Liparis


  • Liparis condylobulbon

2004−2−8撮影(上下とも)
2004−2−7ベルプラザにて購入 500円
さいたま蘭展に行ったが1000円以下で欲しい株は即売会に出ていないのでそばにあるベルプラザに足を伸ばしたところ、この株に行き当たった。問題は一つ、この手の地味な品種にしては交配種のような品種名がカタカナでラベルに書いてある。拡大してみるとどうもつぼみのようだ。開花すると紫色の小さな花が咲く、というのであれば話はわかるが、おそらく緑色か白、または茶色の地味な花であろう。ということは原種ではあるまいか。生産者はビジネスなのですべてがランの愛好家ではあるまい。調べ方の不足かも知れないが品種の同定とは難しい限りである。専門家であれば花粉隗の数・形状という有力な手があるのであろうが、素人では花と草姿がせいぜいだ。生産者が自分を明らかにするCoel.incurvumのような対応が待ち遠しい。

2/11 インターネットで品種を同定すべく調べると株の形からはLiparis condylobulbon が考えられるようだ。開花すればさらにはっきりすると思う。ほかにも似た草姿の品種を探してみよう。

2/15 さらにネットを調べると育て方が見えてきた。最低温度は12℃、湿度を好むとある。東南アジア、サモア、フィジー、ニューギニアまで広く分布している。こういうページにたどり着くまでがまでが大変なのだ。オーストラリア野生蘭協会である。

2/21 やっと開花が始まった。ずい柱の先端のオレンジ色など、比較用の写真と比べてLiparis condylobulbonであることを確信した。あまりに花が小さすぎて詳細は私の肉眼では確認できず、クローズアップ写真を撮って比較した。遠目には開花してもしなくても大きな相違は無いように見える。

3/6 ルイスサンダーというラベルが付いていたが、関西でも同じ品種名のものが出回っているという。これは交配種なのだろうか。

4/4 花も終わり、新芽が一つ膨らみ始めたがバルブがしなびて来た。根ぐされかもしれないので乾き気味に管理している。

6/27 やっと新芽が伸び始め、新芽から根も伸び始めた。

7/24 新芽が2つ3cmほどに伸びた。バルブもふくらみを取り戻し復調したようだ。

  • Liparis kumokiri

2004−6−26撮影
2004−6−25 天城湯ヶ島町で購入 300円
和名クモキリソウがそのまま学名になっている在来種の蘭。花は盛りを過ぎ、一部は受粉して子房が膨らみ始めている。プラ鉢にヤマゴケで3株植え込んである。

8/15 特に弱るでもなく、変化が見られない。




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