもいいからクラスルームイングリッシュを使った方がいい。教│ │ 師の英語がALTに通じるというところを見せた方がいい。しかし、ク│ │ ラスルームイングリッシュを使うことで、説明が長くなって活動の時間│ │ がなくなってしまうのであれば、日本語で指示した方がいい。 │ │④ 児童同士の1対1の活動では、正しく言えているのかどうかの見極め│ │ が難しい。教師は積極的に指導した方がいいのではないか。 │ │⑤ 英語活動に入る場合に基本を押さえる必要があるのではないか。基本│ │ を押さえた上で英語活動に入る。体験が第一だけれども、知識技能を教│ │ えることはきちんとやっておきたい。 │ │⑥ 指導案中にゲームの方法を明記するとよい。また、この授業の前まで│ │ にどのような指導をしてきたかを日本語で付け加えるとよい。 │ │⑦ 典型的な間違いを児童がしている場合は、全体指導をして正した方が│ │ よい。その他の場合はその児童に応じて個別に対応する。間違いについ│ │ てはどこかで正さねばならない。その場合に、正し方が問題で、正しい│ │ 英語をさりげなく言うことが大切。多くの場合で間違いが確認された場│ │ 合は、全体の場で正すことが必要であろう。 │ │⑧ 児童が活動に没頭していて、特別に英語をやっているという意識で臨│ │ んでいないのがよかった。 │ │⑨ 4つの観点で授業を見た。 │ │ その1 児童の活動量は十分だったか。 │ │ その2 児童のしたいことに沿った活動内容だったか。 │ │ その3 児童が学習内容を確認していたか。慣れ親しんでいたか。 │ │ ※リピートしただけでは言えるようにならない。全体でやった│ │ 後の確認が必要。「分かったから言いたい」という状態にな│ │ る前に活動をさせると混乱する。ゲームのやり方等の活動内│ │ 容を児童に十分に分からせる必要がある。活動の中に入って│ │ いく教師と外から全体を見る教師とに役割を分担することも│ │ 時には必要だろう。 │ │ その4 学習したことを、教えたい使ってみたいという状態になり、自│ │ 身や意欲をもって活動に取り組んでいたか。 │ │⑩ 教科の授業はそうでもないが、英語は最初は進む。しかし、そのうち│ │ には見せ場のない授業も出てくるだろうが、恐れずにぶつけてほしい。│ │ 2年間の研究なのであまり先を急がず、じっくりと取り組んでほしい。│ │⑪ 活動がテンポよく進んでいくのでよい。 │ └─────────────────────────────────┘ 以上です。 前回の授業研究会の後でお配りした会議録から抜粋したものです。詳しくは そちらをご覧ください。 この中のいくつかについて焦点を当てて、指導法を提案したり、改善したり していただければありがたいと思います。