テーマ学習の概要(「テーマ学習」の手引きより)
趣旨:本校は「読書するところなり」を教育の重要な柱としており、その積み上げの課程で、
おのずから興味・関心のよって立つところを自分の「テーマ」と定め、その分野を深く、
広く究めて、独創的な文章にまとめて提出させる。
この試みは、中等部生にとって学習の真の、面白さ、楽しさ、厳しさを体験することに
よって知的好奇心・人間性の育成、加えて思考力・文章力の向上に寄与するもので
なければならない。
制作:6月の適当な時期に学年集会をもち、「テーマ学習」の意図、制作過程や日程を指示する。
制作論文の分量は原稿用紙25枚以上(1万字への挑戦)
対象分野 ①自然科学 ②人文・社会科学 ③自由探求
評価:3分野より、各最優秀賞・優秀賞(2)を選び表彰する。審査委員は、職員代表で構成する。
MOTOYANのテーマ学習に対する基本姿勢
「レポート」ではなく「論文」である。
書物の丸写しやインターネットからの直接取り込んで他人が書いた文章をあたかも自分が書い
たようにするのは盗作であり、論文ではない。もし、部分的に必要ならば必ず引用のことわりを
入れよう。
自分の文章で書くためには、自分独自のデータを持つ必要がある。独自のデータを収集する手
立てをまず考えよう。(調査・実験・フィールドワークなど)
「論文調」の文章に慣れる。
先行研究や多くの論文を見て、読んで、論文調に慣れよう。まねることは、丸写しではない。
もちろん、研究のための基礎的な知識を得るためには、参考文献に数多くあたることは大切だか
ら言葉の言い回しや使い方を頭に入れながら読もう。
論文としての体裁を整える。
論文の構成をしっかりたてて、それに枝葉をつけて全体のバランスをとろう。
図や表も自作(オリジナル)とし、形式を統一させる。
原稿用紙の使い方やワープロ文書の作り方も研究しよう。
提出期日を守ろう。
どんなにすばらしい論文でも提出期限に遅れたら無意味である。研究スケジュールをしっかり立
てて期限以内に完成するようにがんばろう。テーマ学習だけに打ち込めるわけではないので無
理のない計画を立てよう。