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│稲葉小学校学校課題研究通信           │2001. 4.26 発行 
│                        │第  8号       
│                        │文責 山中      
│                        │                
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小学校英語活動実践の手引きから ②

などについて,
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│学校の実態に応じた                        │
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学習活動を行うわけです。
 ここにきて「国際理解」という言葉が登場し,初めて英語活動との接点が見
えて来ます。「国際理解」のねらいはこうです。
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│○異文化を知る。 ○自国の文化を知る。 ○行動する能力を習得する。│
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そして,「国際理解」を進める具体的な学習活動は,
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│○外国語会話      ○国際交流活動       ○調べ学習  │
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の3つです。このうち「外国語会話」については
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│ 「外国語会話」は行動する能力を育成する上で大きな役割を持ち,これ│
│からの国際理解を進める上で,重要な要素となっている。(下線山中) │
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と述べられています。
 また,「手引き」で外国語会話のうち特に英語を取り上げる理由は次のよう
に説明されています。
┌─────────────────────────────────┐
│○現在,世界の多くの場面で使用されている言語である。       │
│○子どもが学習する際の負担等を考慮して。             │
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 これで,英語活動を行う際の縦の関係がはっきりしました。ようやく英語活
動にたどりついたという感じです。見出しを並べてみると次のようになります。
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│時代背景 → 学校教育に求められるもの → 学習指導要領改訂 → │
│総合的な学習の時間の創設 → 「国際理解」に関する横断的・総合的な│
│学習 → 外国語会話 → 英語活動(英会話)                     │
│※手引きでは「総合的な学習の時間」で扱う英会話を「英語活動」と呼ぶ│
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 ここまでは,いわば英語活動にたどり来るまでの道筋です。なぜ,英語活動
が小学校で行われるのかということです。では,英語活動の進み行く道筋は何
でしょうか。何を目標にして英語活動を行うのでしょうか。それについては次
のように書いてあります。
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│○コミュニケーション能力を育てる。                │
│○国際理解を深める                        │
│○外国の人や文化にかかわる手段として英語を活用する態度を養う   │
│○興味・関心や意欲の育成をねらう                 │
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 この縦の糸に,稲葉小学校の児童や学校・地域の特色や実態という横の糸を
からめて,稲葉小学校の英語活動が出来上がっていくのでしょう。それが出来
上がるのはまだまだ先のことかもしれませんが,とりあえず,「稲葉小学校で
はどうして英語の勉強をしているのか?」と地域の方に聞かれた時の,答えの
一部くらいにはなるかなと思います。
 なお,「手引き」の他の部分とあわせて,   先生から出されている資料
(①平成13年度 研究の概要 ②平成13年度 総合的な学習計画 ③総合
的な学習の時間「英会話」について)ももう一度お読みになっていただければ,
状況はさらによく分かると思います。よろしくお願いします。