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│稲葉小学校学校課題研究通信           │2001. 7.19 発行 
│                        │第 28号      
│                        │文責 山中      
│                        │                
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7月18日の現職教育での話し合い内容③ 
(  先生の御指導)
 子どもは週1英語に触れ、リスニング力、英語に親しむ面では成果もある。
教師もALTと打ち合わせができるのは進歩である。
 6年生で好きではない子が多いが、好奇心を持たせるということでゲームの
内容を子どもたちに考えさせるようなゲーム、オウム返しではないゲームなら
いいのではないか。
 難しい内容を1時間でやるのは難しい、2週3週と続けると定着する。おも
しろみも出てくる。

(  先生の御指導)
 何のためにやるか。稲葉小の子に刺激を与えるため。急に英語ができるわけ
ではない。刺激を与えることが大切。1年間でそれは望んでいない。職員の研
修が勉強に向いているのでその意味では成果がある。児童への刺激の与え方な
どについて。
 教育活動は何かに役に立つかというとそうではない。粘土も鉄棒も分数も不
等式も全く使わない。基礎基本などは実生活には役に立たない。あまりまじめ
すぎないで自分自身も英語を楽しむというくらいの構えで逃げ道を作っておく
といい。
 高学年は自分たちで外国のツアーを編成させて、具体的な場面を想定させる。
空港やレストランなど。日本語で台本を作って、それを英語にできるかどうか。
実際にできるかどうかは別。自分たちで考えさせたらどうか。理想は探検ツア
ーに英語を話す部分を入れるといいのではないか。
 業間活動を見せてもらうと、自ら考えるという状態ではない。指導をすると
その弊害も出てくる。私はハウマッチとダウンしか言わない。例えば、留学し
た時にいろんなことを聞かなくてはならない、それを日本語で考えて、英語で
やってみてはどうか。
 好きじゃないのがいっぱいいるのも自然なアンケートだということで、それ
ほど心配することではない。
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 お疲れ様でした。わずか1時間の研修ではありますが、前回に続いて大変中
身の濃い、充実した研修になったと思います。
 先生方のご意見の中から、いくつか確認されたこと、提案されたことを改め
て書き出してみます。
1 児童の知的好奇心を満足させながら、表現意欲も高めていけるようなゲー
 ムを開発する。
2 授業で使ったカード等の教材・教具を常に掲示しておくコーナーを設置す
 る。 
3 学年の到達目標を具体的な形で把握し(お店やさんごっこができる)、そ
 れに向かって学習内容を設定する。 
4 児童が高い興味関心を抱いている時期に、主導権を児童に移していくには
 どうすればよいか。
5 指導内容が難しく、学習の進度が速すぎるのではないか。
6 児童の興味関心を持続させながら、学習の進度を調節するにはゲームが有
 効だが、そのゲームのポイントは変化のある繰返しだ。
7 2学期の稲小タイムは、内容とメンバーを再構成して臨む。場合によって
 は前後半でメンバーチェンジを行う。
8 オウム返しではない、児童に考えさせる場面のあるゲームを行うと、児童
 の興味も高まるのではないか。
9 英語活動は稲葉小学校の児童に刺激を与えるために行う。実際的な成果は
 期待しない。
10 高学年の児童は、自分たちである場面を想定し、その場面でどんな英語が
 必要かを考え、実際に英語で話してみるというような活動を展開したい。で
 きれば、探検ツアーに英語を盛り込んでいきたい。