ホーム

自己紹介

登場人物

思いで

用語解説

指導員

管理人

お知らせ

コラム

掲示板

リンク

謝辞

指導員記録「まっせんダイアリー2001」

01年4月


#25 4月27日(金)  はれ
前から秘密基地のベランダのプランターに花を、と思っていて、今日は家庭訪問初日でみんな帰りも早いしちょうど公園の前にお花屋さんも出ていて
「花の苗買いに行こう」と声をかけるとのってきてくれたのが、ケイ、アイボン、ジーコマン、ウユーだった。

選ぶのも楽しい。イチゴのなりかけている鉢も一緒に買って帰った。
土も肥料もストックしていたのでは少し足りない。「買ってくるわ!」とまた4人は飛び出していった

この間、マリオ、リード、テンボウは漫画の世界へ旅立っていた。

土、肥料をおばちゃんに教えてもらいながら買ってきたと帰ってきた4人は、ベランダにでて
土いじり開始。指導員は指示で動くのみ。4人は手をどろどろにして、一生懸命苗を植えている。

そこに指導員が以前働いていた保育園の大先輩が通りかかった。
「やっと、逢えたなあ」となんどかのぞいてくれていたようで、うれしかった。
「いちご、来年まで枯らしたらあかんで」とか色々ご指導いただき、その上
「これも甘いよー」ともっておられたイチゴまで子ども達に手渡してくださった。
思わずみんなも「ありがとうございます!」といっていた。
ありがとう、でなく、ございますがついたところが、この大先輩の存在感というか貫禄だ。
初対面の子ども達、よく分かっている。

たまたま、指導員もイチゴを買っていて、おやつには
たっぷりのイチゴが並び、幸せ!の一語であった!


#24  4月26日(木)  はれ
宿題を終わらせたジーコマンがあるチケットの半券を2枚だしてきた。笑っているが悔しかったことをにじませて語りだす。
「お兄ちゃんなんかな、昨日家に帰らんとなあ、友達に貰ったからってな、野球観にいってんでえ」そのチケットは甲子園での阪神vs巨人戦の
なんとボックス席だった。いいよなあ。一度でいいからそんな席に座りたい!お兄ちゃん巨人ファンやし、勝ったし最高!おめでとう!
ジーコマンとは違う意味で悔しいー!いやみの祝福をしてしまう(指導員はトラキチであった・・・)。ごめん。ニイヤン。

リードは新しい靴をみせてくれる。先日非公式参加にも関わらず5時から8時まで思い切り頑張ったファイターズ(ドッジボールチーム。かなり強い)の
練習に、懲りるどころかかえってファイトを燃やし今日も行くと張り切っている。素敵だ。新しい靴、ほんとに嬉しそうだった
そこに、テンボウも帰ってきてまた2人で将棋対決を始めていた

マリオ帰室。昨日は念願のUSJに行ってきたマリオ。「写真みるかあ」とあの最後が急流すべりのやつ(ジェラシックパーク・ザ・ライド?)の
立派な記念写真をみせてくれる。すべりおりる瞬間の乗客の表情がすごくリアルに撮られていて、めちゃくちゃおもしろい!みんな爆!爆!
マリオもマリオ母も恐怖と喜びの中間あたりのなんともいえない表情ですべり落ちていっていた(のだろう!)

ケーキはいつもみんなでつくる。今回はケイ、アイボン、マリオがとりかかる。丁寧につくってくれて、おいしそうなバースデイケーキが
できあがった。ウユーに渡すカードにもみんな一言書き入れた。後はジャガタムの帰りを待つのみ。

ジャガタム4時20分帰室。ふらふら。「もうあかーん」委員会活動で、はや6月の運動会の応援団エール交換の内容検討をしていたらしい。
「ごくろーさん!」さすがに指導員の言葉にみんなも同意。内容を書いた紙を覗き込んでいた。白組4連敗中。さあ、今年はどうなるかな。
「リレーの選手なれんかったわあ」とジャガタム。「去年は選手やったのになあ、今年はなんでやろ?」指導員のことばに
「そんなん、走るのが遅いからっちゅうこっちゃ」と厳しいお言葉。子どもはシビアである。

誕生日会はじまり。カードの紹介からはいる。1ページ目には小さい頃の写真と最近の写真を並べてある。みんな
「かわいいなあ。子馬ちゃん(ウユーの弟)かと思ったわ」とか言っている。ウユー恥ずかしそう。でもちゃんと自分も見てる。
2ページ目、お父さん、お母さんのお仕事紹介&メッセージ。3ページ目、みんなの言葉。4ページ目、指導員からメッセージと続く。
順番にみんなの前で読んでいく。そして、10本のろうそくを吹き消す。ケーキカット、誕生日の子が好きなところを選べる。
「いただきまーす」最後、夕方の遊びの決定権がある。ここで、ナッチ帰室、「間に合ったー」誕生会に帰ってきてくれたようだ。

今日の日記のしめくくりは、ウユー母さんからのメッセージ。

「生まれてきてくれて、ありがとう」 みんな、シーンとなってた。
読んでる指導員も半泣き状態。ことばってすごい。

ウユーにはもちろん、こどもたちにも最高のことばのプレゼントだった
ウユー母さん、ありがとうございました。


#23 4月25日(水)前編  雨
 やはり雨は止まなかった。みんなも無理だと判断してダンボールを持ってきた子はいなかった。残念!
とりあえず秘密基地へ避難する。こべっこランドもおもしろいでーと誰かが言っている。出発は10時。

いつものように、はむっちをケージから出し遊ばせるリード。「あっ、なんか歩き方おかしいで」「ほんまや」
見てみると確かに右足をひきずっている。手にのせてよくみると、かなり腫れている。もっとよく見ると、足がぶらんとしている。
「これ骨が折れてるか、脱臼してるで。わあ、どうしよ」と言うと「うそや」「ええ、骨折れてんの?」とみんな心配そう・・
「夕方までほっておかれへんなあ」出発の時間も気になったので、帰ってきてからとも思ったが、よく聞くと昨日から
歩き方おかしかった、とケイが言う。「早くみせたほうがいいで」とウユー。一晩経っているのなら、危険かも・・。
決断。動物病院連れて行こう。この近くにないかなあ。「えきの近くにお母さんの友達がいってる病院があったと思う」とウユーが言うので
タウンページで探してみると、あった。電話をかけると、スイミングスクールを曲がったところというので近い。

一緒に行ってくれる人?と聞くと、ケイ、アイボン、ウユー、ジーコマンの4人が手を挙げてくれた。
「はむっち、だいじょうぶか?」「がんばれよ」と留守番の子達も声をかけてくれる。特に騒がない子も心配してくれているのが分かった。
誰がきても鍵はあけんといてや、と留守を頼んで出発した。

小雨の中、自転車を走らせる5人、妙な連帯感があった。病院到着。清潔な明るい病院、看護婦さんはかなり親切。うれしい。
しばらくして、診察室に呼ばれる。全員はいっていいと言われ、ぞろぞろ5人で入る。
やさしそうなにこやかな男の先生に再度嬉しい5人。経過を説明して、診察。「骨折ですねえ」と診断。その後、丁寧に子どもにもわかるように
なぜ骨折したか、ハムスターは雑菌にとても強いこと、人間が思うほど後ろ足が骨折してもさして気にしないことなど話してくださる。
でも、このままほって置けないので、手術するか、レーザーをあてるか、いずれかの処置をとります。そして、またそれぞれのメリット、デメリットを
話してくださる。ずっと、顔が笑ったままなので聞きやすいし、質問もしやすかった。子ども達も真剣に話を聞いていた。

ショッキングだったのは、レーザーで大体3週間くらいで骨がついてくるが、万が一、神経が骨折した時に切れていたら
骨がもどっても神経が通っていないので、足は動かない。動かない邪魔な足を自分で食べてしまう可能性もある、といわれたこと。
みんな「ええー!」と思わず顔まで険しくなっていた。でも、多分大丈夫!とレーザー治療にはいる。
すぐに、終わる。あとは化膿止めの薬を飲ませてください、ということで、診察終了。

「なあ、いくらくらいかかるんやろなあ」とケイが聞いてくる。「そうやねん、それがこわい。でも安くでいけるっていうてはったから大丈夫やろ」
それでも、5千円くらいは覚悟した。自腹を切ろうと思った。「1050円です」と言われた時にはほっとした。
これなら、会計さんに請求しよう!と自腹きりの覚悟はいずこへー。「まっせん、安くてよかったなあ」「ほんま、ほんま」

あー、でも雨が降ってなかったら森公園集合、出発だったから、はむっちの骨折に気がつかなかったなあ・・と思うと、雨に感謝かな。
これで安心して出発できる。よかった、よかった。結局10時50分出発となった。
         
4月25日(水) 後編 はれ
 うそのように陽がさしてきた。「いけるで!すべりだい!」という意見もでたが、時間も遅くなったし、
かなり濡れてるだろうから、行き先はやはりこべっこランドに決める。

今日は久々にヨッシーも一緒で一段とにぎやか。みんなにやはりほっぺたをさわられまくっている。
ゴーの学校は創立記念日ではないので今日は登校、マリオは母さんとお出かけでお休み。さあ、指導員をいれて10人でいざ出発!

電車内ではまたまた野球しりとり。ジャガタム、ナッチ、ケイ、指導員で頭をひねる。途中からウユー、ジーコマンも
なんとなく参加。ウユーはパ・リーグの選手に特に詳しく、詰まるとヒントを出してくれていた。
ナッチ、ケイは女子だけどほんとによく知っている。野球好きの親の影響か?(ナッチは確実である、彼女の母は超野球好き)
ケイはヤクルトの古田のファンだ。ウユーはオリックス。ジーコマンは?。あとの面々は阪神ファンである。ことしも辛いなあ・・。

高速神戸着。地下道を通り、モザイクから地上へ。もうお昼前なのでお弁当にしよう、と一同一致。
しかし、こべっこランドのおべんとうルームで食べたいという子と、海をみながら食べたいという子にわかれる。

実は到着までに結構ひどいけんか?があり、雷も落ちた。その当事者2人がおべんとうルーム組に入っていたので
悩む。指導員がいないこべっこらんどでさっきの繰り返しをされると困る・・・。海にはついていかんわけにはいかない。
海に行くっていってたアイボンが「私、おべんとうルームにいくわ」と言いにきてくれた。「たのむわ。アイボンにしか頼まれへん!」
と頼る。アイボンもさっきのごたごたと無関係ではなかったんだが、途中で客観的に興奮している子に対処する側になって
助けてくれた。大人がなんぼ説教するより、子どもから話してくれるとすっと落ちることが多い。アイボン救世主である。
この場も任せることにする。「だいじょうぶやって、5人でちゃんとおるし」といって、こべっこランド内にはいっていった。たのんだぞ!

残りのテンボウ、ウユー、ジャガタム、ジーコマンと海方向に歩き出したが、すこし歩いたところの感じのいい公園をみつけ
おあつらえのベンチもあるし「もうここにしよ」と方針変更。ベンチに5人並んで、気持ちいい風をうけながら弁当を開く。

ジャガタムのべんとうはオムライスだった。しかも、お母さんからの手紙つき。
「ケチャップは必ず弁当箱の上でつまようじをさして出してね。服が汚れるからね。では、楽しい1日を過ごしてね」というような内容だった。
ラップで上手にケチャップを包み、穴をあけてかけれるようにしてあった。「さすが、かあさん!だいじょうぶやって」とつまようじを手に取る
ジャガタム。「しゃべりながらやってたら、ブチューっと飛び出して服にかかるでえ。ゆっくりやってや」
「大丈夫、大丈夫!」と笑いながら穴をあけようと突き刺す。指導員「それと、自分の服もやけど、隣のひとに飛ばしなや」と言ったとたん「うわあっ!」という声。
自分にはお母さんの期待に応えかかっていない。でも、しっかり隣にとんどるぞー!お隣はジーコマン。「すまん!」せっせと服を拭くジーコマン。ごめん!
そんなにひどい量じゃなくてよかったあ。あまりにも、思ったとおりの展開に自分でも怖くなった指導員であった(笑)

お弁当の次はオヤツタイム。このあたりで、ハトが芝生のあたりに集まりだした。少しおかきのかけらをテンボウが投げると
ドドーッとあちこちからハトが集結。ハトウォッチングが始まった。たくさんいるけど、ハトにもそれぞれくせがあり、えさは
力のあるボスバトが殆ど食べてしまう。「おまえばっかり食べるな!」「あかん、こいつにも食べさせたれ」とかみんな日本人の
判官びいき、弱いハトになんとか食べさせようと意地になりだした。そのうち、とうとうそのボスバトをウユー、ジーコマン、ジャガタムが追いかけだした。
一度飛んではまたえさを求めておりてくるので、また追いかける。3人とも真剣にダッシュ、追いつくはずがない。でもひたすら
飛んだハトを追いかけて走る3人。もうふきだしてしまった。体育の授業でもあれだけ自主的には走らないだろう・・・。
ちなみにテンボウは走らずに指導員とことの成り行きをにこにこと見守っていた(笑)

ついにハトも根負け?して、海の彼方に飛んでいってしまった。それを見送るジャガタム。大きく手を振っている。
それだけならここに書かない。なぜか彼は、腰に片手をあて、リズムよくふりこのようにおしりをふりながらやるのだ。もう爆!しかない。
笑い転げてみんなお腹をかかえてしまった。お見せしたかった。

ボスバトを見送った後、またあばれてえさを独り占め(一羽占め)しようとしているハトをみつけた。白色がまじった羽を大きく開きはばたかせて威嚇し
えさに近寄る、そしてくちばしで相手をつついてえさにありつこうとしている。「こいつ、さっきのやつより強引やなあ」「きたないやつやなあ」
「よし、また追い払ってやろ」と3人はてぐすね(足ぐすね)ひいて、にらんでいる。

でも、よくよくみるとそのハトはぜんぜんえさを食べていないことに一同気ずく。いいところまでいくんだけど、ワンテンポ他のハトより
えさをはさむタイミングが遅れるのでまったく食べられないのだ。目の焦点があってないような動きも時々している。
動きが派手だったからつい‘悪者‘にしてしまったが逆だった。「なんか可愛そうになってきたなあ」「こいつ、自分が食べられへんって
分かってるから、暴れよるんや」「弱いから落ち着かれへんから羽拡げて脅かそうとするんや」とかみんないろいろ解説している。
「人間といっしょやなあ」「悪いことしてるように見えるだけで怒ったり、きめつけたらあかんなあ」「なんか普通じゃない行動してる時って
怒るだけではあかんねんやろうなあ。なんでそうしてるか考えてみなあかんなあ」
さっき思い切り雷を落としたところの指導員も妙にそんな風にそのハトをみんなと見ていてぶつぶつ言っていた。

こうなるとやさしき男の子たち。今度はそのハトを守りだした。名前も決めてしまった・・
「白羽(しろばね)のジョーやで!」とジャガタムが命名。「ほらはよ食べろ」「こらおまえらきたあかん。これはしろばねのや!」と
ジョーにえさをあげては近ずいてくるハトを追い払うのだった。ジーコマン、ウユーも必死で守っている。
テンボウも動き出した。みんなほんまにやさしいなあ。
素敵なお昼ご飯たいむになった。

さて、こべっこのほうは大丈夫かな?

こべっこで全員合流。ヨッシーに「はよ、食べてはよあそぼ!」とせかされて弁当をゆっくり食べられなかったという苦情
以外は、平穏無事との報告。よかったー。こちらからは
「白羽のジョーと逢うてんぞー!」と興奮の報告。

帰り際にみんなでもう一度公園にでかけて、白羽のジョーと記念撮影して帰ってきた
なんでこんなにおもしろいことばっかりに出会うんだろう。
一人でいては決して出会えないものに、出会えた。楽しかったなあ。


#22 4月24日(火)  はれ
 ジーコマンが宿題をしながら小型のアルバムをリュックから出してきた。「みせて!みせて!」となんとなく照れているその手からアルバムを受け取る
先日いってきたハウステンボスの写真だった。いっぱい説明、解説してくれたが、1番長くて力が入ってたのが帆船(ほんもの)の写真に対してのものだった。
「乗りたかったー。時間ちゃんとみてたら乗れたのにー。ここを(マスト)登ってなあ、これ(帆)開かせてもらえたのになあ、もう悔しかった!」
「海賊船みたいに大きくてかっこいいなあ、帆があがって開いたらすごいやろなあ」「そうやで!そうやで!あーなんでやろう。乗れたのにー!」と
ジーコマンは帰ってきたアイボンやリードにも訴えていた。ここまで1つのことにこだわって訴えていたジーコマンを初めてみた。

ウユー「今日、おやつ食べたら帰るわ」すこししんどそう。ロフトで寝転がってマンガを読み始める。
大丈夫かな・・

今日のオヤツは、ゼリーとにらまん。いずれもアイボンの希望でコープさんに注文していたもの。ケイとゼリー液から作り始める。
みかん缶もあったのでそれも使う。冷蔵庫で冷やしている間に、ホットプレートでにらまんを焼き始める。
いいにおいが漂ってくる。「焦げるから、はよひっくりかえしーや」「もう、うるさいなあ、まっせんは。まかしとき!」と一蹴される始末。
あんまりぺちゃくちゃしゃべっているから、ちょっと言っただけやのにね・・、こわいこわい!

ロフトでは漫画、読書ぐみがその存在を忘れるほど静まり返って集中して読んでいる。しかし、ひとりすごい存在感をかんじる。
テンボウだ。なぜか、必ずロフトに上る階段に3分の1ほど身をぶらさげてマンガを読む。その体勢でひっくり返ってけらけら急に笑い出すので
びっくりしてしまう。頼むから普通の格好で読んで頂戴!

そして、テンボウはいつもロフトから急に「まっせん、あっちむいてほい、しよ」と微笑むのだ。「いいでえ」じゃんけんほい!あっちむいて、ほい!
すぐに指導員が指差す方向に向いてくれるてんぼう。もう、爆!爆!の世界である。何回しても、なぜかやはり指差す方向に顔が向く!なんて、可愛いんだろう!
おもしろすぎるテンボウである。「テンボウ、またやろな」「うん、いいで」と言ってくれるのがまたいいでしょ。他の子もやりたくなって、やるんだけど、
テンボウほど負け続ける子はそういなかった(爆!)

ゼリーもにらまんもできあがった。「ウユー、どうする?ゼリーだけでも食べへん?」と聞くと、顔をみせてゼリーを確認すると「食べるわ。でもにらまんはいらん」
全員でゼリーをいただき、ホットプレートを囲む。「おいしいなあ」にらまんを爪楊枝でさして、アツアツをほおばる。「おいしい!」
よかった。ウユーも食べ出している。みんなで食べてると、なんか食べたくなるねんなあ。やっぱり、100円オヤツにはない良さがある、手作りおやつ。
来週はもっと増やしていくぞ!

明日は創立記念日でお休み。ロング滑り台にいく予定だが、天気がかなり怪しいぞ。
雨なら第2候補のこべっこランドに行くことになるが・・・


#21 4月23日(月)  はれ
 ウユーが珍しく1番に帰ってくる「学校から家までずーっと走って帰ってきた」確かにハアハアいっている。手には黒のグローブとボール。
あんまり自分からしゃべらないんだけど今日は違う「ピッチャーになあ指名されてん」「ほんならジーコマンとバッテリー組むんやんか。すごいなあ」
「へへ」(このヘヘって言った顔、最高)。「ほんで勝ったんか?」「ぼろまけやー」「でもな、ジャガタム2打数2安打やってんで」「練習試合の時は全然打たんくせに公式戦なったら打ちよる」「はは、ジャガタムらしいなあ」といったところで、ジーコマン帰室。リュックからキャッチャーミットをだし「ウユー、キャッチボールいこ」と誘っている
「前公園にいってくるわ」と2人で飛び出していった。

入れ替わりで外からどでかい声で「ま○○○ひ○○ー!!!」と指導員をフルネームで呼び捨てにする不埒なやから登場。
「かっこわるいからドアから言いにおいでー!!」と一喝。そして「呼び捨てにするなあ!!」こちらもどでかい声になっていた・・反省

おわかりのとおりジャガタムである。以下、彼の談話である
「オヤツだけもらいにきたで。ええやろ。こないだなんかずるいで、みんな100円オヤツやのに、俺だけお菓子と人形焼(おみやげ)。あっ、人形焼きって東京名物らしいなあ。はよちょうだいやあ、100円。今日ほんまわな、残らんとあかんかってんけど帰れてん。さあなんででしょう!コンピューターの勉強でな、最後プリントだすところが残ってんけど、俺用事あるから任せるわって帰らしてもろてん、ちょろいもんよー、ほんまは遊ぶのにな、はっ、はっ、はっ!2打数2安打?誰にきいたん、ウユーやな。公式戦でしか打たへん?当然でしょ。そやけど強いわ、阪神タイガースと同じユニホームのところあるで。強いで。しちまつ何とかってとこも強い。えっななまつ(七松)って読むって? うるさい!ちょっとまちがえただけじゃ。ほっとけ・・・・」そして、彼はしゃべるだけしゃべって「ごりらー」といって帰った。「ごりらー」と言い返してやった。
よくぞこれだけ一気にしゃべれるものだ。参りました。

リード帰室。宿題にとりかかる。しっかり濃くふとい字。算数の大きな数のドリル、あっという間にやってしまう。
1兆6百5万ーこれを数字で書きなさいという問題。0の数、間違わんとさっと書けますか?
ちょっと、ちょちょまう指導員であった。感心しているうちに、宿題終わらせてしまったリード「まっせん、将棋しよ」ともう駒を並べている。「自分の自分で並べてや」「はい・・」

そこに登場!マキ&母!今日は参観日でホームを休んでなかよしに寄ってくれた。なんと、アイスのさしいれつき。ありがとう!
マキ母「あっ、将棋だ」と即興味を示してくれリードと練習試合開始。初めて?なのにうまい。リード教授のはずがいつの間にか詰められていた・・
悔しいー!そして、その後も色んな遊びに挑戦するマキ母、オヤツの後は帰ってきてたジーコマン達に「キャッチボールいこいこ」と誘って「いってきまーす」と
外に出て行くのであった。ほんとに、いつも明るくパワフルなすてきな母である。

マリオ、ナッチも「四天しよ」と飛び出していった。テンボウは学校を休んでいたらしい。病気かな?

丁度入れ替わりに、ケイとアイボンが帰ってきた。ジャガタムが抜けてきたコンピューターの勉強の後始末をやっていたようだ
「コンピューターで遊んでてんなあ」と後始末というより自由に遊んでいたようだ。帰ってきてロフトで宿題をしていたゴーと合流しておやつ&おしゃべりがはじまる
カギを預けて指導員も外に行こうとすると「ちょっとまっせんまち」と座らせて後ろにまわるアイボンとケイ。「ずっと気になっててん」と
しらがを抜き始めるのであった・・・。染めてるんやけどなあ。「ほらみてみ、こんなに長いのもあるで」と抜いてはみせてまた抜いて・・もうはげるーやめてくれー
でもやめない二人、ていねいにもうないか探している。なんかおばあちゃんの気分?!でも静かないい時間でなんか気持ちよかった

今日も地域の子がいっぱいで四天コートは2面。前公園にいってたウユー、ジーコマンはなぜか今日ははいらず。となりでやっている野球をみている
「よしてもうといでや」「球が遅すぎてでけへんわ」とにくそいことを言っている。そして、電話ボックスからするすると公園の看板のうえに登ってしまう
それをみて、ケイが「私もできる!」と四天をぬけてくる。ヨッシーもきていていつものあいさつ「なんでまっせんはまっせんなん?」
それはいいんだけどカードを65枚ももっていてマリオ、リードも四天をぬけて夢中でみている。
看板登り隊は撮影会にはいっている。カメラマン、マキ母。マキは半袖でずっと四天をしている。
みんなそれぞれの夕方となった。いつものせりふだが、これもまたよし。


#20 4月19日(木) はれ

来週の25日は創立記念日でお休み

どこかに行くか、行かないかをこの間から決めていたのだが、今日やっと決定した

こべっこランドの声も多かったのだが、なかよしの初遠足先、北千里のロング滑り台のことをちらっとだすと

いつも発言は最後のウユーとジーコマンが「そこがいい!そこにしよ!」と大乗り気

「火花が散るねんぞ!すっげえスピードでるねん」と説明している。なんとなくその強い意見で決まり!

お知らせビラもウユーが書いてくれ、滑り台のカットはゴーが描いてくれた。ゴーの学校は創立記念日は別の日なので

行けないんだが、気持ちよく描いてくれる。「4時には帰ってくるから、なかよしはあいてるからな」と言うと「OK!」と笑っていた
そのビラのコピーにナッチがいってくれる。ところが、表むけたままおいたようでほぼ真っ白状態で持って帰ってきた。

「お前裏向けへんかったやろー」「あーあ」の声にナッチへこみかけるが「失敗して覚えんの。気にしない気にしない」と指導員が言うと

マリオ「しっぱいして人間は大きく成長するのだー」「この紙もなんにでも使えるしな」とかいってくれ、ナッチの表情も緩む。

何回も何回も失敗して上手くなっていく。子どもも大人も一緒だよね。失敗を恐れずチャレンジする!
ケイがオヤツだけもらいにくる。おばあちゃんのお見舞いで病院に通っている。ケイは毎日顔出してあげたいってきっと思っていると思う。やさしいからな。
100円オヤツはすぐ近くの7イレブンに買いに行く。店長さん、店長の奥さんにもすっかり覚えてもらっていて、ぞろぞろわやわや選んでいても

気持ちよく見守って下さっている。昔の駄菓子屋のおばちゃんではないが、現代版地域の子を見守ってくださるコンビニの店長ご夫婦である
公園に行くとやっぱりしつこくボールけりからはじめる、がんこななかよしの面々。でも、昨日の2面コートでの激戦さめやらぬ地域の子達も

「はよ、四天しよ」と誘ってくれて、今日は早めの四天タイムにはいる
「まっせん、水!みず!」コートの線を水で描いてとの注文。今日も2コートだ。各コートずらずら5人ほど順番待って並んでいる。

なんといっても嬉しかったのは、ひさびさにラハイが登場したこと。「元気か?」「うん!」「頑張ってるなあ」「うん!」ラハイは四天には自信があるので

むらむらとやる気をみせて順番待ちしている、隣のジーコマンに絡みながら・・。ジーコマン嫌そうだが、されるに任せている。ラハイは一向におかまいなし!

あー、全然変わってないわ(笑)
左コートは以前キックで指導員の顔面直撃打を蹴ったK君、すっかり四天のとりこになった汗かきのリードが強い!右コートはアイボン、ナッチが結構強い

みんな汗だく、歓声があがったり、ルール守らんかったトッサンを1回休みにしたり(トッサン泣いてしまうが復活)、それぞれうまいこと遊んでいる
キクチャンがコートの間に立っていちゃもんを子どもにつけはじめたが(キクチャンも一緒にはしゃぎたい)、「キクチャン、そこ危ないから、やるんやったら

こっちで並んで」と声をかけると「はーい」といって、すぐに動いてくれた。結局「やっぱりせんとく」といってベンチに戻っていったが・・。
キクチャン。子ども達に危害を加えるということはまずない、ただ片手にビールを持ってはる時は相手をしない。持ってない時は無視せずに遊べたら遊ぶ。

最近このスタンスでキクチャンと接している。そうでないと、森公園では遊べないから。確かに一時期怖くて逃げていたころもあった。

でも、逃げたり無視すると余計に興奮させてしまう。とにかくいっぱいしゃべりたい、遊びたいという思いがいっぱいの人なんだということが何回か接するうちに分かってきて

排除したり逃げたりするより、いっしょに遊んでみたらどうやろうか・・。そしてアイボンが「あの人やさしい時もあるで。こないだしゃべったらやさしかった」とよく

いってたので、わざわざ誘わないけど、状況がそろった春休みの4月6日、はじめて一緒にボールけりをしてみたといういきさつがある。

この判断、賛否両論あるかもしれない。でも、とりあえず、うまくおりあって公園から逃げる必要はなくなっている。
5時半になっても一向にやめない。この頃になると、自分たちで水をくみ線まで引いている。

ウユー母が子馬ちゃんを自転車にのせて昨日に引き続きのぞいてくれる。指導員もゲンのお迎えに公園を離れる
保育園で携帯が鳴る。ゴーからだ。「今日、はむっちもって帰るからな・・ぶちっ」ときれてしまう

公園にとんぼがえり。まっててくれた。ヨッシーもいたのでゴーが「ヨッシー久々にはむっち見て帰りいや」といっている

ヨッシー無言で自転車を漕ぎ出す。「やっぱり帰るんやで」とゴーと2人で秘密基地へ。するとヨッシーが別ルートで到着。「はっ!はっ!」

久々のはむっちとの再開。手にのせてなでている。ハムトレのことを話すと「そんなことしたらストレスたまって弱るやんなあ、なあ、はむっち」と話し掛けている

ゴーと2人でそんなヨッシーをしばらくみつめてしまった。やっぱり、やさしいなあ。
6時15分、公園を覗くと人数は減っているものの、まだ四天やっている。6時30分、秘密基地のかたずけを終え公園を覗くと

まだ!やっている、それも今度は中学生3人(キムチ他2名)まで入っている。そして、なぜかジャガタムもいる。マリオ、リード、ナッチ、KA君ともに指導員を見向きもせず、夢中・・・。

ウユー、ジーコマン、KS君の3人はアスレチックの上でカードで盛り上がっていた・・。ほんまにこの子達、ほんまもんの遊び虫や! 
すっかり、日暮れ。

夕飯の支度をするはずのウユー母&指導員が公園を後にしたのは、6時45分であった・・。

(帰れんことはなかったけど、帰るに帰れなかったー笑)
明日は参観日&懇談でなかよしはお休み


#19 4月18日(水)  はれ
 昨年、大阪の指導員さんたちが開いている、遊びや子どもの発達の実技や講座の勉強に週一回谷六まで通っていた
大阪は永年すべて親たちによる自主運営学童で、その存続自体が困難にも関わらず、数々の素敵な実践を残されている学童がいっぱいある
学童は1年生から6年生まであるのが当たり前なので、高学年の姿や遊び方などよく聞かせてもらった

「先生、ちょっと散髪いってからくるわ」という6年生の話を聞いた時、「なるほどー。高学年の学童ってそんなんなんや。自由さと言うか、生活の一部と言うか、自分の意思で動くこの感覚・・そやから、やめんと最後まで通えるんや・・」と妙に納得したことがあった。だって、公設の児童ホームでは考えられないことだから・・。

この日、なかよしにもこの場面がついに訪れたのだった(笑ー大げさな!)

ジーコマン「まっせん、散髪いってくるわ」 帰っていたリード、アイボンが目を丸くしている。ウユーも帰室「ジーコマンと一緒にいってくるわ」と千円握っている
「いってらっしゃい!気をつけてな」「いってきまーす」2人でいそいそと出かけていった・・・
うわあ、びっくり。なかよしも前述の学童のように子ども達の自然な自由な居場所になっていって欲しいなあってよく思ってたので、なにかちと感動

帰ってくると、ほとんどの子が帰ってて「うおー、散髪してきたんか!おまえら!」とジャガタムが大騒ぎして「記念写真とったろ」とカメラを持ってきて2人を並ばせるので
みんな大笑い!「ウユー、ジーコ、ピースしろや」「いや、せえへん」とかいいながら、すっきりした頭ではにかんだいい顔した2人、可愛かった!(失礼)

この騒動のもと、マリオ、アイボンはたこ焼きをひたすら焼いていた
「おいしそうやなあ・・。もうちょっとしょうゆいれよ」といいながら、しょうゆをたらすマリオであった。激辛好き。

焼きあがったたこ焼きとイチゴがおやつ。休んで友達と遊ぶといってたナッチがいい時にきて、たこ焼きだけゲットして帰り際、「夕方遊ぶときは呼びにきてな」なんと勝手なこと!
しかし、アイボンが「うん、呼びにいったるわ」と言ってくれて、ナッチの自分感覚は認められたのだった。ありがとう、アイボン!

食べながら‘学校の先生にひとこといいたい子ども集会‘が開催される。発言者はご想像におまかせ
「あの先生と1年つきあう自信ないわ」「話が長すぎるわ。姿勢をきちんとしなさいとかで1時間もとるかあ?」「時間を大切にとかいうといて、自分全然大切にしてへんやんけ」
「きびしすぎるわ・・」「ちょっと掃除せんとあそんどっただけで、なんであそこまでされなあかんねん!」「おれ、○○先生がいい」「ああ、○年○組が最高やったなあ」
「俺の先生、やさしいで」「うん、結構やさしい」「宿題もちょっとしかないしな」「おもろいしな」「ええのう、おまえらは」「お前も思うやろ!あの先生とやっていけるか!」
ひたすら自分たちには一切非はない!と怒っている。やさしくて、おもしろくて、話の短い先生がいいんやなあ。君たちの主張は大変よくわかりました!

食べながらするもんだから、いつのまにかリードが無意識にイチゴを7個も(せこい!)食べていた。「お前ー、食べすぎなんじゃあ!」ああ食べ物の恨みは恐ろしい・・
このため集会は自然にお流れ・・。リードがのこしたイチゴのへたを数えて(せこすぎる!)「お前、次の時マイナス3個やぞ」とかいっている輩もいる
リード若干ショックをうけている様子。落ち込まないでね。10人きょうだいのようなもんだから、生存競争は激しいのだ

ボールけりも年季が入りだし隠れ方が爆笑もんである。テンボウなんか木の横に立って両手を拡げて‘木‘のふりをしている。マリオはベンチにひじついて寝転がって
公園でくつろいでいるおっちゃんのふり。ゴーは後ろ向いてブランコ漕いでたり、ジーコマンとリードはしゃがんであひるをしている。幼児のふりだそうだ(笑)
子どもの発想はすばらしいなあ、と思う

そして、今日も四天が始まった。今日は人数が多くて2コート。じょうろをもってきて線も書いて本格的。今日は「帰ろうや」というリードの誘いをスパッと断り
やる気まんまんのマリオ。リードはやったことないので警戒して帰ると言い張っていた様子。仕方なく、残って練習球を投げてもらっている。
いきなり決まった!するどい打球!すっかり警戒が解け、嬉々として遊びだした。ほらね、おもしろいってみんないってたやろ。

1コートに8人ずつぐらいでわかれプレイボール!男子も女子もきゃあきゃあいって汗いっぱいかいて楽しそう!
指導員は線をひくくらいで、子ども達でルールをちゃんと確認して遊んでいる。これこれ、この人数自分たちでしきって遊べるようになったら
なかよしなんて、指導員なんていらないのですよね。


#18 4月17日(火)  はれ

 リードが将棋にはまっている。「父さんも知らん、家には将棋ないから誕生日に買ってもらう」といいながら、「やろ」と駒を並べはじめる。

将棋やってる時の頭の中は、他のゲームの時とは違って脳のしわが増えていく感じがすごくする

静かな中で思いっきり思考を集中させないと勝てない。とっておきの、子ども達に経験してほしい脳のしわ増やしゲームだ
アイボン「昨日怒ってたのは、マリオとリードが私の悪口言ったからや」とぶちぶち・・。リード「俺、なんにもいってへんぞお!」とさすがにむっとして言い返す

マリオに聞かんとわからんので帰りを待つことにする。ナッチは宿題しながら、将棋対戦に解説をつけている(次はナッチを将棋のとりこにしてやるぞ・・)
ジーコマン帰室。「コウとなあ森前でトレーニングしてくるわ」とキャッチャーミットをリュックからだす。「だいぶ、やわらかくなってん、このミット」「けん制するけど、さされへんわ」

「キャッチャーは凄いと思うわ。2塁まで遠いしなあ」「ちがうでー、セカンドとショートがさっと2塁ベースにはいらへんから、投げたボールはセンターに抜けてしまうねん」

自分のスローイングには自信をもっているんだ。「ウユーも行くって、5時までに帰るわ。いってきまーす」と飛び出していった

地域の少年野球チームで頑張っているジーコマン、ウユー、ジャガタム(キャプテン)たち。休みの日は、おにぎりもって早朝に家を出たら夕方まで帰ってこないらしい

夢中になれることに出会えるっていいよねえ
テンボウも帰ってきて「リード、俺と対決なのだ」「えー、負けるわ」「何回も負けてうまくなるねんって」「えー、いややなあ」と言いながら、手は駒を並べていた

その後将棋ゲームは続き、次は山崩しに入る。リード、ナッチ、指導員苦戦! テンボウは次々と王将や金将をゲット、その駒を使って山を崩していく。

とどめに、歩も9個たまってしまい総攻撃可能に! 強すぎるー・・
今日も100円お菓子がいいという子ども達。分かるんだけど、やっぱり暖かいてずくりのおやつもたまには作りたい!と相談、食べたいもの言ってもらった結果

簡単なおやつカレンダーができた。ところが、明日はなんとたこ焼きに・・そこまでいうてくれんでもよかってんけど、たこ焼きはスペシャルメニューやねんから


トレーニングが終わったようで、ウユー、ジーコマン帰室。みんなでアイスを食べる。「またあいつ何回も蹴られてんで」「またか・・」「なんでやろ」

「ストレスたまってるんとちゃうか?」「学校でも、いつもFやYに追いかけられてんねんで」「休み時間、ずっとやで」「やめてくれっていうたらええのに」

「そんなんいうてもやめへん」「俺も一緒においかけられてんねん・・」「だから、凶暴やっていってたんか」「うん」「Yに男子が凶暴っていってたでって、いうたら、いいヨ別に凶暴やからやって!」「そうやって開き直るところがやっぱり凶暴やー」「めちゃくちゃ大好きやねんって、追いかけてる子のことが。一緒に遊んでる感覚ちゃう?」

「俺はぜんぜん追いかけられへんで」「まあ色々やな」「追いかけるって言うのは好きやねんって!へへへ」子ども9人と指導員の会話でした。発言者はご想像におまかせ。
将棋対決のマリオとリード、観戦者の数名を残し公園へ。カギは信頼して最近残る子に預けている。ちゃんと、しめて渡してくれている

公園入り口にはポン菓子のおっちゃんが店を開いている。実は昨年からのおつきあいで、なかよしの子が「おっちゃん!」といくとポン菓子のはしを

食べ食べといって手に渡してくれる。なんぼ、おっちゃんの仕事邪魔したらあかんというても、子ども達はいってしまう

「おっ、顔ぶれが変わったなあ」と4年生の顔をみてするどい指摘。指導員は話したことないのに、やたらなかよしのことに詳しい

「中学なったらこられへんのんか?」「先生も大変やなア」とか色々聞いてくれる。賛助会員になってもらおうかな(笑)
あず、K君、KA君、トッサンもはいってボールけり、ネームチェンジと盛り上がる。ボールけり、かたくなに鬼になるのを拒んでいたウユーが

じゃんけんで負けて初鬼体験。さすがに、12人を見つけるのに苦戦、リードについにボールを蹴られる。ウユーもその前に2回も思い切り蹴飛ばしてたので

両方経験できて満足そう!?だった


大体5時になると、マリオ、リードは帰る(楽しみのマリオ家でのゲームコース)。習い事の子もかえるので、人数が減ったところでこちらもお楽しみの四天にはいる

それがマリオに聞こえ「えー、ずるいわー、俺もしたい。リード四天していこうや」「あかん、いくぞ」「ふえーん」

いつも誘っていたほうが、今日は逆転していてふきだしてしまった!
今日は人数が多くて待ちが6人もいる。ケイ、アイボン、ちょっと元気のなかったゴーもわからん子に教えていた

きのう日暮れまでやってたあそび虫たちが優勢! すごいわざを身に付けていた。ナッチ夢中でピアノにいくのを忘れていたほど。

そうだ、みんなによるとジャガタムが遊びすぎで疲れて学校を休んでいたといっていた。ウユーによると「はらいた」

どちらにしても、お大事に


#17 4月16日(月)  はれ
 先週のことがあり少し気になっていたアイボンが大きな袋を抱えて帰ってきた。ほっとする。
袋の中は、アイボンが生まれたとき、赤ちゃんのころの貴重なアルバム。「うわあ、みせてみせて!」「いいでえ」とアルバムを開いたところに
リード帰室。「まっせん、将棋しよ!」「うん、いいで」 アイボン「ちょっとー、アルバムみてるのにー、何で将棋やのよー!」
色々話聞きながら、アルバムをみるものの「次、まっせんやで」とせかされたり・・(リード、あっという間に将棋うまくなった。考えてる間に十分みれる・・となめていた指導員・・)

よく考えれば、ここでちゃんとアイボンとアルバムをゆっくり見るべきだったのだろう。アルバム見ながら、将棋をやるというのはやはり×だった。
その上、宿題をしていたジーコマンの旅行の話まで聞きながらになってしまったものだから「もう、まっせんちゃんと見てくれへん!もうみせたれへん!」と言われてしまう。
反省。そこに、ウユーが帰ってきていたので「ウユー、リードと将棋勝負頼む!」と任せることに成功。
「アイボン、ゆっくり見さして」と再度アルバムを開いたところで、またもケイ帰室。表情がおかしい。
「まっせん、ハムスター死んだ。共食いで頭食べられて、目もなくなってて骨だけになってた・・」
「えーー!」みんな一瞬シーンとなるものの、すぐそれぞれの遊びにもどる。指導員はハムスターを飼っているし、人事とは思えず色々ケイに話を聞く
ケイ、涙目で、ついに突っ伏してしまい泣き出す。可愛がっていたのを知っているのでこちらもたまらない。背中をさするしかなかった

ちょっと待てよ、なにをしようと思ってたんだろう・・あーアイボンのアルバムだ。
ところが、またまたマリオ帰室「まっせん、ジャーン!これはなんでしょう」とランドセルもおろさずに何かを見せに来た
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのHPのプリントアウトされたもので、みんなも一気に集合してくる。マリオの説明つき。みな聞き入っている
しかし、アイボンは聞いていなかった「もう絶対にまっせんにはみせたれへん!もってけえへん!」完全に怒らせてしまった・・

妖怪ではないが、首から頭が3つ、4つ伸びてるのが欲しい!!と切に感じる今日この頃である
せめて5年女子との密度の濃い会話に対応できる専用の首と頭だけでも・・・

夕方、遊んでいると公園にジャガタム登場。同学年の男子と遊んでいる様子。「まっせん、おやつちょうだい!」もう5時過ぎてたので「無理やあ」と言うと大分とねばっていたが、あきらめて自転車で走り去った。色んな子といっぱい遊んでや。おやつが欲しい時はもう少し早めにいいにきてな

久々の四天にウユー、ジーコマン、ケイ、ナッチ、マルコメ、トッサン、指導員で盛り上がる
ナッチ飛び込んでボールをとろうとすごいナイスファイト!すべりこんでこけてどろどろになっている。すこし痛そう。ウユーが「大丈夫か」って
声かけてる。指導員は5じ40分ごろ去ったのだが、この後も薄暗くなるまであそび続けていたらしく、ほんとにすごい‘遊び虫‘たちである!


#16 4月13日(金)  はれ
 5年生は5時間だが、4年生は先生方遠足下見で4時間
リードが1番に帰ってくる「さてさて、はむっちのトレーニングといくか」とかごからはむっちをだす。
よくかわいがってくれるので感心する。はむっちもかごからでて自由にうごきまわれるこの時間を楽しみにしているのではないか
夜行性なので昼間はそっとしておいてやり・・という意見もあるかもしれない。が不思議と起きていることが多い最近のはむっちなのだ

ジーコマン、すぐに机に向かい宿題。漢字の書き取り「なあ、‘松‘ってどんな文できる?」と誰にともなく聞いている
「松田君と遊ぶは?」と帰ってきたテンボウがいうので、大笑いしてしまう。確かに、‘松‘の字は入っているから!
「今日中に全部するねん」とひたすらやっている。この週末旅行にいくんだって!いいなあ!
リードもキャンプに。「どこいくの?」「知らん」うーん、母から無人島に行くと聞いていたので、確かに‘知らん‘先かもしれないと納得

ウユー、テンボウが本日どぶ川で魚とりをするという情報をもって帰るも、昨日できなかったソリテアパズルに挑戦し始める
これ、ほんとうに頭の体操になる。むつかしい。そのうち、宿題を終えたジーコマン、はむとれを終えたリードも頭つき合わせてやり始めた
少しずつ前進する4人、ちゃんと交代しながらアドバイスしながらやっている。ついに、リードが制覇!ついでジーコマンも。ウユー、じっくり
確かめながらやっている、かなり苦戦していたがついにOK!みんなも喜んでいるから、素敵である

達成のあとは、どぶ川に出かけていった3人。「5時までには帰っておいでや」「うん、いってきまーす」と網もって出動していった

リードは残ったので、チャンスとばかりに将棋に誘う。この間、ニイヤンが来た時もとてもやりたそうだったのに、知らんからできひんとクールを装っていたので
ちょっとつついてみる。「うん、やる」と返事。よかったー。みんなのおる前では、なんか嫌なんよね、教えてもらうのって。
駒の呼び方、進み方を確認して練習開始。飲み込みが早くて、教える割にはへたくそな指導員の駒を次々と取り始める。しばらくすると
2・3手先まで読めるようになってきた。たいしたもの!そのうち、アイボンが帰ってきて「リード将棋できるん?」とぎゃあぎゃあと騒ぎ出し、
続いてマリオも帰室し「リード、おれとやろー」と誘ってくれ、まっせん将棋教室は終了。しっかり、対戦できるようになったリード。よかった

ケイ帰室、飼育係りになったと大喜び!ほんとにうれしそうだ
ゴーは今日から6時間授業「むかつくー!当てられたー!!」と左手にシップをして帰ってきた。ドッジボールで当てられ名誉の負傷だそう
なかよしのドッジではよく筋肉痛が起こりコートから出るゴーだが、ほんとはすごいスピードボールを投げれるんだよね。学校では本気出してる証拠だ

どぶ川ぐみも帰ってきて、休んで遊んでいたナッチとアズも合流してまたまた森公園ではボールけりとネームチェンジ
最中、またまたあまりにも凄い指導員への口撃にとうとうひさびさに、爆発!してしまった(多分秋以降、本気では怒っていなかったと思う)
「誰かを攻撃せんと落ちつかんで遊ばれへんねんやったら、もう帰り!!」
アイボンも巻き込んでしまい、自己嫌悪・・(後で、謝ったけど。アイボンはかなり怒っていた)
落ち着かれへんから、なかよしにきてるんやんな。わかってるんやけどね、反省・・

あー、昨日の虹をもう一回みたい!
ぶつかりや荒れの原因は必ずある。しっかり受け止めながら
やっぱり遊ぶしかない。くどくど説教するより、ひたすら遊ぶのみ!
「明日があるさ、明日がある」


#15 4月12日(木)  くもりーあめーはれ
ずっと100円お菓子が続いていて(暑かったので60円のアイスと40円の駄菓子が超人気!)
久しぶりに手ずくりや!と今日はフライドポテトとイチゴのおやつ
皮むきから女子がよくやってくれた

久々といえば、なかよしパズル。ジャガタムが久々にやりたいなあといってくれて
去年の梅雨まえまで流行ったパズルと、木の板とナットでつくったソリテアパズルをだしてみた
「うわあ、なつかしい」「やろやろ」と5年生と待機でなかよしにきていて知っていたテンボウがとびついた
4年「なんやろ?」のまなざしの中、7つのピースを色んな形にくみ上げていく作業に鼻高々なケイ、ジャガタム達

マリオは手塚治虫の火の鳥に完全に夢中!春に行った記念館でも目がきらきら、楽しんでたものね
指導員若かりし頃に買いあさった、火の鳥全巻を今週からもちこんで、マリオがはまってくれたというわけ
火の鳥にはまれるというのが、マリオのすごいところ。このマンガのメッセージはとっても深くて重いから。
「ずっと死なへん人がでてくるけど、めちゃくちゃ苦しんでるで」まだそのことが訴えかける本質を理解するのは無理だけど
とりあえず、読めてしまうのに感心している

ジーコマンとウユーから電話がはいる「遅れていくわあ」。どちらかの家で2人でなにやらやっていた様子
ただ、みんなとする大きな遊びには興味があるようで、ちゃんと夕方までにはきておやつを食べ遊ぶ2人である
なかよしに所属しながら、自分のペースで自然に放課後を過ごしているようにみえる

昨日のごたごた。ジャガタムに「色々あってんからな」とアイボンと指導員が説明
ああいうとき、ジャガタムがいると結構中に入ってくれて、深刻にならないで済むので「いて欲しかった」と言う意味だ
さあ今日は・・

遊び終わって、帰る頃にぽつぽつ雨が降り出した。でも空はすっきり晴れている
ジャガタムが「たぬきのよめいりや」とかいっている
ジーコマンが「虹やで!」と小さく叫ぶ。チラッと見たけどみえない。まだ「たぬき、たぬき」と叫んでるので
「きつねやろ!」とつっこむ。「まっせん、こっちやって」とジーコマン。言われるままに東側をみるとなんと見事な大きな虹!それもダブルで!
思わず秘密基地前の道路に飛び出して立ち尽くした、テンボウ、ジャガタム、ジーコマン、ケイ、ナッチ、指導員の6人であった
霧雨に濡れながらみんな「きれいやなあ」としか言葉がなかった幸せな瞬間。ドラマでも虹は2本出ないもんね。
pm5時35分、いい時間が共有できた6人でした


#14 4月11日(水)  はれ

 帰ってくると、学校であったことを機関銃のように喋る子や、あまり語らず自分の世界に入っていく子などほんとに色々である

ただ、一人話し始めると、それに関係した話がどんどん拡がって、言葉が沸騰したようになる時がある。
「きょうなあ、○○なあ掃除ちゃんとせえへんかったから、反省文かかされてんでー」「むっちゃ、むかつくー」「あの先生話長いわ、40分やで」

指導員はすっかり学校の話に一緒に没頭する。そこに、全然関係ない話をしかけてくる子がいる「なあ、昨日の○○見たア?」返事しようと思っていると

また違うところから「なあ、まっせんあのなあ・・」とこられると、もう誰と何を話しているか分からなくなってくる。「言葉の沸騰中だあ、静かに聞いとこ」とまあ

適当に、でも必死に話の内容を聞いて相槌をうつモードに入ってしまうのだ。
ところが、そこに「ほら、ぜんぜん真剣に話聞いてへんやん。えこひいきや」とからんできた人物あり

「まっせん、4年きてから、5年の話全然ちゃんと聞けへんやん。」「4年がなんか言ってきたら飛んでいくくせに、私らやったら放ったらかしやん」

「そんなことないって」「絶対無視してる」「絶対そんなことしてへん自信がある」もう押し問答

「一生うらんでやる」「うらみごともってると顔がおかしいなってくるで」と返すと、「あー、なにいってもまっせんにはつうじへん!」
ここで流すこともできたが、今日は真正面から受けることにした(言葉のコミュニケーションにしては度を越えてきていたので)

「そんなにえこひいきして、無視してるっていうんやったら、みんなのまえでちゃんと意見として言って。5年みんなにそう思われてるんやったら先生も悪いところはなおさなあかんし、」

マリオ「思ってないよー」「いいたいことあったらはっきりいうてみ」オヤツのときだったので、みんなこのやりとりを聞いていた

ウユー「そうや、そうや、はっきりいえんとおかしい」と、正論であるが追い討ちをかけてしまい、沈黙・・

新4年生に手がかかることはほとんどないのだが、ほめたり、はげましたりする言葉をかける回数は確かに多いかもしれないが・・。

なかよしに4年が入ってきて、なにがどうと言う理由はないけど、なんか絡んできたい気持ちも理解しているつもりなんだけど・・。

その後、しっかりとは意見としていってくれなかったけど、すっきりできたんだろうか?
公園で結局一緒に遊びだす。いきなりライダーキックで飛んできた。「なにすんのー!」

「まっせんには何してもいいっていったやん」と笑っている。確かに言ったけどね
色んな関係のとりかたがある。きっと十人十色だろう。

いつも子ども達とは、大きなからしたガキ大将が1人いるような感じでつきあおうと思ってきているが

ガキ大将やったら、キック飛んできたら、キックやりかえすやろなあ・・


#13 4月10日(火) はれ&蒸し暑い

今日から給食開始(○小は明日から)
1時半ごろから4年が帰ってくる。4年男子って帰ってきたらすぐに外に飛び出していくイメージがあったんだけど
机のまわりに集まって話したり、マンガ読んだりとゆったりしている。はむっちともよく遊んでいる。連続うんこに大笑いしている。
「はむっち、かわいいなあ」「うわあ、クシクシしてるぞ」マリオも加わりはむっちをみる男子のまなざしの優しいこと

ゴーが帰ってきて、学校であったことや先生のことを指導員にいっぱい話してくれる。話しながら、つい近くにあったマンガで
机をガンガンたたくので、やめときや、と言おうとしたら、ウユー登場「本がいたむねんけど」・・・わあ、最高!
大笑いしそうになったけど、怒られるので心の中で笑うことにした

ジーコマンがみんなに「なあ、公園で2時から野球するらしいで」と言っている。みんな「ふーん」といまひとつの反応
指導員「いっておいでよ」ジーコマン「いや、ええわ」いったらいいのに、ジーコマンはいかずにはむっちとたわむれるのでした

ロフトでケイ、ナッチ、ゴーでジンゲー(人生ゲームの略)をはじめる
リード、ジーコマン、ウユー、テンボウは、はむっちをつれて散歩にでかける
マリオは火の鳥、リードはぬーべーのマンガに夢中、寝転がって読んでいる
うわっ、指導員ってもしかして今ひま?事務仕事してもいい?
なかよしを開設して以来、初めての体験、春休みの昼食代計算ができる!

みんな平和に自由にのんびりと遊んでいる静かなひととき・・いいなあ、こんな時間って大切だよね
しかし、この落ち着いた静かな時間に落ち着かない人物がやはり登場してしまった
「まっせーん、やせなあかんでー、どこにおるん? 返事しなさーい! ちょっと無視するん? やっぱり男子ばっかりひいきして!」
なんで、いきなりこんなこと言われなあかんねん!「ここにおるでー!無視なんかしてへんでー」「もうティッシュをなげてやるう」
ほんとに、上から箱が飛んできた・・ああ恐ろしい。でも、これもなかよしの大事な一場面
つかの間の静寂だったのでした

オヤツ前、指導員vsテンボウ・ジーコマン・ウユー連合で将棋をする。作戦参謀はウユー、なかなかの腕と見た

今日もやっぱりボールけり。鬼になりたい子が多い。リード、ナッチ、テンボウは鬼好きである
キックをやっていた子達も、こちらが大騒ぎするからかやめて「よしてー」と合流。でも面白くない子もいる。当然。
残されたキック

つづく・・・

残された地域のキック組みメンバー。なんと、隣でおんなじボールけりをはじめだした。
キックを抜けてこっちにきていた4年K君「なんでやねん、一緒にしたらええのになあ」と苦笑い。「おんなじのなんで向こうに帰ります」と
なんとも気持ちよく帰っていった。残された子達にも意地があるよね。

実はキック組みの中に、タカもいた。ジーコマンに話し掛けていたから一緒に遊べるかと思いきや
「お前今日なかよしか?そうか・・」と離れていった。そんなん関係ないねんで。遊びに肩書きはいらんねんって。でも今日はあえて誘うのはやめた
また、公園にきてな。今度こそ一緒に遊ぼな!

さあ、横並びで同じ遊びしてても落ちつかへんし、こちらも遊び変更
ネームチェンジ開始。1人ずつ自分の番号を決めて、ボールを高く上に投げて「3番!」と言われたら3番の子が受けにいく。
落としたら、みんな逃げる。「ストップ!」の声で止まる。落とした子は、3歩進んで1番近い子にボールを当てる・・という遊び
13番まででスタートしたのが19番までいって、4年のS君はわざと当たろうとして逃げへんし、時刻も5時過ぎて
今日はおしまい!秘密基地に走って帰るなかよしの面々であった

今日もアズとヨッシーと森公園で遊べた。毎日色んな大勢の友達と遊べる公園がみんな大好きなはず
たくさんいると煩わしいこともいっぱいだけど・・・それってとても大切な経験だと思う


#12 4月9日(月) くもり&強風

7日の始業式で新しいクラス、担任も決まって今日から新学期スタート
今日は入学式なので早く帰ってくるはず

早い!9時半に帰ってきたのはナッチとリード。5年生も間をあけず帰ってきて
さあ、クラスや新担任のはなしが飛び交い始めたぞ

面白いのは新任の先生ウオッチング
子どもならではの恐ろしいほどリアルな表現と観察力による
紹介をどうぞ!(大変失礼な表現有、お許しを)

 クラスA
 ゴージャスおばさん。紫と青色のすごーいめがねをかけている。イヤリングもついている
 パーマもかけてて、とにかくゴージャス!でもやさしいなあ

 クラスB
 声がでかい!出っ歯でちょびひげもはやしてて、少ししわしわ?メガネをかけている
 子どもが3人いて、球場の近くに住んでいる。応援も聞こえるらしい
 男の先生やけど几帳面。○○先生とはちがうなあ。近くの川をマラソンで走っているらしいで。

ちなみにこの先生はクラス通信(毎日?)をだされるようで、感心。1号をみせてもらう

昼食は焼きそばとおにぎりだったのだが、都合で焼きそばとたこ焼きに
たこ焼き16個×7回をケイ、ナッチ、アイボン、ジャガタム、マリオでひたすら
おしゃべりしながら焼いていた。調理好き。

焼きそば、焼いた後どうしてもこげが残る。そのこげを食べようとする輩現る
そこで、ウユー登場「俺の父さん、科学者やから言うとったぞ。こげたべたら、ガンになるでえ」
おっしゃるとおり!こげはごみばこへと消えた・・

公園ではまずボールけり。4年生もいっぱいいて合流。リード、マリオが誘いに行ったヨッシーも到着
地域の4年男子が5年女子の名前教えてと言っている。ごーが「ゴー様と呼びなさーい!」というのを
まじめに聞いている男子がおかしかった
人数が多いので2人おににする。蹴ろうと全力疾走してくる子どもの顔は最高!生き生きしている

おやつを買いに行った後はドッジ。4年のH君が「なかよしvs一般でやろ」と言ってくる。一般(笑)って言う表現、最高!
ところが、ウユーとジーコマンが逃げる。木の上まで登って「残り2人になったらはいるわ」と笑っている
なぜだ?児童ホームの総合優勝に貢献した2人なのにね。女子と、テンボウはブーイング、仕方なく他の女子に
入ってもらって始める。始まって分かった。地域の男子、めちゃくちゃ強い!うまい!負けるとわかってて勝負できるかと
いうことだったのか?でも、きっといい勝負、はよきてやー。
そのうち、秘密基地でマンガを読んでいたジャガタムとリードがはいってきた。アズもやってきてナッチ大喜び!
盛り上がり始める。おっ、いつの間にか木の上の2人もコートの中で必死の形相で投げてるやん。よかった。よかった。

次は、キック。気がつけば男女20人以上の子どもが集まっていた・・うそやろ・・
チームに分かれて3回裏表の勝負でプレイボール
両者譲らずシーソーゲーム。最終回、2アウト満塁で打者テンボウ
やったあ!さよならヒット!ジャガタムがピッチャーのグーチームの勝利
かっこよかったで、テンボウ!

この間マリオは、ドッジがやりたくなくて帰ったヨッシーを追いかけていた。結局、ヨッシーの家の近くの駐車場で
ゲームボーイをしていたらしい。これもまたよし。


#11 4月3日(火)  くもりー小雨ーくもり
 実は昨日、秘密基地のお隣さんから「もう少し静かにしてくれません?」と久々の苦情あり。

生活時間がずれているので 殆ど問題なくここまでこれているのだが、夜勤明けの時(週2回ほど)の午前中が1日なかよしの日と重なるとこうなる
菓子折りやビール券をせっせと届け、お部屋におられるときにポストにいれてもらう紙もつくって渡してあるのだが「夜中に帰ってきてくたくたで紙入れる余裕ないですわあ」と言われてしまった。
「夏休みもまたですねえ」「午前中だけでいいから頼みますわあ」「子どもに静かにしろっていっても無理ですからねえ」(そのとおり!)
そこまで分かってくれてるんだったら、一緒に遊びましょう!とはさすがに言えず、謝罪するのみ。

昨日は新4年の登場で興奮した一部女子がやたら高音で叫び、笑いまくっていたので多分あの声で限界を越えたのだろう・・。
いくら言っても余計に叫ぶ、結局指導員にかみなり落とされんと興奮が醒めないあの世界にはまったく頭を抱える。あのモードに入らんように工夫するしかないのは
分かっているんだけど・・。箸が転んでもおかしいとかそんなレベルは遥かに超えている、あの世界。究極のストレス発散の瞬間らしいが・・・ああ、耳鳴りがするう・・

ということで、午前中は勉強、読書に集中する子のみ秘密基地にはいり、大声出したい子、暴れたい子は外で遊ぶということを徹底するぞ!と密かに決める
つい「静かにウノするからあ」とか言われるとOKを出してたんだが、とりあえず春休みはけじめをつけよう。
春休みはお出かけも多いので何とか乗り越えられるだろう。また、ビール券届けとこう!今後ともお隣様、よろしくお願いします!

前置きが長い。というわけで秘密基地は経由せずぞろぞろと集合場所、近くの公園にやってきた子ども達。今日は甲子園行き。
しかし、またまた曇天、小雨ぱらつく無情のお天気。3月に行った時と同じやあ・・・。結構雨脚も強くなってきたぞ。
傘を持っていない子は秘密基地に取りに走る。

この天気でいくと前回同様の雨中観戦になる可能性が高いこと、行き先を思い切って変えてみるか、決めていたとおり甲子園に行くか
みんなの意見を聞いてみた。前回も雨中観戦した子達は「行き先かえよ、手塚治虫記念館!」と叫ぶ。
「いやや、おれ甲子園に行く」「どうしよう」「どっちでもええわ」「グローブも持ってきた」みんないろいろ・・。最終意思表示で手を挙げてもらう。

多数決でなくて、決めるのはまっせんという念押しをする。結果、甲子園いき希望はウユー、ジーコマンの2人だった。
1人でも甲子園と言う子がいたら雨でも予定通りいこうって思ってたので、「甲子園に決定。予定通り!」といったとたん
「なんでよー、いき先変える方が多いやんかあ!。おかしいでえ」とブーイングの嵐発生。「多数決と違うでっていってたやんか」「でもおかしいわ」

「とにかく、出発!」傘をさして駅に向かう。納得できていないゴー、ケイ、アイボン、マリオが一番後ろからぶりぶり文句をいいながら歩いている
気持ちはよく分かる。なんでまた雨やのに甲子園やねん、その上に多数決もどきの意見聴取!?を指導員がしてしまい、結果も
甲子園行き希望はたった2人やのに、甲子園に行くことに決まったのが納得いかないのである。意見聴取やらんと決めればよかった・・と大反省

「なんでやねん、これやからまっせんはいややねん!」「ずるすぎるわ、4年のことばっかり聞いて」「なんでまたあそこで傘さして弁当食べなあかんねん」
あーや、こーや、こーや、あーやと駅に着くまでずっと怒っている。それにきっちり一つ一つ答えながら歩いたが、ふくれた頬はへっこまず。
とうとう、バス停着。サキッチとみんなバスに乗り込む。4人はわざと指導員に聞こえるようにでかい声で文句をいいながら乗り込もうとするので、「ちょっと待ち」と入り口前で4人を停める。

「あのな、ここでもう一回1人ずつ決めてくれへんか。言いたいことがあったらはっきり言って。どうせいくんやったら気持ちよう行こうや。決め方は先生も混乱させて悪かったと思う。謝るわ。でもな春休みの計画大分前にできあがってて、ずっと楽しみにしていた子もおるねん。そのこらが、この天気でもういいわっていうんやったら変えようと思ったの。甲子園に2回行くことはなんでかわかってるやろ。みんなの気持ちは分かるけど、楽しみにしていた子迎える気持ちで予定通り甲子園にいこうって頼んでるねん。それでも納得できなかったら、無理には頼めないし、先生が悪いからお母さんにちゃんと連絡取るから残ってもいいよ。どっちか決めて気持ちよくいこう」

これおどしでもなんでもなく、指導員の指導ミスなので「いかへん」と言う子がいたら本当に連絡とって、申し訳ないけどサキッチと残ってもらおうと覚悟して言ったことだ。
それくらい、4人は怒っていたから。さあ、結果は・・

4人とも「行く」選択をしてくれた。ほっと一息。ただ「どうしても手塚治虫記念館は行きたい」「金曜日、オリエンやろ。宝塚がゴールのオリエンにしてや!」
「できるやろ、まっせん!」としっかり意見もだしてくれ「うん。考えてみるわ。きっとできそうやで」と返すと、一同納得。一件落着。
バスに乗り込んだ。あー、自分が蒔いた種とはいえ参った、参った。やっと、出発だあ!

甲子園。めちゃくちゃ寒かった。ライトスタンドの‘かにトップ‘前に集結。関西創価vs常総学院、なぜかジャガタムをのぞき、みんなで応援団も地味な常総を応援する。
常総の村上投手vs創価の高木選手の対決時は盛り上がった!

前回もやった刑事とねずみ。やっぱりやってしまった・・。すいてたから許してもらうことにする。
だって、みんなほんとにおもしろそうで、こ一時間やっちゃうんだものね。甲子園球場管理者様、邪道な使用、申し訳ありません!

第2試合にはいり、ますます寒い・・。さすがの野球好きもまいる寒さだ。雨は落ち着いたんだけど・・。
3回の裏で帰る事に決定。なんで、小春日和の中で観戦させてくれへんのよー!と叫びたかった。ざんねん。今度こそ・・

電車、バス乗り継いで秘密基地到着。再びの雨。外にでれずウノ、ジンゲーにわかれてゲーム大会がいつのまにか始まっていた
リードは5年女子に混じってジンゲーをやってる。意外だ・・。ウノのほうはヒートアップ!自分の都合のいいようにカードを出してくれと
言われているらしいテンボウ、「やだねったら、やだね♪」と唄い始めるので、ジーコマンまでつられて「やだねったら、やだね♪」と唄いだす。いつのまにか
みんなつられて大合唱している。ナッチ、サキッチの紅二点も負けずにがんがん楽しんでいた

HPのハンドルネームもこの日にほぼ決まる。おもしろい名前を考えるものだ。発想が違うよね。
「カタカナで書いてって、管理人さんに言っといて」との注文も。このこだわりに感心。

本日も無事終了!


#10 4月2日(月)  はれ 

 さあ、とうとう新年度がはじまった

まったくカラーの違う5年生と4年生の面々がどんな風に関わっていくのか。半分楽しみ、半分こわい。
自己紹介ゲームの仕込みをしようと、ドアの前で待つ。1番手はリードとジーコマン「おはよう!」ちょっとお互い照れる(笑)

自分の名字と名前と好きな遊びを紙にかいてもらう。そして、秘密基地のなかへ。さっそくロフトへ登ったようだ。
「ちょっとー!もう寝られへんかったやんかあ、どきどきして!」とケイ登場。「ほんまほんま、先生もドキドキしてまいったわ」

アイボン、ゴーも「もう、4年きてる?」ととにかく結構警戒配備しいてる様子。ジャガタムはまったくの自然体。いつもどおりにやってきた

「あーあ、また朝飯たべてへん、腹減ったー」さすがである。
てんぼうがサキッチと到着。サキッチは夏にもお世話になった学生指導員さんだ。

ナッチとオーチャン、カユリも恥ずかしそうにやってきた。期待と不安。当然です。
さあ、自己紹介ゲームしようと思ったが、誰かきてないぞ

ヨッシーとマリオ+はむっちだ。普段なら何時にきてくれてもいいけれど、今日はたのむわ・・・と電話をする

案の定、ヨッシーの家にいた。「今日はたのむわ、すぐきてや」「はいはーい!」すごくいい返事。

返事の割りに到着はさらに遅れ、何事もなかったように「おはよう!」と登場するさわやかな2人であった。遅れてきたのは多分てれくさかったんやと思う(笑)
森公園で自己紹介ゲーム。

名字、名前、好きな名前を切り離してばらばらにして地面にまく。1人ずつ、3枚選んで正しい組み合わせにできたらOK

これがなかなかうまくいかない。名前と名字さえあわずおかしな人物名も3人ほど登場していた!

まあ、とりあえず「みなさん、どうぞよろしくお願いします」は無事終了。
ちょびっとなかよしの説明をする。「自由」「自分たちの思い通りの時間を創れる」という指導員の言葉じりをとり

「よっしゃあ。マンガ読みにかえるぞー」と秘密基地にかえろうとするマリオ、ヨッシー、リード。

「ちょっとまったあ!」「なんでー、自由やのにー」「あのな、自由な分、責任もってやらなあかんこともあるねん。自分の食べるごはんも自分たちでつくるのがなかよし!」

「今日のお昼は手巻き寿司やで、買い物隊・作り隊・片ずけ隊のどこかにはいってな」
買い物隊ーテンボウ、リード、ヨッシー、マリオ、ジーコマン

作り隊ーケイ、アイボン、ゴー、ナッチ、オーちゃん

片ずけ隊ージャガタム、カユリ、指導員 に決定。
「よっしゃあ!マンガや」とまた走り出すので、「ちょっとまったあ!」「なにー!まだなんかあるん?」(うっとおしそうに!!)

「最初の日やし、1つだけみんなであそぼうや」「ええーーーー!!!」

そこまで言わんでもいいでしょうが!
結局、ネームチェンジをする。「うち、わからーん」「やっとったらわかる」とかいいながらわからん子もとにかくやってみる

おもしろい。ただ、13人いたので呼ばれる数字と呼ばれへん数字にばらつきがでる。ネームチェンジのベスト人数は10人くらいまでかも・・

でも、それなりに盛り上がった。
みんな外には残らず秘密基地に帰る。買い物隊は集まって、何を巻くかをだしあう。「たまご」「シーチキン」「かいわれ」「つくり(ごめん予算上、おつくりは無理。却下)」

「なっとう」とリード。「絶対おいしいでー」と絶賛。「お肉いため」おいしそう・・。あと何いる?「のり」「すいもん」「お酢」「えー、お酢いれんの」「すしやもん」「いややあ」

もめている。しかし、なんとか収拾。スーパーに向けて自転車5台出発。30分後無事帰室。

スーパーに勤めるアスの母に6個入り百数十円のたまごより、10個入り100円のたまごのほうがいいよとアドバイスされたとうれしそうであった
作り隊5年女子はちゃっちゃっと下準備などこなす。ナッチとオーチャンは卵割りとお肉切りにかかる。なかなかの腕まえである。

炒め物、根気よく長いこと順番に頑張ってくれた。ケイはスシ飯をつくるためすし酢つくり。「まだ、味薄い!」と酢がきいていないと言う。なかなかの舌をもっている
「いただきまーす」12人の声で昼食開始。女子と男子のテーブルに分かれ、具もごはんものりもちゃんと2つにわけてある。さすが、5年女子!

みんな凄いいきおいで食べる食べる。すし飯拒否のヨッシー、マリオもパクパク食べている。なっとうも大人気。ただし、ジャガタムと指導員以外・・(あんまり好きじゃない・・)

オーチャン、カユリの3年生もまったくおじけずかずよく食べている。すばらしい!あっという間に、すべてなくなり吸い物も売り切れ、初昼食は無事成功!
片ずけ隊のジャガタム、カユリ。お皿運び、洗い物、掃除をがんばる。しかし、ジャガタムが時々失踪しマンガを読みふけったり、意味もなく走り回ったりするので

カユリが「もう!いい加減にしてちゃんとやってよ!3年にいわれてどうすんのよー!」とぶちぎれてしまう。言われると余計に悪ふざけに走るジャガタムの性質?を

いまひとつ把握していないカユリ、その後も苦戦していた・・。でも、きれいにかたずいたね。2人ともご苦労様でした!
修了式&歓迎会は、あまりおごそかには進まずでこぼこ!でも、修了証つきの1年間の思い出アルバムには新5年生もなかなか嬉しそう!

見せ合ってはあれこれ思い出話をしていた。歓迎会のクイズミリオネアはジャがタム大奮闘!しかし、間があくとざわざわするので苦労していた。でも

最後まで頑張った!ごくろうさま!賞品もとりあえず全員に当たったし、ほっと一息
いつのまにか、夕方。木ごま選手権をする。男子は全員挑戦。その中で、まずリードが1分38秒の大記録を出す

これはもう優勝決定か!と思われたときに、ヨッシー登場。力強くひもを巻き、スタート。最初ちょっとぶれたがしばらくすると持久状態に。

止まらん、止まらん、1分経過。うっそー。30秒経過。えーっ。みんな周りを囲んでこまをみつめる。34、35、36、37・・ぴたっと止まった!

なんとリードと同じ1分38秒の記録。大騒動、大喜び!2人でカードをゲットした。しかし、すごい勝負だった。
2回ボールけりをしたところで5時。「さいならー」「ばいばーい」

すごい虚脱感、1日終わったー。ドキドキのなかよし新年度の第一歩。無事に終わった。