どうやって虫をつかまえるの?

ウツボカズラが虫をつかまえるしくみはどんなでしょう。

 上のしゃしんはウツボカズラのふくろを、たてにきったものです。
 まず左のしゃしん。上のほうにふたがついていますね。このふたのうらや、ふくろの口のまわりから、あまいミツが出ていて虫をおびきよせています。ふくろの入口はとてもすべりやすいので、ミツをなめにきた虫はあしをすべらせて中におちてしまいます。
 このふくろの中ですが、色が上と下とでちがっていますね。上は赤いのですが、よく見るとすこーしひょうめんが白っぽいとおもいます。これは、ひょうめんがロウのようになっていてすべりやすく、おちた虫がのぼれないようになっているのです。

 つぎに右のしゃしんは、ふくろの下のぶぶんを大きくしたものです。
 ひかって見えるのは、ぬれているからで、この下のぶぶんにはいつも「しょうかえき」がたまっています。黒く見えるのはおっこちた虫で、やわらかいところはすっかりしょうかされて、かたいカラだけがのこっています。
 ふくろはみどり色ですが、よく見るとひょうめんにぶつぶつがあるのがわかるとおもいます。ウツボカズラはこのぶつぶつから、虫のえいようぶんをすいとっているのです。

かんさつしてみよう!

・どんな虫がおちているかな?
・しょうかえきは、ふつうの水とどんなちがいがあるかな?
・虫が落ちると、ふたがしまるのかな?

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