┌────────────────────────┐ │稲葉小学校学校課題研究通信 │2001. 4.26 発行 │ │第 7号 │ │文責 山中 │ │ └────────────────────────┘ 小学校英語活動実践の手引きから ① 文部省が刊行する「小学校英語活動実践の手引き(抄)」が,昨年度, 先生から先生方に配布されたと思います。私もそれをいただき,ざっと目を 通してみました。 英語活動を小学校で行う理由は何なのでしょうか。稲葉小学校の特色を生か すという視点はひとまず置いて,この手引き(抄)を手がかりに,ここで公的 な理由をまとめてみようと思いました。先生方にとってはすでに自明のことか もしれませんが,恥ずかしながら,私はこれから勉強です。お時間がありまし たら,おつきあい下さい。 なお,この手引きが実際に刊行された暁には,先生方にも一冊ずつ購入でき ればいいなぁと思っています。 英語活動のねらい まず,時代背景から述べられています。端的にこうです。 ┌─────────────────────────────────┐ │国際化,情報化,科学技術などが一層進展する変化の激しい時代 │ └─────────────────────────────────┘ その中で,学校に求められているのは, ┌─────────────────────────────────┐ │変化に的確かつ敏速に対応する教育 │ └─────────────────────────────────┘ です。つまり,変化についていける子を育てよとのことでしょう。そのために は,旧来の学習指導要領では間に合わなくなったので,これを改訂して新しい 学習指導要領にしようというわけです。新学習指導要領の基本的なねらいは, ┌─────────────────────────────────┐ │○各学校がゆとりの中で特色ある教育を展開する │ │○子どもたちに豊かな人間性や社会性を養う │ │○基礎・基本の確実な定着を図る │ │○自ら学び自ら考える力などの「生きる力」を培う │ └─────────────────────────────────┘ の4点で,それぞれ, ┌─────────────────────────────────┐ │○特色ある教育 ○心の教育 │ │○基礎・基本 ○生きる力 │ └─────────────────────────────────┘ というキーワードで表すこともできるかと思います。(あくまでも手引き(抄) の記述からですが……。)そして,これらの基本的なねらいの下に, ┌─────────────────────────────────┐ │総合的な学習の時間 │ └─────────────────────────────────┘ が創設されたわけです。ですから,総合的な学習の時間では,これらのねらい を達成するために, ┌─────────────────────────────────┐ │○各学校が, │ │○地域や学校,子どもの実態に応じて │ │○創意工夫を生かした教育活動を行う │ └─────────────────────────────────┘ のです。(※創意工夫を生かした教育活動とは,「横断的・総合的な学習」や 「子どもの興味・関心等に基づく学習」など)具体的には(ご存じの通り), ┌─────────────────────────────────┐ │○国際理解,情報,環境,福祉・健康などの横断的・総合的な課題 │ │○子どもの興味・関心に基づく課題 │ │○地域や学校の特色に応じた課題 │ └─────────────────────────────────┘