感動!興奮!涙!事件!汗まみれ!泥まみれ!真っ黒け! 夏休み参加の15名の子ども達は、まさしくこんな夏を過ごしている。 ここまでくたくたに疲れるまで遊んでいる小学生はそういないはずだ。 内容はともかく(笑)、この点に関しては自負がある(だって指導員もどす黒く変色するほどだもの) 小出しでも、全日をなんとか伝えていきたいと思っている。 いきたいところだが、今日は、とても悲しいことが夕刻に起こってしまい、 そのことだけ、今日はどうしても伝えたくて、 再開なのに、辛い内容だが、書くことにする。 ________________________________________ ちゃんと面倒をみてくれていて、はむっちはすこぶる元気だった。 今朝も元気だったという。 アイボン母も駆けつけてくれ、もう最高におもしろいキックベースも楽しめた。 はむっちはアイボンの家で留守番だ。夕方にヨッシーに世話をバトンタッチする予定。 西に走らせていた。 「はむっちって、寝てるときでも息して動いていますよね」「うん、おなかのところがね、動いてる」 「ぜんぜん動いていないんです。まさか・・」 もう、指導員もびっくりで、話を詳しく聞く。 夕方アイボンに連れてきてもらって判断します、と答えた。 「みんな、じつはさっきアイボンの母さんから電話があって・・」 はむっち秘密基地に連れてきて」 ヨッシー、マリオ、リードも先に秘密基地に向かう。 プールから上がり、秘密基地へ向かう。 ちょびげがはむっちのかごをもっている。マリオがかじり木と何かを包んでもっている。 アイボン、ゴー、ヨッシーが立ち尽くしてる。うそやろ。 マリオがやさしくくるんでくれていた。 ヨッシーが泣いていた。目、真っ赤かにしてぼろぼろ泣いていた。 はむっちのかじってたかじり木をまず埋めて、きゅうりもいれて、 最後にひまわりの種を一人ずついれて埋葬した。 ヨッシーの案、はむっちに決まった。仲間が増えた。 みんなが少し飽きてはむっちを見ない日も必ずヨッシーは見ていた。 自転車のかごをすっぽり毛布でくるんで 「これでだいじょうぶや!」っていつもにこにこ帰っていたヨッシー。 「こけそうになったら、はむっち守らんと自分を先まもらなあかんでー!」って、指導員は いつも見送っていた。「いやあ、はむっちを守るー!」ってにやにやしてた。 愛情のすべてだと思った。たまらなかった。 みんな泣いているヨッシーに色々話し掛ける。 「今日はすぐ決めんとこ。一緒に決めよな、ゆっくり考えて、なっ、ヨッシー」 行ってみると、2人でピンク色の花をいっぱい飾って、またお祈りしてくれていた。 ありがとう。 今日のいきさつを話す。ジャガも長いこと、はむっちの思い出話につきあってくれた。 はむっちの急死の原因も探ってくれた。 でも、きっと、ヨッシーは成長の糧にしてくれると信じよう。 はむっちを見送ってくれたなかよしのみんなも ありがとう。5月の骨折の時、何度も病院につれていったもんな。 秘密基地でスタートしたなかよしとずっと一緒だったはむっち。 |