指導員記録「まっせんダイアリー2001」

01年10月


#110

 10月31日(水)

「うどん」

今日のおやつはケイのリクエスト、うどんだ。そのケイから連絡があり、はとこに赤ちゃんが生まれたのでお見舞いにいくとのことでお休み。次の機会を楽しみにね。赤ちゃん、かわいいだろうなあ・・。

マリオが帰って来て、うどんに大喜び。「うまっそー!」といって、箸をもち「いただきまーす」ずるずる・・・。

「うまい!」「身体が熱くなってきた」「あー、おいしいわ」「ふーっ!!」「あー、うまい」「あー、だしがうまい!」「はー、おいしかった。ごちそうさまあ!」

これ以上の言葉や表情はないくらい、うまい、うまいと食べてくれこんなにつくりがいのあるうどんもないだろう(笑)

その後もそれぞれの反応でうどんをおいしそうにすする子どもたちであった。これからのなかよしのおやつはうどんやラーメン、暖かいものが増えてきます。量は夜ごはんにひびかないよう加減しているつもりです。でも、食べ過ぎてたらごめんなさい。

4時半になかよしを締めていざ出発。なかよしの大先輩のクラブの見学と懇談だ。どんな素敵な場所かわくわくするのだった。いってきまーす!

#109

 10月30日(火)

「うわっ!一太郎や!」

今日の4時に祭りの太鼓練習が急遽入った。場所は公園。といっても、なかよしのメンバーで参加するのはジャガとマリオの2人だけ。あとは5年生の野球少年達だ。今日が初練習・・・。本番は今週末・・・。なんとかなるだろう・・・。

火曜日のクラブの日。ウユーがまず帰室。「あー、疲れた。もうあかん、疲れたあ!」とひっくり返っている。陸上部はなかなかハードなようで、先週もそういや同じような光景をみたなあ。

次にマリオ、リードが帰って来て、3人でコロッケバーガーにぱくついていた。そこにアイボンが帰ってきた。

リード「あっ、今日学校でなあ、蹴ってきた!」
ウユー「あっ、今日学校でなあ、叩いてきた!」
マリオ「あっ、今日学校でなあ、ひねってきた!」
完全に吉本のギャグ風に遊んでいる3人。
まっせん「アイボン、大暴れかいな、今日は」」
アイボン「うそいうなあ!なにいうとんねん!はははは!ほんまにちょっと叩いた子もおるけどな。まあ、あいさつやな」

この会話にまったく悲壮感はなく、みんな大変楽しそう。でも、一応釘をさしておく。「あのさ、たたいてほしくないんやったら、ちゃんと嫌や!っていうときや」ウユー、ニコニコと「別に嫌とちゃう」(この発言には正直びっくりした!)「ほらな、いやそうじゃないもん」「いやいや、やっぱりいやや」といいながら、笑っている。(すごい信頼してるんや、アイボンのこと)

3人の男子とアイボンの関係はなにかとてもほのぼのとしているのだった。マリオ「だっておもしろいしな、こいつ」 アイボン「なんやとー!」と笑ってまたたたきにいく。基本的信頼関係というやつが出来上がった上での、ちょっかいだしは見ていても心配ない。ほっとする。

口も悪いし、手も確かにちょこっとでるときもあるけど、それだけじゃないアイボンを男子たちは知っているから、きっと好きなんやと思う。こんな縦横の関係ができていくのをみていると、とてもうれしくなってくる。やっぱり色んな喜怒哀楽をともにしないとこういう関係はなかなかできないと思う。

なかよしの一人一人が強弱や質はあるものの、それなりの信頼感、お互い認め合っている安心感をもってこれてるなあ、と最近思う。今のメンバーで半年以上経つもんね。

ナッチ、ジーコも帰って来て、コロッケバーガーのバンズについているゴマの話で盛り上がっている。一人、ゴマがかなり好きなリードがみんながよけたゴマをもらって食べていた(笑)

マリオが科学クラブでつくってきた光の万華鏡もかなりのしろものだった。きれいだった。

そこに「こんにちわー!」と元気な太い声。ナッチ、アイボン「きゃあー!!一太郎やあ!」久々の登場。約2ヶ月ぶりだ。
「なんできたんよ!」とおそろしく失礼なことを言う女子。
たいがいにしとかんと、シャレですまんで。言葉は!」
本当におそろしい出向かえの言葉、お許しを・・。

4時に公園へ。ジャガ母も一緒に太鼓の段取りを5年男子とする。とにかく本物の太鼓で最終あわせていこう。ということで解散。

なかよしの子も「やっぱりする!」とか言う子はでてくるかなと思っていたが、まったく我関せずの様子で、しばらくすると、一太郎を餌食にボールけり、四天で盛り上がりまくっている。大人をからかって、戸惑う姿にこの上ない喜びを感じるようで一太郎はギブアップ寸前だった(笑)

5時。今日も早めに帰すことに決めていた。しかし、太鼓メンバーもはいっての四天。とてもやめられる状態ではなかった。
ジャガ、クッシ−のバトル、2人とも涙モノだった。がさすが5年。建て直しが早い。リードも涙モノ。かなり悔しかったようだ。でも、こちらも切り替えが早くなった。なんとか、5時15分で終った。

とうとう11月。なかよしも5時までになります。真っ暗な中、ランドセル背負わして帰らせるのはかなり心配。何事もなかったようだが、犯人はまだ捕まっていない。

「5時までになったら早く外に出て遊ばなあかんな」と誰かが言っていた。ほんまや。

追記 ある子のお迎えにいくため、車を走らせていた。みると、リカッチだ。時計は5時20分。自分の家とは逆に歩いている。「何してんの?」「なかよし。行く途中やで!」「もう今日終ったで!連絡しておいで。こんな遅くにきてどうするつもりやったん?」「四天」「あのなあ、10分だけ四天して車で帰るのって、なんか変とちがうか?」

少し急いでいたので、とにかく車にのせ、家の方向にスタートする。休む日は連絡する。こんなに遅くなる日も同じ。この間も約束したこと、もう一回約束。約束は守らんと信頼されないで。小さい約束でも守ろうや。

車からおりる時、メモをくれた。「やくそく。電話する。リカッチ」

#108

 10月29日(月)

「物騒だけど今日も遊んだぞー!」

ウユー帰室。「事件があってな、先生たちが帰り道に立ったりしてるで」と報告してくれた。「やっぱり・・」緊急のお手紙もみせてくれた。

午前中にラジオで聞いていた。ある町で登校中の中学生女子が後ろからきた男にいきなり切りつけられた。そして、まだ捕まっていない。

迎えにいこうと思ったが、ここにいることにした。ここまでは学校がやっぱり対応してくれた。ベランダにでると、5年の先生が自転車でパトロールされていた。「ああ!ここだったんですか!ご苦労様です」と声をかけてくださった。いつもよく声をかけてくださる。「こちらこそご苦労様です!」先生方もかなりの範囲に散っておられるようだ。

みんな次々帰ってきた。マリオ「今日帰るでえ、Kと遊ぶ」「いいけど、遅くまで外うろうろしてたらあかんで」「大丈夫、大丈夫。Kの家、近所やから。あっ、そうやお金もってくるの忘れた!」「なんのお金?」「カンボジアの子の給食代、家から持ってこようと思ってたのに」マリオ、覚えてるんや、金曜日の新聞。なんか、その気持ちだけでうれしかった。

ジャガ帰室。なんか、ちょっと元気ない。こういう日はすぐロフト行きだぞ。案の定、ロフトへ。アイボン、ABチャンと帰室。「ちょっと、もう最悪!むかつく!聞いてよ!」「ここでは話されへん」というので、外へ出る。なんと4件もの事件を聞かされる。その中で一番解決したいことは一件目と確認。分かりました。力になれるかわからんけど、やってみよう。

話してると、ジーコ登場。「あれ?熱出てたんとちがうん?よう、学校もいけたなあ。大丈夫?」「うん、大丈夫。あれ、来たあかんかった?」「いやあ、いいけどさあ、ウユーが39度の熱らしいっていうから」後ろには、同じクラスのアー君、ニー君。にやにやしている。「はいってもいいん?」「はいりはいり」

最近は友達を連れてきた子には自分の100円でおやつをわけてもらっている。手作りおやつの日は問題ないんだけどね。そのほうが気も使わないし、ここはみんなの家代わりだから。

今日の事件のことが話題になる。まだ捕まってないから、という話が学校でもあったようだ。

今日ドッジボールで帰りが夜の8時になるリードが少しびびっている。当たり前だよね。お母さんに連絡をとって、今日は迎えに行ってもらうように頼んだ。少しほっとする。

今日は5時でみんなを帰すことに決める。5時半はかなりもう暗い。みんなも納得。「ほんならはよあそびにいこ!」とアイボン。
外で遊びきらんとほんとに気がすまない、アイボンなのだ。

「ジャガどうしてる?」「マンガ読んでるでー」静かやったらやっぱり心配やなあと女子と話す。

この週末、祭りなので、そこでやるパズルの予行練習をしたり、賞品のくす玉を折り紙でつくったり、大富豪をしていたり、みなそれぞれ。賑やかなざわめき、でもうるさくない今日のなにかいい感じのざわめきだった。事件があったこともあるが、みんなが自然に寄ってきたってかんじで小さいけれどやっぱり居場所だよね。秘密基地。

ゴーは今日から一週間の自然学校に出発した。山の中はかなり冷えるだろう。いい体験いっぱいしてきてね。

リカッチ、電話しておいでやー!ケイも元気ないぞー。思い切って謝ってしまえ!すっとするよ。そんなケイのほうがみんな好きやねんで。きっと。

公園に出る。小学生はさすがにいない。でも幼児づれのお母さん達は結構いて賑やかだった。一応、万が一、例の男が来た時の逃げ方も考えて、遊び始める。

といいながら、遊び始めたらすっかりわすれて夢中のわれら。
今日はポートボールもどきで汗いっぱいかいた。リードが「事件でドッジ休み!」と帰ってきた。判断されたようだ。

5年対4年。屈託のない4年の動きはすばやく、今日は色々お悩みの5年の動きはイマイチ。でもだんだん身体も動き出したようで、遅れてはいったジャガの活躍もあり追い上げた。15−11で終了。おもしろかった!

ジャガが指導員の自転車にのっていってしまう。追いかけようと思ったが、リード母への電話、鍵を忘れたケイとの対応で時間が過ぎる。ジャガが帰ってきた。「なんでけえへんかったん?」と当然追いかけてくると思っていた指導員が来なかったのにかなり失望の様子。

ほんとにジャガは元気にはじけてないと、どうも心配だ。でも、ジャガだって静かに色々考えるときもあるよな。「だいじょうぶか?」と聞くと、後ろ向いたままアクションなし。

しばらく帰っていく姿をナッチと見守る。途中で走り出して、家に駆け込んだのを見送って本日、ジ・エンド。

この事件、早く解決してくれますように。

#107

 10月26日(金)

「10円で一食分の支援」

毎日新聞でカンボジアの子ども達の保育所事情のキャンペーン記事をみつけた。写真の子ども達の屈託のない、はじけた子どもらしい笑顔に惹かれた。

切り抜いてなかよしに持っていった。声高に「世界には苦しくても貧しくてもこんなに頑張っている子どもたちもいる。募金して!」なんていうつもりはなかった。いろんな社会事情が自分で理解できるようになってきて、その時自分の意思でやるべきだと思うから。

ただ、知らせることはいいかなと思って記事をみせてみようと思った。

カンボジアの保育所は建設中のところもまだ多く、待機している子達がまだ大勢いる。(日本にも保育所待機児は大勢いるんだが、背景がちがう・・)一日朝、夕の2食で男も女も働くのが普通らしいのだが、保育所の子ども達だけは給食がいただける。その給食の一食分にかかる経費が日本円にして10円玉一枚なんだそうだ。

親たちは2人で一日働いても、日本円で210円くらいにしかならないらしい。保育料はその日銭と収穫したお米になる。払いきれず、収めきれずの家庭が多い。その足らない部分が各国からの支援金で補われる。日本では10円でも、カンボジアでは大きな支援となる、という記事だった。

「10円の給食ってどんなん?」「魚に甘酸っぱいスープをかけたものを、ごはんにかけたものやって」「うまそうやな」「おかわりできるんやろ」「でもこれだけやったらお腹すくで」「この保育所何人いてるん?」「50人やって」「ほんなら一人10円の昼飯代やから、一日500円で食べれるんや。全員!俺持ってるで、家に」「今日100円おやつやから、10人食べられるなあ」「母さんがいうとった。アフガンの子どもなんか悲惨やって」「そうや。アフガニスタンの子達はこんな保育所にもいけんと家にも帰れんと爆弾から逃げてるんやで」「保育所3時で終わりやって」「えー、そんな早く」「お父さんもお母さんも仕事がないから、家にかえらんとしょうがないみたいやで」「日本と全然ちがうなあ」

なんやかんやと頭を寄せ合って、長いこと結構話していた。話してる間に、おやつのおつりを5円、10円、「まっせん、くっとってや」といって、財布に入れてくれた。

子ども達はきっとすぐにこのことを忘れてしまうかもしれないけど、いっときでも、自分たちとこんなに違う生活をしている人たちがいるっていうことに驚けたり考えたりすることは無駄ではないよね。世界をみれば、富んだ国と貧しい国の差がこんなにも大きいんや

このやりとりをちょっと遠めにみていたアイボン。
「わかったって!だからはよ遊びにいこ!」

豊かな国に生まれ育っている私たち、そして子ども達。カンボジアの子ども達には‘食‘が必要。アフガンの子ども達には、爆撃のない当たり前の日常が必要。

日本の子ども達には今何が必要?
きっと‘モノ‘ではない、何かが必要・・。

アイボンのいうとおり、心配ごとなんかふっとばし、伸びやかに、遊ぶこと、遊べる時間かもしれへんな。

#106

 10月24日(水)

「なかよし休室ですが、特別編」

今日はゲン坊の就学前検診。ゲン坊の友達、ジュンと一緒に学校着。ナッチがお出迎え。「受付1は混んでるから、受付2から行き。はい、こっち、こっち」とツアーコンダクターよろしく、案内してくれる。

受付2にいくと「まっせん!」「おーい!」と声が聞こえる。見覚えのある5年生の公園仲間が手を振ってくれている。おっ、ジャガもいた。新1年生の健康診断の部屋に5年生が手をつないで案内してくれるのだ。なかよしの誰かにあたるかなあ・・と思ってたが、まさかジャガとは!

ジャガの付き添いで教室へ。ゲン坊も「じゃがじゃがやあ」とすっかり安心、大喜び。先生の前に行くと「あれ、受付1にはいかれましたか?」「いや、いってませんが」「先に1にいって必要書類に記入してから、ここに来てください」友達のジュン親子ともども、最初からやり直し。ジャガとも無念の別れ!

あのインチキツアーコンダクター・ナッチはいずこへ!あっ!窓からにやついてこっちをみている。こりゃあ、受付1からやないのー!ほんとに参った!

検診は無事終了。ゲン坊が帰ってくるまで、控え室で待つのだが色んな子が小さい子を案内している姿に出会え、よかった。カマくん、ミッチ−も頑張っていた。アイボンなんかちゃんと腰をかがめて、女の子に話し掛けてあげていた。ケイもしっかり手をつないで引いてあげていた。小さいものには優しくなれる。こんな経験、いっぱい積ましてやってほしいと思う。

ジャガと気象予報士見習いの2人は、ペアでベビーカーと一緒のお母さんについていた。ジャガがベビーカーを押してあげていた。見習いは説明していた。赤ちゃんずれのお母さんかと思っていた。

ジャガが呼ぶ。行ってみると、そのお母さんが「H保育園ですよね」と話し掛けてこられる。ベビーカーをみると、「こんにちわ!」と明るい声。赤ちゃんではなく、その子が新1年生の子どもだった。話を聞いていくと、実はゲン坊と同じ保育園に週一回だけ通っている水頭症の子どもさんで、ゲン坊と私のことを知っていてくださったというのだ。その親子の担当にたまたまジャガと見習いがなって、ジャガが互いを繋いでくれた、というわけだ。不思議な縁です。とっても人懐こい明るいお子さんだったし、ぜひ小学校の放課後、子ども集団の中で過ごせるホームに入れるといいのになあと思った。

ジャガが「今日、いっしょにかえろ」というので「なんで、まだ授業中やろ」というと「大丈夫。まっとって」というので、待ちがてら、運動場でゲン坊たちと遊んでいた。でも、待ちきれずとりあえず外へでる。ナッチに「ジャガに公園にひまやったらおいで」っていうてきてって頼む。(ゲン坊とジュンが遊ぶことになったので)

ナッチが帰ってくる。「ジャガ、鉄棒から落ちて怪我してたで」っていうので、びっくり。見に行くと、顔の中心を縦にけっこうすりむいて、鼻の上真っ赤か!「なにやってたん!」「じごくまわり・・・」「保健室いっといで」「おー、いってくるわ」本当に必ずなにか起こしてくれるジャガだった。あれくらいで済んでよかったで。

やっとこさ、家に到着。ジュンとゲン坊が遊びだす。「ピンポーン」みると、ケイ、ジャガ、ABちゃんの3人。遊びにきたというのだ。ランドセルを背負ってたんで「一回かえり!」というとうっちゃら、うっちゃらと理屈をつけて帰らない。なかよしが休みの日こそ、友達と約束したらいいのに、おかしな子達だ。

結局、公園にでる。「まっせん」とみると、久々のラハイだ。「今日はなんにもないねん!」とにこにこしている。いつもみんな遊んでいる横を、塾に頑張ってでかけていくラハイ。さっそくジャガにつかまり、遊戯王カードのバトルをなぜか秘密基地の前でやるといっていってしまった。T君もいっしょだった。乾杯!ラガー!の踊りみせてくれてありがとう。かっこよかったで。

ケイも5年女子となんやかんやで合流でき、なぜか泥遊びに興じだした。プリンづくりかなあ?とにかくおもしろそうだった。

ナッチはゲン坊たちと遊んでやっていた。

ふとみると、公園のトイレの屋根に見慣れた顔。5人いた。鉄条網にひっかかりながら屋根に登っている。そして、みんなで屋根にすわり、コンビニでかってきたおでんのパックを持ち
食べているのだ。時々、おでんパックを脇に置き、エアガンを打っている。

どう声をかけていいか、一瞬迷ったあまりの光景。別に人に迷惑もかけているわけでもない、なにかすごい開放感できもちよさそうな4人に「すぐにそこからおりなさい!」と言えなかった。ほんとに木の上に上って遠くをボーっとみているような感じの4人。しかし、しかし・・。

その時、誰かがいきなりおでんのクシを地上にポーンと放りなげた。これで、まっせんの中の何かが切れた。「降りてきてひろい!あかんやろう!公園ゴミ捨て場とちがうで!」下を見るといっぱい袋とかも落ちていて、「全部拾い!」とかなり怒ってしまった。「エアガンは絶対人や生き物にむけるな!」「そんなことしててもほんまかっこよくないで」一瞬、びびっていた4人。ある子は必死で形勢不利な状況を繕おうとしていた。
それでもやはり屋根からおりずに5時ごろまでぼーっとしゃべっている4人だった。私も「おりなさい!」までは言わなかった(これには賛否両論あると思います)。

しばらく前まで、みんなで野球やサッカーしていて、なかよしの子とコートの取り合いしてたのに、おいおい!どうしたん?公園のトイレの上でおでん食べてる姿はやっぱり変やで。

自由に遊べる時間に、お金と物が加わるとやはり高学年になってくるといろいろしでかす。そんなものも乗り越えて大きくなっていくんだろうが、常識で考えておかしいこと、危険なこと、してはいけないことに何か一言いってやれるような、生活のルールを教えてやれる大人の存在の必要性を感じた。子ども達がとことん何かにのめりこんでしまう前の歯止めにならないといかんと思った。

親の子育てと同じくらい、地域の大人たちが子ども達の育ちを見守ってやらないといけない今の時代だと、強く感じたのでした。

#105

 10月23日(火)

「なかよし習いたいねんて」

必ず寄り道をしてからゆっくり帰ってくるナッチが今日は珍しく一番に帰ってきた。今日は久しぶりのクラブ。早く終ったそうだ。

いつも大富豪を覚えようとしないので、「教えよか」というと、「うん、教えて」。みんなの前でいちから覚えて、弱い姿を見せるのはいやだ!と思っているのは分かっていた。そんなん、誰も気にしないのに、どうしても気になるらしい。アイボンも一緒。新しい遊びはみんなのいないところで、鍛えてから(笑)デビューするのだ。

「ただいまあ、疲れたア」「あー、へとへと」今日はみんな久しぶりのクラブで特に運動系のクラブのウユー、ジーコはかなりのお疲れだ。「ぜーんぜーんつかれてないよー!」=アイボン(爆!)。聞いてへんって。

ジーコは「高飛びで着地した時に強く打ってまた痛いわ」と訴える。いつも痛めるのは左足。ねんざ癖ついてるのかもな。シップしよ、というのだが貼らしてくれたためしがない。「ほっといたら治る」。確かに(笑)。男は黙ってねんざを治す!女子たち、見習おう!(ちょっとの傷で「バンドエイドはってえ!」といまだ甘えてくれるんですよ、女子は)

今日のおやつは、まずみかん。このみかんの争奪戦がすごかった。ウユーとリードのみかん好きがよーくわかった。

ジャンケンであまったみかんを分けていたそのジャンケンで半分ゲットした上に、ナッチからおすそわけといってもう半分もらってほくほくのリード。

そこにジャガが「やっぱりいらんわ」とみかんを提供したため、再度ジャンケンに。当たり前のようにそのジャンケンに参加しようとしたリードにウユーが喝!

「お前はあかん!」「なんでやねん」「お前、俺らより一個も多く食べてるやろ!」「さっき半分しかもらってへんやん!」
「なんでやねん!ナッチからのおすそ分けで半分もらってたやないか!それで一個になるやろ!」リード「・・・・・・・」 

昼間の兄弟たちのおやつ争奪戦は激しいのだ!
もう吹き出すしかなかった(爆笑!)

次は、前回ウユー発案のレーズンいりミニホットケーキ。予想通り、おいしいようで焼きあがるとみなパクパク。またもリードが「もう一枚食べていいやろ?」というので、お皿に結構あったので「ええやん、食べや」というと「だって、おれもう3枚も食べてんで」といってまわりのみんなの反応をうかがっている(爆!)みな無言(笑)。「食べたらええやんか」「やったー!」ほんとに純粋で素直なリード、いいなあ。

食後はなにか「何してるときが一番楽しいって思う?」というテーマで盛り上がった。この間もみんなに聞いてたら、なんと「寝るとき!」という答えが多くてびっくり。「そんな疲れてんのん?」「いや、っていうか寝るときって幸せやわあ」あと「モーニング娘のカード交換してる時」とかも言ってたなあ。

今日はジャガに聞いてみた。間をおかず「野球してるとき」と帰ってきた。野球大好きなんや!また、みんなに聞いてみよっと。

そこに、リカッチが友達のSさんを連れて帰ってきた。「Sなあ、ここ習いたいねんて」「習う?なかよしを習うっていうの?」「うーん、なんていうんか分からんけど、とにかく習いたいねんて」「遊びにこんとどんなとこかわからんもんな。いつでも遊びにおいでな」

クラブで疲れていたジーコとウユーは帰宅。あとみんなで公園にいった。最近はすいているのでコートも書きやすい。よく野球をしていたカリスマたちとはこの頃会わない。S川に釣りにいっているという話も聞いているが・・。

久々のジャガこん身の回転レシーブを拝見できたぞ。二天から四天、最後は六天で今日も日暮れまで遊びました。

#104

 10月22日(月)

「ババに呪われたウユー」

うっとおしい天気。朝からの雨は小止みだが、また降ってきそうだ。

5年が早くに帰ってきた。水曜日、就学前検診で学校にくる幼児さんたちを5年が学校案内するのでその分、今日は早く終ったそうだ。

実は我が家のゲン坊も就学前幼児。「いやあ、誰かがゲン坊の案内してくれたらうれしいなあ」リードの妹のアヤちゃん、ブッチーの妹さんもやってくるよ。かわいい新1年生のこと、よろしく頼むね。

みんな結構雨に濡れて帰ってきた。こんな日は自転車に傘が一番危ない。アイボンなんか傘もささんと自転車できたって。あぶないぞー!リードはドッジもあるので自転車はおいて歩いてきたって。えらい!

ケイがむかーっとして帰ってきた。「今日はとってもブルーやねん。余計なこと話さんといてな。でも、ケイの言うことはちゃんと聞いて」まあ、なんとすごい注文!かしこまりました。
マリオが「ブルーってどういうことー?」なんか、一生懸命説明してたケイ。元気、元気。大丈夫!。

雨脚強し。ほんとにこんなに短い期間で外にでれないのは珍しい。梅雨のときでも、出れる日のほうが多かったから。さあ、今日はどんな大会にしましょうか。

色々討論(?)後、ボーリング&7並べ&トランプで計算の3つになった。

おもしろかったのが7並べ。ババがあちこちにいくので上がれそうで上がれない。ナッチと、遊びにきていたABちゃんが強かった。ウユー、特にババに呪われていた(笑)。ジーコは冷静にポイントをかせぐのだった。

最後は3チームに分かれて、トランプで計算。例えば、出題が‘3‘とでるとする。まずはカード2枚で、加減乗除どれでもいいので、‘3‘が答えになる式をつくる。6−3でもいいし、1×3でもいい。次は、3枚で作り、最後は4枚で作るのに挑戦。

問題は‘4‘。なかなか難しい。8÷4+6−6=4、っていうかんじ。あわてるから、なかなかでてこないのがおもしろい。

大人vs子どもでいつかやりたいなあ。

賞品(だがしやの当たりつきあめ、ガム)授与。ジーコ、またも当てる。くじ運強い!

雨、かなり降っている。自転車おいて、傘さして帰りとかなり説得したがアイボン、傘もささずにいってしまった。気をつけてよー!

#103

 10月19日(金)

「明日は駅前祭り!」

今日も大富豪で盛り上がりまくっている。ウユーが強い。ジーコもなかなか。マリオもいい線。ケイも平民キープ。貧民、ド貧民を見事にキープするのは、大体リードとまっせんだ(涙)
アイボン、ナッチはしない(やろーや!)

そんなリードがなんと大富豪になった。大富豪は強いカードを2枚もド貧民からもらえる。いつも、泣く泣く強いのを渡していたのが、逆の立場だ。「うわあ!いいのんばっかりやあ!」もう、満面、嬉々嬉々。

しかし、心配は的中した。我らは、強いカードを使い慣れていない。弱いカードを集めて、ひたすらチャンスを待って、細々と闘ってきた。案の定、リードはいいカードが揃いすぎて使いこなせず、自爆!大富豪は1位にならないと、即ド貧民落ちだ。一回天下とあいなりました。お帰り、やっぱりここが落ち着くやろ(爆!)

今日はジャガは帰ってから、ロフトでひたすら漫画を読んでいる。手品を持ってきてくれたのに、披露もせず。ずーっと、読みふけり5時ごろ「帰るわ、家でゲームする」「大丈夫か?」「うん」「元気?」「うん」静かだと妙に気になるジャガなのだった。

明日は駅前祭り。秘密基地には大根が山積みだ!みんなでおでんをたいて、鮭寿司、中華おこわもつくります。出店決定はなんと4日前。すごいパワーでしょ!

#102

 10月18日(木)

「自分で自分をコントロールする」

外から大声。窓を開ける。ジャガだ。「今日おやつ何?」「ホットケーキ、ジャムはさみ」「ほんならいらん、コープいってくるわ」「コープ?」「調理実習の買い物、急いでるねん!」といって風のごとく消えてしまった。

と、ジャガにいらんと言われたホットケーキだったが、なんと大好評だったのだ。それも、今日はアイボンとリカッチが一から全部作ってくれて指導員は、その間、大富豪をさせてもらえるというらくらくコース!

しろくまちゃんのほっとけーきという絵本があるが、まさしくその絵本どおり。アイボンが、ポターンと種をホットプレートに流す。リカッチが形を整える。プーンとこのあたりからいいにおいが漂ってくる。甘くてなんともいいにおい。料理はできあがりまでのこの‘いいにおい‘も重要だ。「うわあ、たまらんなあ」「いいにおい」「はよくいたい」「ちょっと待っとき!」とアイボンに一喝される(笑)

ミニホットケーキが上手に出来上がり。イチゴジャムをのせてあつあつ、いい色のをパク、パク。「うまい」「おいしい」「もう一枚」食べながら、ウユーが「今度するときはレーズンいれたらいいで」と提案してくれる。ほんまや、レーズン入れたらそのままでもおいしいやろなあ・・・。よだれ、たらり。

と、そこへジャガが帰ってきた。「俺も食べるわ」「いらんっていうたのにー」「ホットケーキっていうたか?まっせん」「言うたで」「ゆうてへんわ、クレープっていうたやろ」「言うてへん」「うそつくなあ」ええから食べえな。

「怖いやつがおってな。待ち合わせに遅れたらかなりこわい」「ケイのこわさとは違うねんな」(ケイ失礼!)「違うんや!ほんまにこわいねん、あいつ」だから、大急ぎででかけたそうだ。買い物グループの班長さんらしいその女の子。あってみたいわあ。

リードは腹ごしらえを終え、ドッジに出かけていった。シオリンと遊びにいってたナッチが帰ってきた。

公園へ行く。今週はあんまり高校生がいない。先週のあのざわめきはいったいなんだったんだろう?

5時半で暗くなってくる10月半ば。6時過ぎても遊び続けていたあの夏がなんか懐かしい。さすがのなかよしっ子もスムーズに帰るようになった。

久しぶりにある子を乗せてゲン坊のお迎えにいく。実はこの時間をずっと待っていた。これからどうするのか、ちょっと話を聞いてみた。

なかよしだけが放課後じゃない。だから、もっとちゃんと毎日きなさい!なんていってるんとちがうで。自分の放課後、自分でコントロールできるんやったら、それなりに楽しく過ごせるんやったら、なかよしに無理にこなくてもいいんやで。

もう、何回めかになる質問。今日も、答えは「やめへん。くるから」だった。そして、今日も「沖縄にいきたい!」と叫んで帰っていった。「お母さんにはいわんとってや」ともいって帰っていった。

今日、ある子とも約束をした。「自分で自分の気持ちを抑えてみる」むつかしいよね。大人だってできない時いっぱいある。ただ、抑えられない気持ちをぶつけていく場所が問題。だから、約束した。できなかったら、まっせんがする。それでも、だめならお母さん。指きりげんまんやで。

#101

 10月17日(水)

「遊びといじめのさかいめ」

朝からのすごい雨は上がってきた。が、まだぱらぱらと霧雨が降り続く。

わけあって、いきなりウユーと大富豪の一騎打ち勝負。向こうの応援はリードとナッチ。こちらは・・・なし。

同じ数字4枚揃えて出せたら、‘革命‘が起こせる。かなり考えて、ゲーム中盤にこちらから革命を起こした。革命後も順調にカードは減ってくる。革命成功だ!ははは!

ところが、調子にのっていてなにか詰めが甘かったようだ、というかウユーも切り札を持っていた!ゲーム後半になんと‘革命返し‘されてしまった!もうどうしようもない・・・。怒涛のウユー連合軍の大勝利!参りました。

今日のおやつはたこ焼き。ケイ、アイボン、ABちゃんと4人で焼き始める。

4年の4人は「今日ガラスを割ったのはだれでしょう!」「ファイナルアンサー?」「正解!」「O先生の年は何歳でしょう!」「50歳、45歳、40歳、38歳」「40歳!」「ざーんねん!」となんやかやと問題をだしあって遊んでいる。失礼ながらかわいい!

たこ焼きを焼きながら、いろんな話がでてくる。

ある子の貯金箱をその子が休みの日によってたかって壊した。誰も止めなかった。先生に怒られた。怒られてても全然反省してない。ある子が手に鼻くそをいっぱいつけて、ある子の頭になすりつけて笑う。された子も笑っている。みんなで笑った。

そんな汚いことをされた子の、その時の笑いの意味を思い諮ることって、まだ11歳ではできないんだろうか。できないなら子ども達に教えてやらないといけないと思う。

その子だけじゃなくて、止められなかったり、一緒に笑ったりしたすべての子に話をしてやらないといけないんじゃないだろうか。もしかして、やられた方にも問題があるなら、そのことも指摘しないとだめなんじゃないんだろうか。クラスでそんなことについて、みんなで話し合ったりする機会はないんだろうか。

神経質に子どもの世界に介入して、大人の正論を持ち込むのはおかしいがあそびといじめのさかいめの判断ができていない時には大人が介入していかないと野放しになってしまう。まじめな、おとなしい子なんかがその標的になりやすい。

現場にいるわけでもないのに、何もえらそうにいう資格はないが子ども達の最近の愚痴や文句を聞いていると、学習だけでなく、友達関係・人との付き合い方のルールみたいなものの指導もいるんじゃないかと強く思ってしまう。

それなりに気にせず自分なりに強く乗り越えていくことも必要だろうが恒常的に笑われ続けたり、バカにされるような態度をとられ続けている子にとってはそんなに簡単なことではないように思う。

そして、悪いことやと分かっていても、みんなと一緒になってなら、簡単にひどい行動をとってしまう子達の気持ちにも添ってやる必要があると思う。なんでそんなことをし続けるのか・・。

単純に怒るだけでは決して解決しないように思う。
自分にも戒める。

ひたすら噂話をしながらも、たこ焼きはどんどん焼けていく。アツアツ、おいしい。「マリオ店長休みかなあ」みんな待っているのが分かる。今日は、休みかなあ。

雨はまた降り出した。2日も続けて外にでれないのって珍しい。みんなは「今日もウノやろ!」指導員は将棋崩しスペシャルを予定していたのだが。

駄菓子やさんにいって仕入れてきた当たりつきのガム、飴が景品。おもしろかったぜ。

今日も雨で薄暗い夕方5時半。

バイバーイ!気をつけてな。

#100 10月16日(火)

「丹波の黒枝豆!」

日曜日にリードのお母さんが篠山にいったお土産にいっぱいの枝つき丹波の黒枝豆をもってきてくれた。ゆでる前からおいしそうな大きな枝豆だ。感謝。本日のおやつ。

今日は6年の連合体育大会で先生方の付き添いもあり掃除もなかったようで5年が早くに帰ってきた。

ジャガ、アイボン、ケイ、マリオがあっという間にそろった。静寂が一気に破れ、賑やか、おしゃべり、文句、体操、ダンス、まあほんまにかしましく、元気パワー残りすぎ!という感じだ。

ホームのおやつ配達にケイ、アイボンがつきあってくれる。台車を押すのが大好きなこの2人。ところが、途中で放棄し急に走り出し、ホームの子と一緒にブランコをこいで「おーい!わるいなあ!」ええかげんにしーや!でも一緒に無邪気にブランコをこいでいる姿はこどもらしくてなにかかわいかった。ホームの先生も苦笑していた(爆)

秘密基地に帰る。例の枝豆の処理開始。のって来たのは、ケイだけ。こんなの保育園の子にだしたら飛んでくるんだけどなあ。まっ、いいか。ケイと2人で枝豆処理完了。お鍋へ入れる。

アイボンとケイで味見。「やわらかいで!もういけるで!」とアイボン。「まだやで!」とケイ。茹で上がりは好みがあるからなあ。

「できたでー!」ほかほか、ゆでたて丹波の黒豆。この頃には4年も全員帰っていて、みんなでいただきます!

いやあ、おいしかったです!ほんとに。ビール好きじゃなくてよかった!この系統のおやつには抵抗のあるジャガも今日はパクパク。

数分後には、山盛りの枝豆、2皿はきれいになくなり、一緒にだしたポテトチップもなくなっていた・・。しめは残っていたアイスとゼリーバイキングで大満足のおやつでした。

ちなみに明日は「たこやきにして」だそうです。ウユーが「マリオ店長に焼いてもらわなな」といいだし、みんなで大笑い。
マリオ、うれしそうだった。

ゴーから電話が入る。「休む、じゃあね」とぼそっというので、いつもはしつこく話しかけるんだが、今日はわざと「わかった、ほんならね」とあっさりきるふりをした。「ちょっと、まっせん!」とゴーからさえぎってきた。あー、よかった。ほんまに切られてたら話にならんからなあ(笑) 

ゴーの学校は自然学校の前で、それにむけての話し合いも大詰めのよう。「自然学校の話も聞きたいねんけどなあ」「する話なんかない」「あっ、そう」「ほんで今日はなにするん?」「家でテレビみるねん」「奥様ドラマか?」(秘密基地にいる子達爆笑!)「ちがう!ミューッジックス!」「あっ、そう」「ずーっと、ビデオみてるんか?」「そうや、3時間」「あっ、そう」

「明日も休むから、友達と遊ぶ」「OK!」「明後日も休む」「うんわかった」「電話くれて、声きけたら出席にしとくわ」「それやったらでんわかけへん」「はいはい、わかったから。とにかく、テレビばっかりみすぎたらあかんねんで。じゃあな」

「ちょっと、まっせん!」「何?」「自然学校の代休、一日休みやから、朝から行ってあげるわ!」「(しばし絶句ー笑ー)OK!待ってるわ!」「ほんならな」「暇なったからってダイエーばっかり行ってたらあかんで」「昨日はいってたわ、今日はいけへん!」「ほら、みてみいや!」「わかった」「じゃあね」「ばいばい」

なかよしに来て顔あわせてる子より、よっぽどようしゃべってるって!ほんまにゴーの家の電話代、きっと上がってるやろなあ。

リカッチからも電話。こちらはちょっと真剣に対応する。金曜日、とにかく来てくれるように約束する。ちょっと心配事があるのだ・・。

さあ、天気予報どおり雨が降り出した。またまた恒例、ゲーム大会!

今日は、神経衰弱&ウノの勝負。神経衰弱はチーム対抗。ウノは個人戦だ。

ペアを決めるのに、あみだくじを作り始める。ややこしい線をわざと入れるので、結局うまくいかない。2回続いた。「もう!俺がやったるから」とあみだの紙をとった。

その子の顔にペンが至近距離から飛んだ。ほっぺたにあたった。誰かが「お前なにやっとんねん!」と思わず叫ぶ。顔色が変わっていた。「危ないやろ。物にあたったらあかん!」

「もういいわ!帰るわ!」ランドセルを背負って、すたすたドアの方へ、まあこれ以上きつく閉められないくらい‘バー−ン!!!‘って玄関ドアを叩きつけてでていってしまった。

一同シーン。「泣いてるかな」「いや、こういうときは泣かへんで」「でもあいつが悪いで」「あいつってこういうときに本気で怒らへんねんなあ、しょうもないことで切れるくせに」「ほっといてくれ!」好きなことを言っている。

しばらくしてアイボン。「追いかけよか?」「うーん、どうする」その子が書いていた部分をみてみた。‘しんけいすいじゃく大会!ウノ大会!‘ってきれいにアレンジして書いてあって、みんなの名前もひとつひとつ丁寧に書いてあった。「ほら、あの子。すごく楽しみにしてて一生懸命に書いてたんやなあ、みてみて」「ほんまや」「やりたかったんやで」アイボン「やっぱり、呼んでくるわ」「ありがとう、たのむわ」

でも、しばらくしても帰ってこない。やっぱり今日は無理やったかなあ。激しかったもんなあ。
代わりにまっせんがあみだを引いていた。

そこに、帰ってきたアイボン。「連れて帰ってきたでー!」アイボンサンキュー!そしてよくぞ帰ってきた。帰って来れるようになったのが去年と全然違う。ペンを投げた自分、飛び出した自分を、自分で許せた。なかよしのみんなも許してくれるって信じられるようになったからだと、指導員は思う。

神経衰弱、かなり白熱!ペアが一枚ずつ引いていく。自分がわかっていても、相手には教えられない。めちゃくちゃおもしろかった。ジャガ、ジーコ組が10組とった。ケイ・アイボン、ウユー・リード、そして意外にチームワークよかったマリオ・ナッチ組は6組とって同点。いい勝負だった。

ウノ決戦。マリオ、アイボンってウノ強いんです。ジーコもなかなか。1位が上がった時点で、残っているカードの数を積算するので、みんな必死だ。

最後はやはり‘手バッチン!‘なんでそんなに好きなん?

色んなことがあったけど、まあよう笑って、盛り上がったなあ。暗い雨降りの放課後、あっというまにジ・エンドでした!

#99 10月15日(月)

「ドッジの練習見学」

まあ、めずらしや。今日はなんと早引きやお休みが多くて4時半で4人になった。人数が減ると、アイボンの「ドライブにいこー!」コールが起こる。そこに、5年のABちゃんが遊びにきて、5人。「ドッジの練習みにいこか?」「いこいこ!」
皆二つ返事でOK。

ウユーがちょっとしんどいから帰るといってたんだが、なんやかんやで残っててでも、ドッジ見学は自粛して、早引きして帰った。

学校着。体育館にいこうと思ったら、運動場で元気にランニングしている集団あり。おっ、リードもいた。先に外でランニングしてるそうだ。小さい女の子も走っているぞ。

そして、体育館へ。付き添いのお母さんに見学を申し入れ、いれてもらう。リードは「なんできてるんや??」と不思議そうだったが、我らとは無関係の風を装っていた(笑)

ストレッチ開始。大きい子が声を出して、動きをみせてみんなにストレッチさせていく。それから約30分、大人は一切関わらずに子どもだけで見事にかなりのストレッチの種類をこなしていた。みていたらやりたくなるような、身体の曲げ伸ばし、長いことやってるんだろうけど、よくこれだけの型を覚えたなあ。感心。

リードはといえば、相方とふざけては大笑いしている。無関係を装いながら、我らを意識している態度だ。きっと、普段はまじめにやっているんだろう(笑)軽く走りながら、両手を頭上であわせる時も、笑いすぎ!お世話のお母さんから「リード!もっと手上にあげやあ!!」と声が飛んだ。突然の訪問、リード君!お許しください!

ジーコが「野球はこんなにストレッチせえへんなあ」といっている。そして、前に見学に来た時もそうだったんだが今日も「あら、ジーコ君って、おにいちゃんきてたよなあ」とお母さん方から声がかかった。ニイヤンが頑張っていた姿は、何年もたっているのに忘れられていないんだなあ。ジーコにしたら「またか」やったやろうけどなあ・・。

投げあいが始まった。小柄な女の子が結構な球を投げるのでアイボン、ナッチ、ABチャンもびっくりしていた。

週に何回か、こうやって身体も心もびしっとしまる時間があって、続けられている子ども達、すごいな、と改めて思った。

「なあ、やりたくなってけえへん?」というと、「ええわ、今で十分!」とかしまし3人娘。ジーコは野球でそんなにストレッチをしない理由を説明してくれた。「俺には野球がある」という自負がちらり・・・。かな。

いい見学でした。

#97 10月11日(木)

「両手四天」

ジャガ帰室「えー!100円おやつちゃうんやったら、すぐ帰るわ」「Iのとこいかなあかん。顔見せに来たんやで!」「オッケー!いってらっしゃい!」

とにかく100円おやつがいいという。全員が言う。でも今日は先週のリベンジ、クレープ第2弾!フランククレープに挑戦だ!

この間、ゴーのお母さんがバザーで買ってくれプレゼントしてくれたホットプレートで初めて焼いてみた。「えー!知らんかったわ!」今日もさんざん、あれこれ言った後でやっと帰ってきたゴーが驚いている。「うれしかったわあ。もう家のホットプレート運ばんでもいいもん!」指導員大喜び。

この間は、小麦粉と砂糖とコーンスターチでやってみたが、なかなかうまく焼けなかった(アイス&イチゴジャムクレープ。とりあえず完売!)

今日は、クレープミックスに頼ってみた(笑)実は、11月にある地域のまつりで、なかよしの模擬店のメニューとして売り物になるかならないかがかかっている!原資をかけずにいかに儲けるか・・。簡単にはいかないということだ。

しかし、さすがに今日のはいい感じ。本当は卵も牛乳も入れるんだがあえていれずにやってみた。リード、マリオ、ジーコ、アイボン、ケイ、ウユー、ゴーがホットプレートを囲み、次は俺や、次は私やとお代わり続出!ソーセージとレタスを用意していたのに、それをはさまずケイ母手作りのイチゴジャムをはさんで食べているこの方が多かった。ゴーがよく焼いてくれた。

「なあ、売れると思う?」「形がなあ、うまいけどなあ」「いくらやったら買う?」「100えん」「・・・・・・」100円ではあかんのやあ!(爆!)

さんざ食べ荒らしたあと、ケイは塾へ、リードはドッジへでかけた。ナッチが遅い。4時半だ。「ナッチなあ、絶対まともな道で帰ってこえへんで!」「そうや、裏道や細い道ばっかり通ってくるねんで」皆、ナッチの寄り道帰り道をよくご存知のようだ!
しかし、遅いなあ。

マリオが「おーい、昨日のPKやる人。はよ公園こいよー」とすばやくランドセルを背負い、外に出た。なんか、かっこよく出て行ったなあ。ジーコたちも漫画読んでいたけど「うん、いくわ」と続々勢いで出て行った。指導員が行くでえといわんでも、マリオがひっぱってくれたやん!うれしかったなあ。ほんとに外遊びを期待しているのが伝わってくる。

公園にいくと、やっとナッチ発見。またまたトンボのことをPCで調べていたらしい。どんなことが分かったのかなあ。とりあえず、ほっとする、4時45分。

「何する?」「ボール鬼」「またかよー」「ボールけり」「えー」「四天」「いやあ」まあまったく決まらない。「両手四天しようやあ」

「わたし四天するんやったら帰る」「四天以外やったらおったげるわ」「宿題いっぱいやねん」「アスのとこいかなあかん」「外でなんか遊びたくない」「家帰って寝とくわ」まあ次から次へとあれや、これやと言ってくれる。

「ほんならもう帰り。しょうがないし」というと「じゃあ!帰るわ、バイバイ!」「もうしばらくこえへんから」「もう電話もせえへんから」と妙にひっかかったさようなら。「あのさあ、いい加減にしてくれるか?髪の毛の後ろからひっぱられてるようにしか思われへんで、その言い方。帰らんとほんなら遊ぼうや!」

「いや、帰る」もうこっちもぼちぼち限界やぞー。「ばいばい!」背を向ける。「やっぱり一回だけしてあげるわ」結局一回だけして帰ったゴーであった。

お年頃の女子との付き合いには一にも根気、二に根気である・・。改めて肝に銘じる。

結局、最後は両手四天に。クシ君、アー君とジーコ、ウユー、ナッチでかなり盛り上がる。今までの四天と違い、腰をおとして、バレーボールのレシーブのようにボールを返すので、四天コートは、バレーの特訓の後のように、4箇所、何度も足をふんばってこらえたあとが残った。お見事!おもしろかったなあ。

ナッチ「明日もまたやろな」明日もまたやりたいことがあるのは、ほんと幸せだよ。

5時40分、ラストボール。あっ、ゴーがきた。
「まっせん、明日電話でけへんかもしれんで」
「ええよ。お休みにしとくわ」「うん」
「そのかわり月曜日はかけてきてや」「わかった」
「ばいばい!」「ばいばい」
あー、やっと普通の気持ちいいバイバイができたあ!
こらえた甲斐があったというもんだ!

#96 10月10日(水)

「気だるく大人ぶる・・・子ども達」

朝から大雨。でも子ども達が帰ってくる頃にはあがっていた。ジーコが練り消しをもらってきて、「どこまでのびるかやってみよ」と伸ばしている。かなり頑張っていた。おもしろい!ジーコ。

ウユーとナッチは5限目、インターネットで調べものの授業だったらしく「遅なったあ」と帰ってきた。トンボを調べているらしい。

マリオはミルクの相手を久しぶりにしている。

ある子から電話「もう最低やデー!聞いてや」先生も全然怒ってくれへん。「とにかくおいで」「わかった」

とりあえず解決・・・。

そして、またまた電話。気だるい疲れた物言い。「しんどい、家におる」「そんな日もあるやろう。ゆっくりしとき」それで切るかと思うと、やっぱり切らない。「●●に電話したけど留守電やった」またかけたらいいやんか、というと「どうせ○○やろ」と吐き捨てるようにいうのでびっくりした。「なにいうてんの、大人ぶって全部分かったようなこというて」「わかってるもん、はは」と鼻で笑っている。その笑いの軽いこと。

思春期にかかり難しい時期といってしまえばそれまでである。子どもと大人が同居しているともよく言われるが、最近どうも我を忘れて遊ぶとか、笑い転げるとかいうのにすごく抵抗があるようだ。「私は何をしてんねん、ダサいことを」って自分を叱るように輪から離れていく時がある。お休みも結構続いている。成長の一過程といえばそうなのだが、ちょっと気になるなあ。

「うざい、ださい」世の中そんなことばっかりじゃないんやで。なんてこの時期の子に言ったってだめなんやろなあ・・。

今日も公園ではボール鬼。そして今日も公園には高校生がいた。男の子2人、女の子1人。例にもれず、ベンチに足をあげて、気だるく、うざったそうにたばこをふかしている。

ずっとみているわけではないんだが、どうしても目にはいる。それと今日はそのうちの男の子が近所の知っている子だったんで余計に・・。

そのうち、なんかべたべたとやりだして、子ども達がキャーキャー走ってる横でLOVEシーン・・・。一人の男の子はそれを自転車にのってにやついてみている。周りがまったくみえないんや。いや見えてることも意識してるんや。なにか悲しくなってくるほど。なにか打ち込むこと、一生懸命になれることにこの子達は出会ってない・・。

なかよしっこはそれでも走る。気にせず走る。曇り空の中でもよく遊ぶ。

今日、子どもの姿勢に関する記事を読んだ。姿勢の悪さや持続性のなさは、筋力だけでは説明できないそうだ。興奮と抑制のバランスをつかさどる大脳前頭葉の働きが、年齢相応に育っておらず、例えば、まっすぐ立っていなければならない場面でも、脳の未発達が原因でその姿勢が保てなくなるらしい。

この大脳前頭葉を育てる基礎は、10歳半ばまでに中枢神経に組み込まれるプログラムが重要。この時期に外遊びなどで、飛ぶ、跳ねる、走る、投げるといった身体全体を動かすことが場面に応じて、身体を休めたり、緊張するなど適切な姿勢がとれる能力に繋がるらしい。

やっぱり誰もあそんでいない公園でも群れて走り回る意味はありそうだ。

そして、めいっぱい遊べないままに、興奮や抑制の連続の中で育っていくことの多い現代っ子たち、やっぱり一緒にいっぱいあそぼ!みんなは子どもやねんで!そんな気だるそうに、人生分かったような顔せんと一緒に遊ぼう!

#95 10月9日(火)

ボール鬼

リード帰室。発熱で週末からのいろんな行事もキャンセルして身体を休めていた。「おかえりー!元気なったか?」「うん。あのな、自転車こうてもーた」「やったやん!」「ピカピカ光ってるデ。見えるデ上から」とロフトに誘う。ついて登ってみる。

見えた見えた。かっこいい!モトクロス仕様。「ほんま光ってるなあ」「うん、ひかってるやろ!」光ってるって何回リードは言っただろう。ほんとに嬉しそうだった。その後も帰ってくる子達が「リード自転車買ってもらったやろ!」って次々いってくるのでうれしそうに「うん、光ってるやろ!」ってやっぱり返事しているのだった。

よかったなあ!

「きゃー!きゃきゃきゃー!」ケイとナッチが帰ってきた。
楽しそうなのはいいねんけど、まあやかましい。今日は一緒に帰ってきたそうだ。ナッチと5年女子の関係がとても自然でいい感じで最近はほっとしている。

「まっせーん」またまた外からも声。やっぱりコーだった。
「やっとすずしなってきたなあ」「ほんまやなあ」必ずコーとの第一声は時候の挨拶からだ(笑)「今日も約束したからいくわ」「うん、待ってるデ」野球もはじめたコー。ジーコたちとのキャッチボールが日課になってきている。

秘密基地ではドンじゃらが始まっていた。こちらでは例のダイアモンドゲーム。

「ただいまー」「あっ!●●や!」「おやつ食べて遊びに行くわ」「いいけど、うそついたらあかんで!お母さん、おばあちゃん悲しいで!」(なかよしに行くといって行方不明になっていた金曜日のこと)「とにかく電話だけちょうだいや」「番号書いた紙なくしたもん!」(何回教えたっちゅうねん!)とにかく送り出す。元気そう。それならいい。いろんな友達と遊んでいるようだ。その日一番居場所になるところで、思い切り遊べばいい。

アイボン、おやつを食べてしまい「はよ、外あそびにいこーやあ」もうウズウズ身体がうごきだしそうだ。

ウユー、お腹が痛かったようで休んでいて、今から宿題するから、遅れるわ。と丁寧に電話をくれた。ゴーからも電話あり。ところがその最中にお隣のかたが出てきてチャイムを鳴らすという事態に陥り、中途で切る。(結局、出かけられただけでチャイムは押されていなかった。ほー・・)ジャガは久々に連絡なくお休みなようだ。アイボン、ケイによると今日も学校では友達と悪さをしていたようだが(笑)げんきだったようだ。

公園ではかなりもめていたが、ボール鬼に決定した。なかなかおもしろかった。鬼がボールを当てに行くという原始的なあそびだが少しやってるとみんな軽く息があがってきて、逃げ方もおもしろくなってくる。電灯の柱の後ろにみんなでかくれてぱっと散る、とかジャングルジムの後ろにインベーダーゲームのように並んで踊って鬼を挑発したり、おもろかった。

木の遊具の上からおりそこね、またもずるずると転落、今度は左足ねんざの指導員。まったく情けない・・。でもみんなへチョーといわずに「だいじょうぶ!まっせん!」と駆け寄ってくれたのがうれしかったよ!座ってしばらく休んでいるところに誰かがボールぶつけようとしたら「こら!あかんやろ!」って言ってくれたのは?さあ誰だと思いますか?(オリマ・答)

それでも延々と鬼ごっこは続き、指導員も復活。リードの「ウオーーッ!!」走り(かなり怖い・・・)ナッチの「うわああ!はっ!はっ!」背面逃げ(すぐに当たるー爆!)

ウユーを大人気なくおいかけて、ボールを横なげしたらちょうどあごのあたりにあたってしまい、かなり痛かったようで
しゃがんでしまう。ウユーの泣いているのを初めてみた。謝ってそっとしておいた。ごめん!

雨もちらほらしだした公園には、なかよしっこの歓声だけが響く。やはりかなり不思議な団体だ(笑)。あと、アスレチック遊具の上で、高校生らしき女の子が2人、お菓子とジュースを食べながらたばこをふかしている。そして、ベンチではなかなか派手な茶髪の高校生らしき男子が3人ほど何をすることなくたばこをふかしている。

なんとアイボンが彼らと知り合いだという。仲よさげにおしゃべりしているのでちょっとびっくりしてしまった。この間、夜に分館でお母さん達の会議があったときに一緒に遊んでくれたという。「いい人やで!あの人ら。物まねとかすごいうまいねん!」外見で判断できないとはいうものの、アイボンと彼らが一緒に話しているのをみるとかなりの違和感がある。ケイが「まあ、まともじゃないわな」ってぽそっ。「まあ、とりあえず、あんなに堂々とタバコはすうたらあかんわな」

アイボンってほんとに誰とでも仲よくなってしまう、気のいい子。あんまり親しく話しているので、ボール鬼してる時に、思い切って誘ってみた。来てくれて一緒に走り回ってくれたら、うれしかったし、どんな子達かみれたのに、残念、きてくれなかった。

彼らと彼女らと、きくちゃんがこの頃公園で、一緒に飲んでたばこをすっているのをみかける。アイボンのいうとおり、きっと‘いい人‘たちなのかもしれない。でも、あの気だるそうなたばこのふかしかた、小さい子もいっぱいいる中での飲酒、お母さん方もうとましそうにみておられる。

テレビなんかだと「アイボンちゃん!あんな子達とお話したらだめよ!」とか近所のおばちゃんとかが登場して「もう公園をたまりばにしないでほしいわ!」とか怒るんだろうなあ。

私はそうは言えなかった。でも、心の中では同じことを一瞬思ったのは事実だ。HPみているあなたならどうアイボンにいいますか?

まっせんは「こんどは一緒に遊んでもらおうな!でももし、どっかいことか言われてもついて行ったらあかんで。アイボンの入る世界じゃないで」彼らには失礼だったが、思わずいってしまった。「それくらいわかってるわ!」アイボン。

あなたならどういってましたか?