林檎夫人

早いものね 時間の流れは矢のごとし
すっかり二人は煮込まれてる
懐かしき 転がってた日々
ゆらゆらと・・・

あの時分アタシは不安の渦の中
どうにかアンタの気を引くように
三日三晩 踊りなさいと
言ってたっけ・・・

小指の隣の指で
ダンナはアンタと決めた☆

つまびいておくれよ もっと
その細い指で
トランペットの音にハモって
この赤い林檎を