|
ゲン坊の調子がどうもよくなく、両日とも申し訳なかったが自宅でなかよしを開室。子ども達が帰ってきたときは両日ともゲン坊は熟睡で、なんとかうまくいった。 なかよしの子達は「ひさしぶりや!」とそれなりに喜んで帰ってきていた。 17日は、キャベツたっぷりホットドッグ。(大好評)18日は、100円おやつ。ところが、ここで意外なことを発見。「えー、まっせんなんかつくっとってやあ」と皆いうのである。コンビニから少し離れただけで、この調子(単にめんどくさい)と言う現実にあきれもするが、逆に考えると、なかよしがコンビニから離れていたら毎日手作りおやつでいいわけだ。それを聞いてみると「うん。そやけど、おいしいやつやで!」とみんな言う。そうか、そうか! なかよしはいつかコンビニから離れた場所に移ることができるだろうか。 両日とも、なかよし臨時シアターとして‘天空の城ラピュタ‘が上映された。みんなで見ると、知っているビデオもかなりおもしろくなることもわかった。 18日、ブレイクしていたマリオが久々に帰室。何かえらく落ち着いていた。ジャガを客観的にみて、今日はけんかに乗らなかった。うん、不思議だ、淋しいくらい(笑)。 4時半過ぎてだったが、みんなで公園に出る。いくと、はや公園にいた4年生たちにキックの試合を申し込んでいて、プレイボール! なかよし、とても落ち着いた闘い、シュアな蹴りで着々と加点。ピッチャージャガも素晴らしいピッチだ。最終回、2点差。なかよしの面々は「勝てる!いける」と思ったのが伝わってきた。それが、4年チームに伝わり、俄然「負けるもんか!」という気持ちが4年チームに生まれてきたのが分かった。 「勝つと思うな、思えば負けよ」誰かの歌どおり、見事な逆転サヨナラ負けを喫するなかよしであった(涙)。 負けチームの罰として、グランド10周!両チームとも走り出して、追いかけっこしてちゃんと走っているんで、もうほんとにみんな可愛くて子どもはやっぱり最高だ! その後、ながーい間ある学生さんと話した。なかよしの新しい遊び仲間になってくださる。素敵な大学生。こどものこと、本気で語っておられた彼女に感動。どうぞ、よろしくお願いします。ナッチによると、もうニックネームは決まったようだ。‘ゆみちゃん‘だそうです。 どうぞよろしくお願いします! |
|
今日はお好み焼きにした。 作りながら、アイボンはしゃべり続けていた。秘密基地に来てから、ずっとしゃべり続けている。学校のこと、友達のこと、昨日のゴーのこと。ゴーのことはかなり気にしていた。というか、ゴーの気持ちがわからん、といっていた。アイボンはアイボンなりに、客観的にゴーのことみてたんや、と聞いていてびっくりした。 家のことも話していた。お母さん、お父さん、とても今いそがしいようで、言葉は文句を言ってるが心配しているのが分かった。自分が淋しいとかを一定越えて、親のことにも思いを少し寄せているのを感じた。 5年生、昨年とは違う内面の成長に本当にドキドキする時がある。10歳の大きい成長の壁を必死で乗り越えていくのをまじかで見せてもらい、ある意味感動の今年度・・。 お好み焼きが焼けてきた。一太郎も到着。足を痛められたという。電車の特別ダイヤの時刻表を張り替えるバイトをされていたそうだ。思ったほど、日給がよくないのでちょっとびっくりだった。本当に水曜日、きちんと来て下さって助かっています。ありがとうございます。 ナッチがそのリン、シオリンを連れてなだれ込んできた。大騒ぎ!ジャガも「つかれたあ」といって帰室。選挙管理委員らしく、もうすぐ投票日なので会議をもっていたらしい。「選管より、会長立候補の方がよかったんちゃうん?」「なんでやねん。ああいうのはいややの」ということらしい(笑) おやつ後、リードやジーコは外に行きたくてうずうずしていたが5年3人組が、かなりの学校への不満、それもスジが通っている不満をがんがん訴え出す。一太郎も聞いてくれて、時々アドバイスしてくれていた。「手紙に書いてもっていってみ!」と一太郎。「私もそう思う。こんなところで怒ってたって何にも変わらんで」まっせん。 「ほんなら一太郎が書いてやあ」「なんで俺がかかなあかんねん!」「でもお前らが書いたのとわからんやろなあ。字きたないからなあ」(爆!) 3学期終るまでにみんなでかこうや。けんかを売る手紙と違うし、先生に自分たちの気持ちぶつけてみたら、先生も自分の気持ちぶつけてくれるかもしれへんし。 聞いていたジーコたちも外に出て行って、宿題をしに帰っていたウユーも帰ってきて(おやつで帰るといってたが、もどってきたぞ)みんなで外にでる。雨降りの日だったが、ほぼ止んでいて、これくらいなら平気で外にでるわれらなのだ。 ジャガは公文の宿題、分数の足し算(−も入った中学生レベル)のやり方教えてくれ!と一太郎に聞き出した。まっせンも加わったが結局ジャガの主張が正しく、参りました!そして、いきなり算数の教科書をだしてきて、折り紙をおって、はさみを入れて、「できた!」としっかり教科書どおりの‘型‘を作っていた。気がつくとだれもいなかった(笑) 今週はずっとキックである。男子は昨日の雪辱か、かなり元気である。一太郎も入っているので、勝ち目ありとみたのだろう。 それにしても、またおもしろいキックだった。もう吉本新喜劇の世界をなんども見せてもらった。だって、打順無理やり変えて、打とうとするからそれを後全員が止めに入って、落ち着いたと思ったらまた乱入で、ベース付近の笑乱闘は再開。女子は守りながら、「あほちゃう・・」とその光景を見守るのだった。笑うしかなかった(笑!!) 結果は、しかし最終回に男子がついに得点。まっせんのいちゃもんもあったが(?)おもしろく、男子も雪辱を果たし無事終了。 今週、マリオはぶれいくしている。ゴーはやはり来なかった(連絡はちゃんとあった)。 |
|
ほかほかの焼きうどんを届けに、ホームへ。留守番はジーコとリード。頼んだぞ。 学校の運動場に行くと、ホームの子だけでなくランドセルをげた箱前において、いっぱい子どもが遊んでいる。どの子がホームの子かわからないくらいだ。その中に、汗いっぱいで走り回るって笑いまくっているナッチ発見。友だちとケイドロをやっているらしい。いい顔。思い切り遊んで帰って来てください。 秘密基地に帰ると、靴が一つ増えていた。でも人間は増えていない。おかしいな? 「ははっ!ははははは!!くっ・・、くくく」とロフトから声が。ジャガだった。「帰っとったんかいな?」「そうや!まっせんみてみ、これめちゃおもろい」と寝転がって読んでいた漫画を渡してくれる。最近、‘こち亀‘を読んでは大笑いしている。その様子をみんながみて大笑いするほどだ。大笑いするというのは、いいことだ。 今日の秘密基地はこの後、満員御礼になる。マリオだけお休みで後全員出席に加え、ゴーが3人の友達を連れてきたからだ。 来てすぐにゴーは「なあ、今日何して遊ぶ?」と言う。「なんでもいいで」「キックしよ」「うん、ええんちゃうん?」そういって、むこうにいってしまった。 その後彼女たちは、殆ど顔をあげずに4人で固まりひたすらプリクラ帳にはった膨大な自分たちのプリクラを見せあいしているのだった。まあ、とにかくすごい枚数だ。「今度茶髪にしたるねん」とか何かもう高校生のような口癖でぼそぼそとしゃべっている。 こちらはリードとのへぼ将棋中(私がへぼということですよ!)。なっちとアイボンは例のカードあそび。ジーコとウユー、ジャガはブラックジャックに夢中。ケイも遅れて帰ってきた。こちらが動なら、あちらは静。なんどか、話し掛けるもののすぐにプリクラの世界に帰ってしまうのだ。 「なあ、そのプリクラ代は誰が払ってるの?すごいお金とちがうん?」顔を見合わせ「・・・・・・・」「だって一回300円くらいするやろ。すごい枚数やからさ」「・・・・・・」「いや別にいいねんけどな」と言う具合になかなか乗ってこない。 「なあ、ゴーって学校でどんなかんじ?」としつこく聞くまっせん。やっと乗って来た。「普通。すっごく普通やで」と3人とも口々にいう。「普通って、なにが普通なん?」「とにかくまったく普通やの」「もっとうるさい子はいっぱいいるってこと?」「そうそう」「ふーん・・」 そして、公園へ出かけることに。「キックするんやろ?」と聞くと、「わからん」とぞろぞろでていくゴー一行様。なんかこう覇気がないんだよなあ。うん。 公園へ。それぞれ遊び始めていたが、キックといっていたので声をかけてみると、みんなでやろうということになり、チームを決める。でも、ゴー一行がこないので、「どうするの?やらへんのお?」と叫ぶと、固まって話している。結局「しない」とぼそっといって、また4人で自転車で走り出した。帰るわけではない。「ゴーたちがやろうって言ったからやるんやでー!」とわざといってやったが、反応なし。どうもよく分からん。 ケイ、アイボン、ナッチが「今日のゴー、いつもと全然ちがうよなあ」と話している。「うん、声の大きさなんか、いつもの3分の一やな」「なんで一緒にあそばへんのになかよしにきたんやろなあ」「あの友達がキックいややっていうてるんと違う?」「ほんまやな、わからん・・・・」 そこに4年のA君、西君、H君、がきて、一緒にやることに。おっ、なんとカリスマも久々に後ろから顔をみせた。久しぶりやなあ。チームはアイボン、ナッチ、まっせんとカリスマ、A君、H君。ジャガ、ウユー、リード、ジーコ、ケイ、西君プラスゲン坊。(ゲン坊は都合で保育園を休んでいて合流させてもらいました) アイボンチームの打撃が好調。特にサッカーをしているA君、H君の蹴りかたはすごく、カリスマもあいかわらずの口撃?と蹴りの強さで、ヒットに次ぐヒット。とどめはなんといってもアイボンの満塁ホームラン!いやあ、やっぱりアイボンはすごい! 当然、ジャガチームは(というかジャガが)イライラとしはじめ、エラーまで出始め、どつぼにはまるのであった。しかし、なんとかこらえ、なかなかいい試合。 途中ピッチャー・ジャガとバッター・カリスマの口撃合戦は聞きものであった。「うるさいんじゃ!だまれ!」「どの口がいうとるんじゃ!だまれ」「俺らのほう負けてるんやぞ!」「俺らのほう勝ってるんじゃ!」 相変わらず、カリスマはやはりカリスマなのであった(笑)君の毒舌には私も参る!まあ、時々一緒に遊ぼうや。 試合は5時15分。ゲームセット。おもしろかった!みんな気をつけて帰ってや。ジャガ「今からくもんやあ」A君「もういってきたもん」いってらっしゃい!ふと見ると、まだゴーたちがいる。 「気をつけて帰りや」ゴーに言うと、消えるような声で「うん」。ともだち3人に「今日のゴーって声の大きさが全然いつもとちがったわあ」と言ってみた。「まあいつもは今日の3倍は出てるなあ、声」「ゴーってさ、全然普通じゃないで、なかよしでは」とも言ってみた。「どう普通じゃないの?」と1人の子が聞いてきた。「すごいいい子やねんとにかく。どこにでもいないでえ」みんな顔を見合わせている。 さあ、明日は「休むわ!」か「行ってあげるわ」かどちらの電話が入るかな。今日、ゴーが友達を連れてきて、何をしたかったのか、何を見せたかったのか、ゆっくり考えてみようと思う。 |
|
今日から給食、そして5時間授業。さあ、ペースを取り戻していってや、みんな! さすがに昨日までとは違い、「居残りやった」「むかつくー」と疲れた顔したり、怒りながら帰ってきたり一気に違う顔をみせる子ども達。 「体重測る時、2学期はちゃんと女の子の気持ちわかってだまって書いてくれてたのに、今日は最悪!大きな声で体重みんなの前で言わんといて欲しいわ!全然、分かってない!」「キックしたけど全然おもろない。バスケしても何してもおもろない。‘もっと走れ!‘とか‘そこいけえ!‘とか言うてほしいわ。子どもだけでやらしてるだけやん」ナカナカ痛烈なご批判である。 「先生!もっと一緒になって燃えてください!とか言うてみいよ」「そんなん言えるか!」難しいなあ・・。でも、言ってみんとわからんぞ。 今日は、カセットコンロに焼き網をのせてまずはするめを焼く。「おいしそう・・」ジーコとアイボンは焼けていくするめを見つめる。その後は、かつおしょうゆをつけておもちを焼いた。大好評だった!おいしかったようだ。 ジャガは「今日はIとこに行く」といって帰ってきたが、しばらくすると「やっぱり今日はいかんとなかよしおるわ」といって、断りの電話を入れていた。もちもするめもいらん。昨日のカレーを食べるという。 遅れて帰ってきたウユーも一緒。りんごだけでいい、といったままロフトでひたすらキャプテン翼を読みふける。りんごを食べにおりて来ただけで、ずーっとずーっと読んでいた。 4時半になって「今日は外で遊ばへんの?」「うん!」といってて、みんなでアイボン持参のモー娘。しりとりトランプをする。なかなかおもしろい。頭の中が動いているのがわかるようなカードゲーム。とても単純なルール。必死でやり続けた。 ナッチとジャガが何度も言い合いになり(学校でもなっちの教室にきて「ナッチちゃーん」とかジャガが言ったらしくナッチはいややったらしい)「いいかげんにし!」と何度も間に割ってはいる。どうも、ジャガ今日はイライラ度が高いぞ。トランプしりとりやってても、足がずっと動いていておかしな音を立てるので足を何回もさすってやった。最初は嫌がっていたが、後半はさするとその足は落ち着いていた(笑) カードはおもしろかった。あっという間に5時。ちょっとだけ、ノックするか?と言うと、ジャガがのってきた。 ウユーがほとんど語らず漫画をひたすら読んで帰っていった。なにか気になり帰り道を追いかけた。「足痛いんか?」と聞くと、「うん、右足」といって帰っていった。こんな日もあるだろう。足はもしかしたら、大縄のしすぎかも・・。(かなり頑張ってたんで) 結局、じゃがと一騎打ち。いい当たり結構連発。夕暮れノック。久しぶりのいい振りを見せてもらった。去年、緑園でやってた時と全然違うなあ。うまくなってる。「じゃあな、ばいばい!」笑って帰れた。よかった。 追伸 気になってたことが全部解消されて、ゲン坊のお迎えに気持ちよく向かえたのでした。ゴー、電話ありがとう。 |
|
明日から給食が始まる。はや短縮授業最終日。昼のメニューはどうしようかと考えたが、この間、まだカレーは今年食べてへんなあ、という誰かの声を思い出し、カレーに決めた。ただし、セレクトメニューで、カレーライスかカレーうどんを選べることにした。おまけは、鶏肉の野菜まきとみかん。 昨日、着ていたジャンバーやコートを脱ぎすてんとハンガーにかけようや、とみんなで話した。昨日、何も言われんでも、くせでハンガーに上着をかけていたのがアイボンとウユーの2人だけ。「これってすごい大事なことやで」と言ってたからかどうか、分からないが、今日一番に帰ってきたマリオ、秘密基地にきて初めて!ジャンバーを自分でハンガーにかけている。その上、リードが脱ぎ捨てていたジャンバーまでさりげにかけてあげようとしている!「マリオ!もう涙が出るくらいうれしい!」とアイボンに「そんなに興奮せんでも」とあきれられながら喜んだ一幕であった(笑) 「おなかすいたあ」一人一人帰ってくる。「カレーや!」がほとんどの反応でほっとする。うどんをセレクトする子が少なかったのは意外だったが、おかわりでうどんもあっという間になくなってしまった。 カレーをよそっている時、ゴーから電話が入る。昨日「明日もいってあげるわ!」といっていたけど、大体外で思い切り遊べて、気持ちのよかった日の翌日はゴーは来ない。「しまった!私としたことが、みんなとはしゃいで夢中になって遊んでしまった・・・。あかんやん!」と夢中で遊んだ自分を恥ずかしいと思ってしまうようだ。昨日の大縄、ほんまに必死になって汗流してやってたゴー。それで、普通、それでいいのになあ。 「今日、休むから」「明日から給食やから休むから」「なかよしいくの、めんどいから休む」「ビデオみてるほうがずっとまし」やはり予想通り、言ってきた。「わかった。まあ、でもいつでも待ってるから気が向いたらおいでや来るんやで」「いや、多分、絶対いかへん」「(ため息・・・)まあとにかく来たくなったらいつでもおいで!」といって電話を切る。あまりの予想通りのゴーのアクションに自分でも絶句。 食べながらのお話。ジャガが今日もK君の家に遊びにいくというので「やっぱりゲームしてるん?」と聞くとそうらしい。それも今日は2軒はしごで行くという。1軒目では、ゲームボーイアドバンスをみんなが持ち寄りなんとか(どうしても名前が思い出せない)というゲームをしているそうだ。4.5人集まって、6年生もいるらしい。どんな内容なん?と聞いてみた。 コンピューターと悪玉ウイルスの闘い。ウイルスの種類は多様で、強さもさまざま。そのウイルスが、教室ジャックやバスジャック?といった世の中をお騒がせする事件を引き起こす。その事件を解決する為のアドベンチャー?ゲームで(シュミレーションではないらしい)一番強い悪玉をやっつけたらゲームオーバー。(まちがっていたら修正してや) 分かるようで、よく分からんかった。ウイルスが教室ジャックする、というのがなんかいやな感じがした。「まっせんにはわからんやろ。無理や」と言われてしまった。分かりたくもないけど、みんながこのゲームに夢中になる気持ちが分かりたいなあと思って聞いてみたのだ。 4時からは別の家で、今度は‘仮面ライダーアギトゲーム‘をするという。これは単純で、次々現れる怪人をアギトがやっつける、というゲームらしい。 「みんなそうやって誰かのうちに集まって長い時間ゲームしてるんやなあ」「ええやんけ別に。自由にしたいことしにいって、何かあるときや外で遊びたい時は帰ってきたらいいって、まっせんいっつも言うてるやん!あかんのか?」「あかんいうてへんやん。ジャガは外で遊びたい時はなかよしもあるし、野球もあるやろけど、ほんとにずーっとゲームだけ少ない友達と家の中で毎日やってる子は、可哀想やと思っただけや」 立派にジャガと指導員のディべートができた。「ゲームの是非について」こんなテーマで大人対子どもで大ディべート大会なんかしてみたいなあ。 他のことでも、少し説教じみたことを言った指導員に「ええやん。ここではなんでも出したいんや。ここはそういう場所やの!」とパシッと言い切られてしまった。そうやったな。口うるさい大人はみんなには必要なかった。反省や。 ジャガとマリオを見送り、公園へ。おお!子どもが今日はいっぱい!うれしいなあ!「こんなにおったら遊ばれへん!前公園いこ!」「なんでえ、みんなで大縄したらいいやん」「いやあ!」鼻を曲げる女子であった。おっと、へそを曲げるでした(大爆!) 今日来る予定の一太郎に貼り手紙をして、前公園へ行く。前公園には、人っ子一人いなくて、ハトが群がっているだけ。バットとボールでノック&バックホームをし始めた男子。ケイ「キックしたい。キックしたい」と呪文のようにいい続ける。「みんなに言うたらええやん」「キックしよおやあ!!!!」叫んだケイ。男子で唯一、ジーコが反応してくれた。「いいで、しよおや」この一言で、みんな動き出した。ちょうど一太郎も到着。 かなりおもしろいキックベースになったことはいうまでもない。指導員にはいまだリードのこの言葉が耳から離れない。「まっせん!思い切り走らなあかんやんかあ!!」(大笑!大爆!)すみません!でも、ええあたりもあって打点できたで、許せ! 夕方は少し人気がなくなった公園でやはり大縄。あれ!?ゴーがおるやん!「来て上げたわ。まっせん」と何事もなかったように笑っている。よかった、よかった、よう出てきた。そりゃあ、昨日あれだけおもしろかった大縄、やりたくなるよ。 一太郎と指導員にその後えんえん縄を廻させ、記録に挑戦する子どもたちであった。 「絶対!これで最後!」「もう一回やらしてーや」「やろやろ!」今日も5時をまわっても、この叫び声が公園に響いておりました。 |
|
今日は始業式。みんな元気に登校出来たかなあ。リクエストの昼食、たこ焼きとおにぎり、大根いり味噌汁を用意して帰りを待つ。 ジャガ元気に帰ってくる。「いっちばーん!」。ほっとする。‘キャプテン翼‘を読みきるために、即ロフトの漫画スペースに登っていった。少年野球のキャプテンである彼はまさしく‘キャプテン‘である。しかし、読んだあとの本を一向にもとに戻さず積み重ねてるので、女子に「読んだらもとにもどし!」と文句を言われている。キャプテンはつらい(笑)。 しかし、今日もいきなりケイとジャガは立たされたそうだ。始業式早々、おいおいおい。。。まったく悪かったとか、はっきり言って思っていない様子。こういう態度をみると、普通余計大人は腹が立って「なんやあ!その態度は!」とつい怒鳴りたくなるだろう。でも、そういう対応には、子どもは確実にまた反応してまた大人を怒らせるようなことをして「立たせてみろ!」と挑発してくるはず。 このお互い疲れるむなしい連鎖反応を繰り返さないような‘何か‘を3学期で見つけてほしいと願う。‘何か‘とは、やはり‘信頼‘か?当事者でないのでまったく無責任発言かもしれないが本当にそう思っている。彼らはそういう連鎖を楽しんでいる反面とてもいらついて疲れているように感じるから。 ケイとマリオがひたすらたこ焼きを焼いてくれる。この二人が作ると必ず、一個激辛のたこ焼きが焼きあがる。ケイに言わせると、この激辛たこやきは‘なかよし伝統の味‘になるそうだ。いつも食べるのは指導員(涙)。 今日もおにぎりを何個食べるかでもめ、味噌汁が熱すぎる!と文句を言いながらも、すっかりきれいに食べきってくれる。気持ちがいい! 何かのことから、マリオが「まっせん、‘情けは人のためあらず‘って意味知ってるか?」と聞くので、「知ってるよ。一応ね」と返すと、他の子達が「情けない子がいてますよ、って言う意味か?」(爆)とかいうので、「マリオ、説明したって!」と頼む。 一回目は茶化してうるさくする子もいたので、「ちゃんと聞こえへんやろ、だまれ」とかウユーが怒って指導員も「そうや。ちゃんと聞いてみ。ためになるでえ」と再度の‘マリオことわざ講義‘が開始される。 「人に情けをかけると、その人を助けることになるけど、その人からもまた自分に情けを返してもらえるから、結局自分にも得になる、ってことや」一同一瞬シーン。「情けってなに?」 そして、ジャガは友達と遊ぶといって帰っていった。なんとか?という、ゲームにどうも夢中のようで、ジャガはK君宅へ出かけた。明日どんなゲームか聞いてやろ。 そして、我らは今日も公園にでていく。今日も公園には誰もいない。管理人さんが以前管理人日記に赤い字で書かれていたが、同じ思いだ。「子ども達、外で遊ぼうよ!」 いったいみんな何して遊んでるんだろう。低学年の子さえいないんだもの。ただの1人も子どもがいない公園は淋しすぎる。クリスマスやお正月に手に入ったゲームに飽きたらまた戻ってくるのかな? 今日も女子vs男子対抗キックベースから開始だ。かなり白熱した。女子は最近めっきりダッシュの効かない(涙)まっせんをピッチャーに起用するという作戦に出た。一塁にナッチ、外野を5年女子3人が固める。男子も若干ダッシュ力に不安がある(?)マリオをピッチャーに起用。リード、ジーコ、ウユーで外野守備をしっかり固める作戦をとってきた。7回裏表、プレイボール! ナッチの大空振り(大爆)は緊張の場面を和ませ、その後の守備で、3アウト全部ファールをナッチが受けるというツキまで呼んだ。命名‘しあわせのナッチ‘(大爆!) 男子は‘ちょろい‘と思っていた女子軍が結構やることに驚き、中盤から真剣に作戦を練り始める。これだけでも女子軍は大満足!結果は男子が大差で勝ったのだが、なかなかどうしておもしろい試合。気がつけば、3時半。おやつを食べに秘密基地へ帰る。みんな遊びきった同士、すごい爽快感だった(これほんと)。 秘密基地では、なぜか‘こっくりさん‘の話になり呪いがつく、という脅しも効かずに、「一回だけやってみよ」と男子の要望もあり、やってみることに。こっくりさんって知ってますか?10円玉が勝手に動き回るのです(?)ケイと指導員が押さえた10円玉は恐ろしいほど動いた・・・・(恐!)もうやめとこ(笑)。 そして、また夕方公園にでて、今度は大縄スリルに挑戦。一回遅れて、一回跳ぶ、を守りながら、先頭が走っていく方向と行動の通りについていき、遅れずに跳ぶ。という遊び。もうめちゃくちゃ走る子ども達。ジャンバーも脱いで、ハアハアいいながらも止めない。指導員はひたすら縄をまわすのだが、みんなの走力に脱帽。男子は3人八の字にも挑戦していた。 最後に全員が失敗しないで、跳び切る為に5時をすぎているのに、「もう一回!絶対最後!」といってみんなで挑戦している。もうリードなんかひっくり返ってどろどろ。そして、ついに苦闘していたゴーがクリアして、見事成功! またまたかなりの達成感と爽快感。これがこの子達のいったい‘何‘になると聞かれると具体的には答えられないが、きっと目に見えない‘何か‘がこの子達の‘生きる力‘としてちょっぴり蓄えられたと思うのだ。 1人では決して味わえないこの‘何か‘になかよしは支えられていると思う。‘動‘の場面でも、‘静‘の場面でもいつも1人ではないから、何かが創られていくような気がする。 今日も長くてごめんなさい。 |
|
シンと冷えた空気の中、朝8時55分、ごみを出していると自転車の止まる音がした。見ると、リードだ。「わあ!元気そうヤん!リード!」思わず手を振っていた。振られたリードが照れていた(笑)。お母さんの実家の北海道に帰省の為、冬休みに入った日から顔を見ていなかったので、約2週間ぶり。北海道のお土産をいっぱい持ってきてくれた。ありがとうございます。 次々とみんな元気な顔を見せはじめた。しっかりりっぱに準指導員のニイヤンも到着。本当に年末もいてくれないとどうしようもない場面が何度もあり助かった。今日一日よろしく! みんなこたつにはいって、やまちゃんとケイだけが宿題を出したが、皆はコタツを中心に輪になりお話開始。話題はやはり‘お年玉‘。 「全部で4万円やったで」 一同「えー!!!うそー!!!」「私3万円」「それ大人に預けんと使えるん?」「まあ一応預けてるけどな」「俺なんか2千円、3千円の積み重ね(爆)、やっと一万八千円・・・」(十分や・・・まっせん)「見せてももらえんとお父さんに全部とられた・・」「全部貯金してくれてな、3千円だけは使っていいねん」「むこうが2人子どもがおってな、お母さんが5千円ずつあげたんやで。それやのに、俺になんぼやと思う?2千やぞお!!おかしいやんけー!」(そういうおかしいことも我慢せなあかんこともある!・・まっせん)まあ、いずれにしても、数万円単位でもらったお年玉、使うにしても、貯めるにしても、その重さをかみしてほしい。 次なる話題は、そのお年玉でアイボンが買った‘ある物‘を当てることに移った。ゴー、オーちゃん、やまちゃんは答えを知っていて、分からない我らをいたぶって楽しんでいる(笑) お値段は6000円。たて約15センチ、よこ約2.5センチ。ヒントー男はまず持ってない。オカマならもっているかも(爆)大人が持っていたらかなり変。学校に持っていったら怒られる。ダイエーで買った。??????????。さて、なんでしょう。暇つぶしにお考え下さい!(答えはアイボンのかばんの中) 今日一日をどう過ごすか決めようとするが、ナカナカ決まらない。ジーコ、ウユーが遅れてお昼にくるのでそれも考えて予定をたててと5年に頼むが久々の再開ですぐしゃべりだし、まったく集中しない。 しかしなんとか決まる。お昼ごはんはみんなで作る。ジーコとウユーの分は作っておいて、帰ってきたらすぐにどこかに出かける。 宿題は殆どみんなやっていて、じゃあとにかく昼食準備まで、外に遊びに行こう!と外に出る。「えー、さむいやん・・・」無視して外に引っ張り出す(笑)。 しかし、確かに寒い。確かに、きっと家に1人でいたらこたつにもぐりこんでゲームでもしたくなるだろう。でもみんなでいると、なんとか外に出れる。外に出ればこっちのもの。静まり返っていたひとけのない公園が一気に賑やかになった。 野球打ちっぱなし、縄跳び、サッカー、フリスビー、おにごと好きなことを各自でやっていたが、そのうち形になってきたのがフリスビー。いつの間にか、‘フリスビー選手権‘が始まっていた。前日、新年1試合目の少年野球の試合で、ぼこぼこにやられた!といっていたジャガ、しばらく秘密基地で漫画を読んでいたが遅れてやってきて選手権に参加。そこに、ウユーも登場。早くにやってこれたんや。男子とケイ、ニイヤン、指導員で結構盛り上がりだす。 ゴー、アイボン、オーちゃん、やまちゃんは鬼ごっこをしていたが、こっちが賑やかなのが気になり、いつの間にかベンチで退屈そうに座りだした。「やろうやあ!」と誘うけれど「いやですねえ!」とゴーが言うと、ほかの子も従わざるおえない雰囲気で入ってこない。入ってやってみたいと思っているのが分かるのだ。新年早々の女子同士の(5年中心)心の葛藤、闘い選手権がどうやら開始のようだ(笑)。 そのうち、買い物隊のケイ、オーちゃん、やまちゃんがスーパーに出かける。無事に役目を果たし、帰ってくる。ここで、公園はニイヤンにまかせて指導員はお昼の仕込みに帰る。ニイヤンに「なんか一つでもみんなで遊べるもん仕掛けてみてくれへん?」と頼んでいく。ゴーたちの様子はニイヤンにも伝わったようだ。昼ごはん作り隊は「遊ぶー!」とかたずけ隊に入るといって遊び続ける。 しかし、秘密基地に帰って用意をしているとウユーとジャガが帰ってきた。「つくり隊やります!」と勇んで帰ってきた。「かたずけは嫌です!」と聞こえてくるようだった(笑)。 2人でつまみ食いもしながら、野菜きり、かまぼこきり、配膳などなかなか頑張っていた。楽しい準備&おしゃべりだったね! 昼食。メニューは‘野菜いっぱいうどん&トッピングにてんぷらときつね‘デザートはゼリー。いっぱい遊んだ身体に暖かいなべのうどんはなんともうれしくておいしい。あの後、結局みんなでケイドロをしたそうだ。ニイヤン、素晴らしい指導員ですよ。ありがとう。遊びきれて気持ちよかったのが、ゴーたちを見ていてよくわかった。 かたずけ隊はゴーとアイボンが机の上のものを運びかたずける役。ジーコがスポンジで洗う、ニイヤンがすすぐ、リードがふきんで拭く、という分担をしてくれた、とてもスムーズできれいにかたずいた。 みんなで作って、みんなで食べて、みんなでかたずける。とても気持ちのいいものです。 長くなったが、午後からも、‘壮絶!百人一首‘‘人生ゲーム‘‘坊主めくり大会‘など部屋遊びも楽しんで、おやつはみんなのお土産の各地名産品に舌鼓を打ち、(みなさん、おみやげ、ありがとうございました!)夕方、またまた公園で、流行の大縄(かなりおもしろくて身体があったまる!)キックで5時過ぎまで、遊び倒しました。公園にはやはり子どもは来ない一日だった。 オーちゃんが「キックはしたくない!」とはっきりみんなの前で意見をいってくれるようになった冬休み。「大縄がしたい」と大騒ぎの中ではっきり何回も言ってたなあ。えらかったよ!また一緒に遊ぼうな! そしてやまちゃん。夏休みの思い出を共有しているみんなとの距離はまったくなくその存在感は大きくて、楽しくて、おもしろいままで、春も会えたらいいなあ。みんなで見送った。 ジャガが今ごろ1学期の時の嫌な思い出を話していた。大人の他愛無い行動や言動は子どもの心を傷つけるんだなあ、と聞いていて腹が立ったり、考えさせられたり・・。改めて自分にも戒めた。そして、乳児なら嫌なことがあればすぐに泣いて知らせてくるが、この子達は、すぐに信号を出さず、もう、辛抱したりためたり、流したりできる、大人への第一歩を踏み出そうとしているんだなあ、と感じた。「頑張って明日元気に学校いくんやで!」「オッケー」と手を挙げて、ジャガは少し早めに帰った。妙に大人びて見えた。でも明日にはもうギャグ連発でまたみんなを笑わせて元気になってるジャガが見える。だから、子どもって大好きだ! 長くなりましたが、2002年無事にスタートしたなかよし。今年もどうかたくさんの方に見守っていただけますよう、どうぞよろしくお願いします! |
|
2002年が明けました。 「今日はめちゃくちゃおもしろかったなあ!」「明日が早く来ないかなあ」今日あったことにしっかり満足して、訪れる日に期待や夢をもてる、そんな子どもにとっては当たり前に訪れるべき‘いい日‘を、一日でも多く子ども達が過ごせますように・・・。 そして、決して元気な世の中とはいえない中、日々忙しく働き、雑事に追われる私たち大人も子どもに負けないくらい、毎日を元気に過ごしたいものですね。納得できる毎日を自分で創る!そうすることが‘素敵な親の後姿‘を子ども達にみせる一番の近道のような気がします。 本年もどうぞよろしくお願い致します。 |