Eggな世界の生物図鑑

 From Furuta (日本の動物コレクション) 

 レッドデータブック:国または地域ごとに、絶滅危惧生物をリストし、
各種の現状を調査した報告書によると、平成5年現在、植物では約6分の1、動物では
4分の1もの種が、絶滅の危機に在ります。

 野生生物はだだその1種だけで生きているのではなく,
生態系の中で他の動植物と互いに深くかかわり合いながら
生きています。

 ある種が絶滅を心配しなくてはならないほど減少すれば、
他の生態系にも大きな影響がおよびますし、逆に自然環境が
破壊されたりして生態系が不安定にあれば、多くの種が
絶滅化への道を突き進むことにもなりかねません。

 ですから、現在の日本でこんなにも多くの野生生物が絶滅の危機に
瀕していると言うことは地域の生態系や生物相の崩壊が全国規模で、急速に
進みつつあることの裏返しでも在ると考えられる。
(日本の絶滅危惧生物より引用)
 

 希少動物、絶滅危惧動物などを紹介し、保護について考えてみたいと思っています。
続々と新しい珍しい生物が登場しますご期待ください。


 

 004 テン(冬毛) 食肉目 イタチ科
本州、四国、九州、対馬に分布するが、最近は北海道に野生化している
冬に顔が白く、体が黄色になるもの

キテンと呼ばれて特に美しい。
木登りが得意でリス鳥などの小動物、他果実類も好物

 008 ノウサギ(ウサギ目 ウサギ科)
 本州〜九州の野原や林にすむ、夏毛 は全身茶褐色で、 冬毛は地域によっては白くなる物と白 くならないものがある。
 ペット(アナウサギ)と異なり、巣穴は作らず。  北海道のユキウサギとは別種とされている。日本固有種

 地域個体群 local population
地域的に孤立している個体群で絶滅の恐れがあるもの特別記念物

 011ニホンカモシカ(偶蹄目 ウシ科)
 本州以南の低山〜山岳地帯の森林にすみ、大きな群れは作らず、単独でも生活することが多い。オスもメスも短い角を持ち、 鹿のような外見上の差 はない。現在、四国九州のものは特に数が 少ないとされている。

 044モモンガ(げっ歯目 リス科)
本州、四国,九州の山地で見られる小型のリスの仲間。北海道の エゾモモンガとは 別種で 本土モモンガと呼ばれることもある。
手足の間にある皮膜を使って 木から木へ滑空する ことが出来る。
夜行性で目が大きいのも特色。
日本固有種。

 
希少種 Rare 固体数が少なく、ハビット(生活環境)が局限されるなど、存続基盤が脆弱な種。
 015 オキナワノボリトカゲ(トカゲ目 オガマ科)  奄美,沖縄に住むリュウキュウキノボリトカゲの1種、尾が長く  オスの体色は美しい緑色だが、体色を変えることもできる。  アリなどの昆虫を食べている

 危急種 Vulnerable 絶滅の危険が増大している種
 048 琉球ヤマガメ(カメ目 ヌマガメ科)
 山地の湿った場所を好み、ほとんど水に入らない亀で、 沖縄、久米島などに居り陸にいる亀
 日本固有種で、国の
天然記念物
 

 037 カブトガニ(剣尾目 カブトガニ科)
生きた化石として有名で、瀬戸内海、九州北部の砂浜に  たくさん住んでいたが 現在海岸工事 などで棲家が減り、  急速に数を減らしている。甲羅の下にある足で砂底を探り、ゴカイなどの小動物を食べている。

 039ウサギコウモリ(翼種目 ヒナコウモリ科)
おもに中部地方より北に住んでいる小型のこうもり。
名前のとおり耳が大きいのが特徴、昼間は木の穴や洞 穴 に隠れているが、
 人家の隙間などに入っていることでもな

 047ビワコオオナマズ(ナマズ目 ナマズ科)
 琵琶湖特産のナマズで全長1mにもなる大型種、昼間は深い湖底にいて、
 夜になると水面近くまで上がっきて魚を捕らえて食べるが、
 詳しい生態は不明

 043タガメ(カメムシ目 コオイムシ科)
 日本最大の水生昆虫、水田や溜池、用水路などに住み、植物の茂みに潜んで、
 魚やカエルなどを 待ち伏せて捕らえる水の上に突き出た木や草などに
 卵をかためて産み、オスが卵を守る。

 
 007クサガメ(カメ目 ムマガメ科)
 本州〜九州の川や池などにすむ。メスの方が大型になり,甲長30センチを
 超えることもある。イシガメよりは水質悪化に強く、平地に住むため、
 在来のカメの中では、最も普通に見られる種類。現在は「ゼニガメ」として 売られている
 

 045コブシメ(ユウイカ目 ユウイカ科)
 西南の日本のさんご礁に住むユウイカの仲間で、胴体部だけで50センチにもなる最大種。 肉食で魚やえびなどを捕らえて食べ、秋から春のかけての ペアを つくりサンゴのすき間に産卵する。


絶滅危惧種 endangered 絶滅の危機に瀕している種 特別記念物
 003トキ(コウノトリ目 トキ科)
 かつては日本国中の水田や池などにたくさん住んでいた。魚などの水生動物を食べ  木の上に巣を作り繁殖する。明治以降、乱獲と環境悪化により、あっという間に  絶滅の危機 陥った。
現在、野生の朱鷺は日本から消えている。

                     


0021キビタキ(スズメ目 ヒタキ科)夏鳥として山地の林にやってくる美しい小鳥、オスは黄色・オレンジ・黒の派手な色をしているが、メスは褐色で地味。主に山に住むが、渡りの季節には町や公園などでも見られるようになる。

希少種 Rare 固体数が少なく、ハビット(生活環境)が局限されるなど、存続基盤が脆弱な種。
002ヤマネ(げっ歯目 ヤマネ科)
本州・四国・九州の山地の森に住む
体長7〜8cmの小動物。樹上性で昆虫や木の実・果実などを食べる冬は体をボール状に丸めて冬眠する日本固有種  
天然記念物


061イノシシ(仔)(偶蹄目イノシシ科)東北・北陸以南の本州・四国・九州・南西諸島に住む。春から秋にかけて1〜2回仔を産む、仔には縞模様があり、「ウリ坊」と呼ばれている。頑丈な鼻を使い地面を掘り返して
餌をあさる。


063アナグマ(食肉目イタチ科)
本州・四国・九州の山林に住む大型のイタチの仲間。名前とおり、長い爪で地中にトンネルを掘り、住家にし
ている雑食性で昆虫や小動物の他、果実などを食べる。ヨーロッパのアナグマに比べて体色が薄いのが特徴
 

066ヌートリア(げっ歯目 ヌートリア科)
岡山・兵庫・愛知などの水辺に住む大型のネズミで全長が90cm以上になる。南アメリカ原産の動物で、日本へは毛皮目的で輸入され、逃げ出したものが帰化している後肢にみずかきがあり、泳ぎがうまい。主に夜行性で水辺の植物を食べている。

危急種 Vulnerable 絶滅の危険が増大している種
053アマノクロウサギ(ウサギ目 ウサギ科)奄美大島、徳之島だけに住む野生のウサギ。全身が黒褐色で他のウサギに比べ耳や足が短く爪は大きい。夜行性で地面に穴を掘って巣を作る。特別天然記念物


068シマヘビ(ヘビ亜目 ナミヘビ科)北海道から九州にかけて普通に見られるヘビ。4本のはっきりした黒い縞をもつが体色は地域により多少異なる。水田や草地などにすみ、カエルやトカゲ、その他の小動物を食べる



050スッポン(カメ目 シッポン科)本州以南の河川に住むカメ、甲羅はやわらかく首が長く、水底の砂や泥の中に潜って魚などを待ち伏せして捕らえる。日光浴をする他は陸に上がることは少ない